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2024/06/23

ここのところ気温が高くなってきて、今年の夏もものすごく暑くなりそうな感じですが、サウジアラビアではイスラム教の聖地であるメッカへの巡礼で熱中症による死者が1100人を超えているそうです。
どうやらサウジアラビアでは気温が50度を超えていたそうで、そんな気温だと外に出ただけでも熱中症になってしまいそうな感じがします。
ただ、それでも1100人は多すぎるような気がします。
以前、メッカの巡礼の写真を見たことがあるのですが、とんでもない人数の人がひしめき合っていたので、気温が50度以上の中でそんな状況だったらそりゃ、熱中症の人も続出するような気もします。屋外なのでクーラーもないでしょうし、体調が悪くなっても人が多くて身動きがとれなかったら、どうしようもないでしょうし・・・
ただ、この件に関して、サウジアラビアはわが国には落ち度はなかったと言っているそうです。
どうやら、この巡礼って、国ごとに人数が割り当てられていて、抽選で決まるそうなんですが、この巡礼の許可が抽選であたった正規巡礼者の他に許可をえていない非正規巡礼者もいるそうで、熱中症で死亡した人の多くが非正規巡礼者なんだそうです。
正規巡礼者には冷房を備えたテントなど、巡礼を支援するために用意された施設があり、水を配り、暑さが最も厳しい午前10時から午後4時までは屋外に出ないように呼び掛けられていたそうですが、非正規巡礼者は冷房の備わったテントもないそうですし、バスも値段が高い事もあるそうですが、基本的には正規巡礼者の為のものなのだそうで、歩いて聖地へ向かうんだそうですが、50度以上炎天下の中、徒歩で何キロも歩くというのは自殺行為みたいなもので、疲労で路肩に倒れ、そのまま動かなくなった巡礼者もいたそうです。
そんな感じだったら、非正規巡礼者の多くが熱中症で亡くなったというのはわかりますが、それにしても、そんな気温の中無理に行くというのが信じられません。
宗教的なものだから、自分の命も関係なくやらなければいけないという事なのかもしれませんが、それでも、こんなになくなる人が出ないようにすることが出来たと思うんですよね。
それにしても、50度なんて想像がつかないですが、日本もそんな気温になる日が来るんですかね・・・


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