7つの敵＋α

僕が10代の頃、
SOUL SCREAM という
ヒップホップグループが
出したもので、
『7つの敵』という曲がある。

人間が生まれてから死ぬまでの間に
遭遇する7つの敵とは、

病気
飢え
裏切り
嫉妬
欲
老衰
死

である。

この曲は実は、
手塚治虫の『ブッダ』という漫画に
影響を受けたものらしく、
いまはそのブッダを
きちんと読みたいと思っている。

しかし、
僕は生きていくうえで、
もう1つ大きな敵がいる
と感じている。

それは、

「飽き」

である。

人間は常に変化を求める
生き物であるらしく、
ずっと同じことをやっていると
脳が疲弊して
パワーが出なくなってしまうらしい。

どうしたら続けられるか
が課題である。

しかも、
僕自身の最大の弱点だとも思っている。

僕は、
サッカーも競馬も音楽も好きだが、
あくまで”にわか”の領域を出ない。

4つ下の弟は
わりとマニア気質で、
「兄貴は人として終わっているよ笑」
と揶揄されるくらいだ。

飽きるのはモノに対してだけでなく、
人に及ぶこともある。

トモダチって
すごい大切だと思うけど、
35歳ともなると
毎週会って話せるかというと
そうではない。

その人と会って、
たのしいか
安らぐか
刺激を受けられるか、
がないと
やはり会うことはできない。

あくまで余論だが、
精神的に元気がない10年前、
僕の周りからは
友人が何人か離れていった。

けれど、
彼らに言わせれば
「”僕”の方から離れていった」
らしい。

形だけ友人と会っていても、
自己嫌悪に
囚われてしまったのだろう。

いま
10年越しに
友人関係の再構築を図っている。


結局
まずは
そこからだろうね。





以上