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機械学習モデルをNetronで可視化してみる

Netronとは、機械学習モデルを可視化するツールです。
ONNXやTensorFlow、Kerasなどのモデルをグラフィカルに表示してくれ、各レイヤーで行われている処理やパラメータ、処理の順番などを理解するのに役立ちます。
PCにインストールするアプリ版とWeb版があります。

さっそく前回作成したYOLOv8nのONNXモデルをNetronで見てみましょう。

※前回の記事はこちら。

※因みに、ONNX形式に変換する前のYOLOv8nのモデルはPyTorchのフレームワークなので拡張子は .pt になっています。NetronではPyTorchモデルも可視化できるのですが、ONNX形式のほうが処理のフローが分かりやすく可視化されます。

前回の記事で作成した学習モデル


Netronのサイトにアクセスします。

「Open Model…」からONNXモデルを開くと、このように可視化されます。(層が深いので全て表示しきれませんが…)

ONNXモデル

各レイヤーをクリックすると、処理のタイプや属性、入力情報などを確認できます。

ONNXモデル


因みにONNXに変換する前のPyTorchモデルはこんな感じです。

PyTorchモデル

やはりONNX形式に変換したほうが、処理フローが分かりやすく可視化されるので良いですね。

以上です。

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