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2024/05/10

今年の2月に大阪で美人局にあった大学生がビルで脅されて転落した事件がありましたが、犯人の一人である高校生の15歳の少年の裁判が大阪家庭裁判所で行われたそうです。
この事件は主犯格が13歳の中学生で、この高校生は事件当日に呼び出されたという事だったようですが、それでも、事件に加担しているわけですし、それなりの罰は受けるべきだと思うのですが、家庭裁判所の判決は「監禁の故意は認められない」として刑事裁判の無罪に当たる不処分だったそうです。
さすがに、減刑はされたとしても無罪はないだろって思ってしまうのですが、裁判所の判決によると、事件は犯人の少年らはビルの外階段6階踊り場に男子大学生を誘い込んだ上、踊り場やエレベーターに立ちふさがり、上に逃げた男子大学生を追いかけていて、こうした行為は客観的に換金に当たるんだそうですが、「少年はもともとビルに入ったことがなく、6階より上に逃げ場がないと認識していたとはいえない」として、故意の立証が不十分と判断して無罪に当たる不処分となったという事です。
こんなの被害者遺族にとっては納得できないんじゃないかって気がしてしまいます。
犯人が6階以上に逃げ場はないって認識していなかったから無罪?って事は下見せずに現場がどうなっているかわかないで犯行を行った方が罪は軽くなるどころか無罪になるって事なんですかね?
まあ、これが未成年じゃなかったらこんな判決ではないような気がしますが、それにしてもそれはないだろって気がしてしまいます。
そもそも、6階以上がないってわかっていようがいまいが、下に逃げないように上の階に追い込んで逃げ場をなくしているわけですし、素人考えではさすがに無罪ではないように思えるんですが、法律家的には無罪って事なんですよね・・・・
この事件って、主犯の中学生は刑事責任を問える年齢に達していないわけですし、被害者遺族にとってはどこに怒りをぶつけていいのかわからない状況なんじゃないかと思ってしまいますし、本当に被害者よりも犯罪者にやさしい感じがします。
そもそも、刑事責任を問える年齢に達していなくても、悪いとわかっていてやっている事だったら刑事責任を追及するべきだと思いますし、重大犯罪だったら年齢関係ないと思うんですよね。
それでも、殺人を犯そうがなんだろうが未成年は保護すべきだというなら、保護責任のある保護者が罪に問われるべき様な感じがします。
確か、アメリカで子供が起こした事件で親の責任で有罪判決が出たという事件がありましたが、同じように、子供に罪が問えないんだったら親が責任を取るべきだと思うんですよね。
そうでないと、責任を取るべき人がいないと、被害者はいつまでたっても事件から解放されないような気がするんですよね。


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