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作品を繰り返し観ること

少し前に映画を早送りで映画やドラマを観る人が増えてるって記事を書いたんですが、今回は同じ作品を何度も観ることは意味があるのかという話し。

知識を浅く広く持つべきか、
深く狭く持つべきかはどちらとも言えない。
一つの映画をトコトン突き詰めた知識を持った人は、
映画全般の知識を持っている人を広く浅いと思うし、
そもそも映画の知識があまり無い人はどちらも深く狭いと思う。

どっちが偉いわけでもないので、ぶっちゃけどっちでも言いと思う。

そんな私が繰り返し観ることのメリットを挙げるとすれば、
①面白い作品ならもう一度面白い時間を過ごしたいから
②一回でわからなかった作品なら理解したいから
③新しい発見をしたり、考えを見出したりする。
この3点だと思う。

①は至ってシンプル。面白いから時間ができた時に観たり、読み返したりする
②単に特定の映画や本、作品を観たとしても一回じゃわかんないから何度も観る。
初見で観た自分に自分ながら自信がないからもう一回観る。
③が一番大事で。
一度しか見てない作品って私は直感的な感想や目立つシーンの概要などしか読み解けない。
しかし繰り返し見ると違う発見があったり
細かな部分も気づき始める。

勧善懲悪の映画を観て、何度も見ていくうちに正義とされる側の行動に正義と言っていいのか?みたいな行動があったり。
そうなると悪側の役のバックボーンを実際の歴史を調べてみると歴史的な背景があったり。
ってことはこれって片側の主人公は単に自分の身近で起きた悪に毅然と立ち向かってるだけだけど、
悪側は今まで何十年も虐げられてきてその復讐や自らの立場の脱却のための行動なんだなとわかると、
悪側のやったことも悪とは言え何か方法がなかったのか考えたり。

そんなことが分かった上で自分の人生にはどう落とし込めるだろうと考えると。

自分から見ると奇異に感じる他人の行動も本人からしたら過去に裏打ちされた根拠のもとにやってることかもしれないからやっぱり面倒でも聞いてみるって大事だよなーとか。

でも他人に迷惑かけない行動で世間に自分の立場を伝えられない環境って生じちゃうよなー。

とかなんとか。
作品を観てただの感想で終わらせないで自分に何かしらでも落とし込んだり、
細かな気づきの瞬間に使ったりすることが大事なんじゃないのかなって思ったりして繰り返し観てる。

私は子どもがいるのだが、
家でほぼ毎日同じおかあさんと一緒のコンテンツが流れてる。
観る気はないけど目には入るので観てる。

繰り返し流れてるので繰り返し観てると
あれ?この歌の時の体操のお姉さん、なんか顔元気ないな、、他の歌の時もっと笑顔が良いのに、、
とか気づいちゃうからね。

いやまぁそれがどーってことではないんだけど。
繰り返し見過ぎて体操のお姉さんの体調の微細な変化もわかるようになる。
これが繰り返しの真骨頂!

まぁ実際問題確認取ってないからわからんけど( ˘ω˘ )

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