手話教室8日目

前々から感じていた「教科書と教師2人の手話がそれぞれ違う問題」について、第8回目までくると、あまり違和感を感じなくなってきた。慣れって怖い。

この手話はたくさん種類がある、そういうものだといわれると、「へえ、そうなんだ」などとスルっと納得し認識し始めてきたように思う。

結局は「口話」が合っていれば通じるのだ。

今日は「バスでどのくらいかかる?」などの距離や料金の手話を覚えた。
それから1日の説明。
何時に起きて何時にご飯を食べたとかそういうものの表し方、伝え方等。
尚、ちゃんと覚えたかというと、自身のことながらはなはだ疑問は残る。

次の講義は指文字をたくさん使うから覚えてくるようにというお達しがあった。指文字だけは日本共通で人によって違うということはないから安心しろとも言っていた。

家に帰ってからテキストを確認すると「ハツ、カルビ」などの肉の名前が並ぶ。予習をしようとテキストの最後に張り付けてある指文字一覧を見ても、絵が小さすぎてあまりわからない。
指文字一覧と言っても、手よりも女の人の顔の方が大きいのだ。
同じ顔がずらりと並ぶ「指文字一覧」を見ると、少し困惑してしまう。

気を取り直して、テキストの最後までをざっと確認する。
するとどうだろう。はじめのころは意味が分からなかった手話テキストの内容が大まかに理解できるようになっていた。
しかも、講習会の間に教えてもらった手話が後の方にも出てくる。
『あ、これも習ったぞ』というページが幾つもあった。

もしかしたら第8回目あたりが講習内容難易度のピークかもしれない。
そんな希望すら見えてくる。


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