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2021/06/20

ちょっと前の事ですがスマホのゲーム『二ノ 国:Cross Worlds』の利用規約が騒ぎになっていました。
どういうものだったかというと、利用規約の中の個人情報の収集についての記載の中に住所、メールアドレスだけでなく、銀行口座番号(通帳の写し)、TIN(マイナンバー)を商品の決済、イベント若しくは商品のプロモーションへの参加の際にお客様に入力をして頂く場合があるとの記載があり、更に、個人情報の提供についての記載では個人情報をデータ保護法制のない第三国に提供する場合あるとされていたという事です。
それに加えて準拠法の記載ではサービス規約は大韓民国の法従うとされ、問題が起こった場合訴訟はソウル地方法院にて行われるという事です。
さすがに、これはどうなんですかね、まあ、プレゼントなどの発送とかを考えれば本名や住所が必要になるのは分かりますが、銀行口座番号やマイナンバーはどういった場面で必要になるんでしょうか、全然思いつかないです。
商売をするのなら口座番号はわかるんですが、そもそも、ゲームをするのに必要になる場面に出くわしたことがないですし、マイナンバーに至っては自分は確定申告くらいしか必要になった場面がないです。
それに、口座番号ではなくて口座番号の写しなんですよね、要は通帳の表紙のコピーなんでしょうが、これこそ何で?ってなります。
で、それを収集して第三国に渡す場合があると・・・
うーん、これはちょっとどころか、ものすごく怖いです。
これの怖いところは、二ノ国って名前だけで飛びつく可能性があるという事です。二ノ国は日本のlevel5という会社のゲームで過去に2作発表されています。1作目はスタジオジブリが関わっているので大変話題になったゲームでもあります。
ただ、このスマホアプリはlevel5は原作・監修となっていて開発運営が韓国のネットマーブルという会社になっています。
という事は、おそらく韓国の会社が許可をもらって作成したもので、日本のlevel5側は殆ど関わっていないんじゃないでしょうか。もちろんブランドイメージを守るために最低限のチェックはしているでしょうが・・・
そういう訳でトラブルがあった場合には韓国の裁判所で争うという事なんでしょう。
とはいえ、日本で展開しているアプリで問題が起こっても日本で解決できないのはそれこそ問題があると思いますし、これってものすごく危ない事だと思います。
こういう事が出来るのならば、こういった個人情報に関しての法律が緩い国から発信すれば、どうにでも出来るという事になりますし、日本で違法でもその国では合法という事も考えられます。
法律に詳しくないのでわからないのですが、これが法律の穴というわけでなくて、実際はそんな事にはならないと思いたいのですが、どうなんでしょうか?
ただ、自分なんかはこういった利用規約を読まずに進めてしまうタイプなので騒動にならなかったら気付かないと思うので非常に怖いです。
この騒動を受けて個人情報の規約が改正されたそうですが、その他の問題になった部分はまだそのままという事なので、自分はこのゲームには手を出さないと思います。なんか、この運営会社は信用できないですね。

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