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2021/06/26

宮内庁長官が「天皇陛下がオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大に繋がらないかご懸念されていると拝察する」と述べた事で天皇陛下がオリンピック開催に反対していると騒ぎになっています。
これって、オリンピックの開催云々を抜きにしてもかなりまずい事なんじゃないかと思います。
憲法4条には天皇についての条文となっていますが、これによって政治にかかわるどころか、それを匂わせるような発言もしないように相当気を使っているはずです。
オリンピックは政治案件じゃないという記事もありますが、自分は国会で議論されているし、毎日の様に首相がオリンピックについて問われているような状況で政治とは関係ないとは言えないと思います。
そもそも、多額の税金が投入されていますし、そういった理念は現状を見るに理想でしかないのかもしれないと思います。
そういうことを考えても天皇陛下がオリンピックの開催中止について言及をする事はないと思います。
宮内庁長官は「陛下から直接そういうお言葉を聞いたことない。そこは誤解ないように」と言っていますし、この件についても「陛下はそうお考えではないかと、私は思っています」と言っていて、言ってはいなけれど、こう思っていると気持ちを代弁したような形になっています。
この部分はものすごく問題だと思います。
これが通れば、いくらでも言ってはいないけれどもこう思っているだろうと思いますとすることができます。これって、天皇の政治利用につながると思いますし、非常に危険な事だと思います。
現に、この発言で天皇陛下も中止してほしいと言っているのだから中止すべきだというような発言をする人も出てきています。
こういうような状況にならないように、宮内庁が動かなければならないのに、そのトップがあおるような事をするなんて、思慮が足りなさすぎるような気がしますが・・・・

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