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2023/06/07

大阪府が新型コロナの無料検査に関して不正申請が発覚したことを明らかにしました。
これは一昨年の12月から今年3月に実施したコロナ無料検査を行った370事業者のうち、従業員などから情報提供があった業者と不自然に補助金規模が大きな業者等15事業者を対象に立ち入り検査したところ10事業者で疑義があり、修正申告をさせたうえで調査を行った所、修正後も不適正な申請が7事業者で見られ不正申請と判断したそうで、不適正とされた申請額は42.8億円だったそうです。
不正の手口としては「検査をしていないのに、したかのように水増ししている。抗原検査とPCR検査の一つしかしていないのに、2つしたことになっている」というような感じだそうですが、それにしても7事業者で42.8億円という事は単純計算でも1事業者6億円以上となりますが、あまりにも酷すぎるように思えます。
つい先日も近畿日本ツーリストが大阪府などに対しコロナワクチン業務の委託料などを過大請求していた問題で家宅捜査されましたが、近畿日本ツーリストの不正請求は疑義がある事案が80自治体に上り、不正請求額は最大で14億7000万円に上るとみられているそうです。
こんな、誰もが知っているような有名企業まで不正請求をしているなんて呆れてしまいますが、金額も酷すぎます。
何年か前から、コロナ時の持続化給付金の不正受給者が逮捕されていますが、その人たちの不正受給額がかわいく見えるような金額です。
大阪府は無料検査の不正受給に関して、今回調査した15事業所だけでなく、残りの355事業所も調査をすると表明していますが、大阪でこれだけあるとすると、他の県もおそらく同じような不正申請がたくさんあるんじゃないかって思ってしまいます。
誰もが、コロナ禍で大変な思いをしてきたわけですし、それに関した事業でとんでもない金額を手に入れようとするような所は返金したら終わりとかで済ませないで欲しいように思ってしまいます。
ただ、これは氷山の一角で逃げ切ってしまうのも多いんだろうなって気がします。



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