あの子の犬生について妹と話したこと

あの子が亡くなったあの晩、妹に亡くなった時の様子や、今後のこと。両親の様子について電話で話をしました。

あの子が亡くなってしまったことは悲しいし、寂しい。妹は看取ることができなかったことも悔しい。

でも、長生きすることが本当に幸せなのだろうか。
痛い、苦しい思いをこの先もするのであれば、楽になって良かったとも思う。

私も妹も順調にいけば人生のパートナーになり得るかな?という人がいて

さらに妹は来月から今よりも遠くに引っ越す。

単身赴任だった父も帰ってきた。

家族の生活が変わるこのタイミングで良かったんじゃないか
私たち姉妹の成長を見届けてくれたんじゃないか

私たち姉妹は外見も中身も正反対ですが、妙に似ているときがあります。
今回も感じていたこと、考えていたことが一致していました。

表在性壊死性皮膚炎(肝皮膚症候群)は恐ろしい病気です。

治療する薬はない。
肝臓の機能が低下するため、食欲も低下する
肝臓は悪くなっても症状が出にくいため、発見が遅れる
名前の通り、皮膚が壊死する。

皮膚の症状が本当に可哀そうでした。
最初は手足の皮膚が固くなって肉球がひどく乾燥してぼろぼろになるような状態に

その後はお尻が荒れて、常にべたべたしており、排せつも難しそうでした。
もちろん身体にも広がって毛が抜けて真っ赤にただれる

痛そうで可哀そうで塗り薬を塗ってもあまり効果はなくて

もしこの子がもっと長生きして、全身にこの症状が広がっていたら、、、
そんなの生きる方が辛い

もう限界だったのだと思います。

妹も亡くなる前にテレビ電話で姿を見て、名前を呼んだら、ちゃんと反応をしていたそうです。

あの子も満足したんじゃないかな。
みんなに会えたし、もう十分って思ったのかな

「もう少し頑張りたかった」って私は思ったけど、もういっぱい頑張ったんやよね

いっぱい可愛がられて、大事にされて、甘やかされて
家に来て幸せだった時間が圧倒的に多かったはず
決して可哀そうな犬生ではなかったと思う

どの家庭もそうだと思いますが、今までにいろんな問題が勃発してました。

あの子がいなかったら家族はバラバラになっていたかもしれない
私たちも苗字が変わっていたかもしれない

あの子は我が家のセラピードッグやったよね。

この先大丈夫かなぁ
ママのペットロスも心配やけど、夫婦間も心配や

娘たちの心配は募るばかり、、、

いつか犬を迎えたいってなっても反対はしないでおこう。
これからは夫婦2人の生活になるんやで好きなようにしてもらおう

と妹とあの子の犬生と今後の実家の生活についてすり合わせをしました。

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