見出し画像

2021/09/26

熊本県にある高校が漫画学科を設置するというそうです。
この学校は熊本県立高森高校というそうなのですが、近年定員80人に対して入学生徒が30~40人と、定員割れが進んでいたという事です。
ただ、この高校がある高森町には高校がこの高森高校しかなく、町唯一の高校を存続させるための方策だという事です。
高森町はコアミックス社という漫画雑誌の出版社と「エンターテインメント業界と連携したまちづくりと地域の新産業創出の協同実施に関する協定」を結んでいて、会社の協力を得て漫画学科の設立となったとのことで、この漫画雑誌の連載作家が作画や漫画独自の表現方法を教えてくれるという事です。
その教えてくれる漫画家としてあがっているのが、原哲夫氏や北条司氏という事なのですが、これって、それこそ40代くらいの世代には物凄く羨ましいという人が多いんじゃないかと思うくらいのビッグネームなんですが、今のこれから高校生になるような世代的にはどうなんでしょう?
それはともかくとして、高校でこういう学科っていうのはちょっと疑問に思います、これって、結局は高校に行って勉強というよりは将来的にやりたい仕事の技術を学びに行くような場になってしまっていますよね、なんか、そこの部分には線を引くべきじゃないかなと思ってしまいます。
よく、学校の勉強は社会で何の役に立つの?とか、こんなことを学んでも役に立たないのだから、社会で役に立つ実践的な事を教えるべきとかいう話を聞きますが、自分は、そういった社会で役に立つものや技術みたいなものは基本的には自分が学校外で自分の意思で学ぶようなものだと思っています。
そうでないと身につかないと思いますし、それって学校で学ぶものなんだろうかっていう疑問もあります。
私の考えですが、そういった仕事上の技術を学ぶのならばそれこそ専門学校や職業訓練校のような所なのではないのかなと思います。
普通の高校などの学校はあくまでも学問としての勉強をする場で、やりたいことが決まっていて、そういった勉強をしたくなくて、仕事の技術を学んで、即働きたいという人は専門学校や職業訓練校といった分け方をするべきなんじゃないかと思います。
特に今は高校無償化も進んでいるわけですし、それだけに余計にそう思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?