2021/01/19

昨日書いた大学共通テストでマスクで鼻を覆う事を拒否して失格になった受験生の話が詳しく報道されていたのですが、40代男性という事でビックリです。
受験生という事で、18歳から20歳くらいだと思い込んでいました。
確かに、大学は何歳からでも入れるので様々な年齢の人がいてもおかしくないのですが・・・

イメージ的には高い年齢から大学に行く人って、高校を卒業してからすぐにはいる人よりも、何を学びたいのかという明確な目的をもっている人が多いような気がしてましたから、そういう点でもなんか違和感がありました。
ただ、記事を見てみると、試験官に注意されている時にスマホで撮影していたという事ですし、退室を命じられた後にもトイレに立てこもって最終的に警察によって排除され逮捕された、という事なので、試験を受けるのが目的ではなかったのではないかな、と思います。撮影していたという事は迷惑系Youtuberを想起させますし。

とはいえ、やったことは迷惑なだけでは済まないです、特に同じ教室で受験した受験生は災難だったことと思います。
自分が心配なのは、これで、年齢が高くなった人が受験をしようとしたときに、変な目で見られないかという事です。
大学は本来、学びたくなったらいつでも入って学ぶものだ思うのですが、日本の大学は高校の延長線上の意味合いが強く、更には就職に必要なものどころか、職業訓練校のような立ち位置にすらなってきています。
昔は専門校しかなかったような学部が増えているのもその様な流れによるものでなのでしょう。
本来はそういう区別をする為に、将来就きたい職業に必要な知識を学びたい人は専門学校にいくというようになっていたと思うのですが、大学を卒業していないと雇ってくれない会社が増えたからなのでしょう。

個人的には大学は知識欲を満たしたり、何かを突き詰めて研究したいという人が通うもので、勉強があまり好きではない人はいったん就職してから、学びたくなったら入学して勉強するという形が本人の為にもいいと思うんですが、今はそうじゃないんですよね、かつては働きながら学びたい人の為にほとんどの大学で2部(夜間)の学部がありましたが、今はほぼ、なくなっています。代わりに通信制の学部が増えていますが、通信制で勉強するには通学生よりも大変だと思います。勉強時時間が多く取れる人やそういう勉強慣れしている人にはいいかもしれませんが、今まで勉強していなかったけど、やっぱり勉強したいと思い立った人や、働きながらという人は厳しいと思います。
大学改革というならそういう部分にも目を向けてほしいなと思います。

話がそれましたが、今回の件は、40代の人物が引き起こしたということで、年齢がいってから学びたく受験をする人たちが偏見を持たれるような事となったら、非常に罪深いと思うんです。





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