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マチュピチュ

2024/4/27 マチュピチュは迷路

マチュピチュのチケットの取得方法はいくつかあるが、私は慎重派なので2カ月くらい前に公式サイトで購入しておいた。旅程を細かく決めていない長期旅行者はクスコのツアー会社で購入する人もいるみたい。
マチュピチュ内は4つのルート(サーキット)に分かれており、ヘッダー写真にもしている、よく見るマチュピチュを上から見下ろす形の写真が撮れるのはサーキット1か2。2の方が遺跡全体を回ることができるので一番人気のルート。事前にチケットを取っておかないと売り切れると聞いていたので早めに購入した。

3と4は遺跡の下側からの入場になるため、この写真は撮ることができない。とはいえ、昨日宿でお姉さまに見せてもらった下側からの写真も魅力的だったので、写真の構図に拘らないのであれば3か4でも十分楽しめると思う。
サーキット4は、マチュピチュだけを回るチケットの他に、ワイナピチュの入山がセットになったチケットもある。ワイナピチュも登りたかったのでこちらは明日のチケットとして購入済み。ワイナピチュは一日に登れる人数を制限しているとのことで、こちらも旅程が決まっているのであれば事前に購入していくことが勧められているらしい。

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マチュピチュチケット
・サーキット1(上からマチュピチュを見下ろす写真が撮れる、短いコース)
・サーキット2(上からマチュピチュを見下ろす写真が撮れる、長いコース)←本日のチケット, 152ソル(8時入場)
・サーキット3(遺跡の下の方のみが見られるコース)
・サーキット4(遺跡の下の方のみが見られるコース。3と4も少しルートが異なる)
・サーキット4+ワイナピチュ←明日のチケット, 200ソル(7時入場)
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公式サイトで購入するとメールアドレス宛にQRコードが発行されるので、プリントアウトして日本から大事に持って行く。

アグアスカリエンテスからマチュピチュへは10分おきにシャトルバスが出ているけど、ここでもやはり「簡単に辿り着けたら面白くない」という気持ちが出てきて歩きで向かう。

街を出てマチュピチュに向かう山の麓まで行くと、関所のような小さな小屋があり、門番にパスポートとQRが記載されたチケットを見せる。空港のチェックよりよほど時間をかけてじっくり確認されるので、何か不備あるのかな?ここまで来てまさかのマチュピチュ行けない??とめちゃくちゃ不安になったけど、問題はなかったようで入山のお許しが出た。よかった…。

事前にGoogle Mapでルート検索したときは徒歩2時間と出たけど、実際に歩き出すと、すぐに車と徒歩で道が分かれていることがわかった。トレッキングルートで行けば1時間で着くらしい。2時間かかると思って気合入れて5時半に宿を出たんだど、これは時間持て余すな(笑)

黒がバスが通る道、緑がトレッキングルート
歩くならおおよそ1時間ですよ、と

Tシャツじゃ寒いかと思ってフリースを持ってきたが、思ったより坂道が険しくてすぐに暑くなり、フリースは完全に邪魔者になる。

こんな石段が1時間続く。
手前の階段は石壁からにょきっと出ている状態。どうやって作ったの?

石段を登り続けると、だんだんと周りの山々が見渡せる高さまで標高が上がってくる。よく「アンデスの険しい山々」という表現を聞くけれど、実際にアンデスの山に囲まれてみると険しいという言葉がぴったりなのが分かる。トレッキングルートは草木に囲まれているのであとどれくらいでゴールなのかが見えないが、突如笛の音が聞こえてきて、それがゴールの合図だった。汗だくで息も切れ切れで聞く笛の音はまるでサライのよう。

2時間かかる想定で宿を出てきたので、自分のチケットの入場時間まで1時間ほど待ちぼうけ。地球の歩き方でも読んで時間を潰すことにする。

ゴールするとすぐに遺跡入り口。手前はルート3と4、奥がルート1と2の入り口。

8時になり、ようやく入場!

すぐに段々畑が見えてきてテンション上がる!
入場してもしばらく上り階段。足の疲労が…。

入場すると、間もなくワイナピチュと段々畑が見えてくる。アグアスカリエンテスやさっきまで登っていたトレッキングコースからは全く見えない隠れた位置に存在するマチュピチュ。これだけ隠れていれば400年もの間見つからないのも納得という思いと、そんなマチュピチュを発見したハイラム・ビンガムへの畏敬の念が込み上げる。

農作物を育てていた段々畑
リャマの首ってそんな曲がるの?

一つ落とし穴だったのは、遺跡の中が複雑でルートを示す立て札もまばらなので、いくつか見たいスポットをスキップしてしまったこと…。
明日のサーキット4でもカバーされているスポットは明日リベンジすればいいとして、今日のチケットでしか見られないスポットでの見落としが悔しい。遺跡の中でも道がいくつか分岐していたので正しいルートが判別できなかった。他の観光客で立て札が見えなかったとろこもあるんだろうな。しかも基本的に遺跡内は一方通行なので、後から「あそこ見てない!」と気付いても時すでに遅し。
パンフレットもないし、遺跡入り口の各サーキットのルートを説明する看板は日焼けで真っ白になっていた(´;ω;`)笑

遺跡の見どころや歴史は事前に調べていたのでガイドは不要と思っていたけど、道案内役としてのガイドは必要だったように思う(ガイドがいなくても迷わないようにしてくれ~とは思うが)。私以外にも迷ってしまっている人はちらほらいたので、これからマチュピチュに行く人はネットでルートをプリントアウトして持って行くことを推奨します。ネットの地図も見づらいんだけどね。中にはせっかくサーキット2のチケットを取ったのに展望エリアへの行き方がわからなくて撮りたい写真が撮れなかったという人も。

この写真を撮れる展望エリアに行くルートが謎過ぎた。迷子注意!
子どものころからの夢が叶った!
コンドルの神殿

遺跡の一部はまだ修復が済んでおらず、崩れているところや作業中の箇所も。発見後にも多くの時間と人手を費やして今の形ができていることがわかる。

手前はまだ修復されていない部分。

途中意図せずして見どころをスキップしてしまったりもしたけど、ゆっくり歩いて4時間くらいかかった。本来のルートを辿れていたらもう少し長くかかるので、広大な遺跡。

ずっとここにいたいけど明日も来るので遺跡を後にして、出入り口のカフェでお昼ご飯。朝ごはんがバナナ1本だったからお腹空いた!お昼はポークサンドとチチャモラーダ。チチャモラーダは、紫トウモロコシと果物を一緒に煮込んだジュース。さっぱりしていて美味しい。

美味しいけどこれで合計38ソルはめちゃ高い。

帰りもトレッキングルートを歩いて戻る。行きよりは楽だけどお昼になって虫が増えた。登ってくる人が息を切らしているのと対照的にスイスイ下る。
明日はワイナピチュに登るのでさすがにトレッキングコースは使わずバスで行くことにする。

アグアスカリエンテスに戻ってバスのチケット売り場に行き、往復90ソルでチケットを購入。ペルーのお札は200ソル、100、50、20、10とあるが、100ソル札を出すと必ず透かしを確認される。そんなに偽札出回っているのかな。両替所では200ソル札は渡されなかったけど、100ソル札でも「おつりがない」と使用を断られることが多いので、200ソル札を持ってしまうとかなり不便だと思われる。

リマに着いた日からずっとお腹の調子が悪く、早めに休む。リマに着いたのが4/21だったから、かれこれ1週間になる。原因がわからない。

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