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中学受験で分かったこと


まずはじめに。

我が家には3人の子供がいます。1番上と真ん中の子は地元の公立中学校に通ったのですが、1番下の子は今年の中学受験にチャレンジしました。私達夫婦も学生時代は公立中学校に通っていたので、我が家では初の中学受験へのチャレンジとなりました。

その時の親子のドタバタ劇がこちらの記事になります。

では、本題に移ります。

中学受験に対し、はじめは全く無知だった私が、子供の中学受験を通して分かったことを書いていきたいと思います。今後、中学受験を考えておられる方々のお役に立てれば幸いです。

それではどうぞ。


1.塾の費用

まずは1番気になるお金の話から。
とにかくお金が掛かるので覚悟しておいてください。塾の費用は塾によってまちまち且つ、科目数によっても違いますが、うちの子の場合はこんな感じでした。

  • 通常月:8万円/月

  • 春期・夏期・冬期講習のある月:13~15万円/月

この金額が早い人であれば小学4年生から、遅くても小学5年生から毎月発生します。

余談ですが我が家の場合、3歳違いで3人の子供がいた為、3人とも受験生というとんでもない年でした。(大学受験と高校受験と中学受験)
3人の塾費の合計は、通常月で約20万円春期・夏期・冬期講習のある月は約35~40万円でした。兄弟姉妹がいるご家庭の場合、他の子達の塾費も考慮して家計の設計を行う必要があります。


2.塾選び

塾選びというと通常は『個別指導 or 集団受講』や『講師の質』などを想像すると思います。これらは表に見える選択肢なので分かりやすいですよね。(講師の質も、ネットの口コミをなどを見ればある程度把握することができるので)

意外と見落としがちなのが、塾(塾を運営しているグループ会社)が持っている各中学校とのコネクションと情報量です。

これは私も知らなかったのですが、私立中学校と塾って密接に繋がっています。コネクション力(りょく)がある塾であれば、例えば特定の中学校から現役の先生を塾に招き、学校説明や受験対策の話をしてもらうことができます。その他にも、学校から様々な情報を直接仕入れたり、ちょっとした口利きなどもあります。

このコネクションと情報量は、塾ごと(塾を運営しているグループ会社ごと)に違います。
※例えば「○○塾は△△中学校とのコネクションが強い」など

よって、超難関校を目指している子は、超難関校とのコネクションを持つ塾に通う傾向が強いです。勿論そういう塾は授業のレベルも高く、そして塾費も高くなります。
※因みに「1」で書いた我が家の塾費ですが、超難関校ではなく難関校と呼ばれる中学校を目指す子が多く集まる塾でした。

塾の選択は難しいと思いますが、可能であれば、目指している学校とのコネクションが強い塾を選ぶのが良いと思います。


3.「勉強しろ」と言わない

我が家では子供に「勉強しろ」と言ったことがありません。

心配して「勉強しろ」と言いたくなる時もある、というのは分かりますが、言ったからといって子供が勉強するようになるわけではないと思います。

小学6年生にもなると、子供は表には出さなくとも、塾で相当なプレッシャーを感じながら勉強しているはずです。なので家で更に親からも「勉強しろ」とプレッシャーを掛けられると、受験を迎える途中でバテてしまいます。

実際に受験が終わり、第一志望校に合格したあと、塾の先生からこう言われました。
「○○さん(私)は、お子さんに勉強しろと言わなかったり、プレッシャーを与えなかったことが良かったんだと思います。口を出される親御さんが多いのですが、逆効果になってしまうことのほうが多いんです

今振り返ってみても、「勉強しろ」と言わなかったことは本当に良かったなと思います。


4.親が率先して勉強する

これは先ほどの「3」と関連することですが、もし子供に「勉強しろ」と言うのであれば、まずは親自身が普段から家で勉強しているかが重要になってきます。親が家でだらだらと時間を過ごしているのに子供に「勉強しろ」と言っても、「自分はいつもだらだらしているくせに」と思われ、逆効果になるだけです。

逆に、普段から親が率先して勉強や読書をしていると、子供は自然と勉強するようになります。親も子供も勉強するのが当たり前の雰囲気を作ることが大切です。
私は、家で親が楽しんで勉強している姿を見せることを意識していました。子供は親の姿を冷静に観察しています。

つまり、「3」と「4」はセットであり、まず「4」があってこそ「3」が成立します。


5.自分を責めない、後悔しない

受験が終わり、もし不合格となってしまった時について書きます。

頑張ったお子さんを責める親はまずいないと思いますが、やってしまいがちなのが、親である自分自身を責めたり後悔する行為です。子供に対し「あの時、もっと○○してあげれば良かった」という後悔が必ずわいてきます。

ですが、絶対に自分を責めてはいけません! 後悔の念がわいてきたら心の奥底に無理矢理にでも閉じ込めましょう!

親であるアナタも今まで相当頑張ってきたはずです。もし残念な結果となっても、「全然たいしたことないよ!」と子供の前で振る舞い、お子さんだけでなく自分自身も褒めてやりましょう




以上、如何でしたでしょうか。
中学受験は親にとっても子供にとっても相当なハードゲームですが、これから中学受験を考えておられる方々に、少しでも参考になればと思います。

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