見出し画像

フィリピン、エンデランカレッジで語学・異文化理解・SDGs研修

コミュニケーション学部の中村忠司ゼミと南隆太ゼミでは、2022年3月14日から18日の5日間、22年度からゼミに参加する新2年生18名が、エンデランカレッジ ランゲージセンターが行うオンライン研修(主催:近畿日本ツーリスト)に参加しました。エンデランカレッジは本学の協定校でフィリピンのマニラのマッキンリー・ヒル地区にあり、「国際ホスピタリティ学」「経営学」を中心とした4学部を設置しています。研修の内容は、マンツーマンレッスンでの英語学習、グループレッスンでの異文化理解、現地でSDGsの活動を行っている LOOB(ロオブ)代表者の講演、エンデランカレッジの学生との交流などでした。

写真3エンデランカレッジ1

コロニアル風の校舎

語学研修は同じ先生によるマンツーマンレッスンのため、日を追うごとに先生と仲良くなり、楽しく行えました。また英語力の向上だけでなく、フィリピンの政治や文化、食などが講義でのトピックスとなり、異文化理解も進んだようです。特に海外旅行をしたことのない学生は、海外の先生と話せたこと自体が新鮮な体験だったようです。
異文化理解では、参加者自身が日本の文化を教える側なのによく知らないということを認識し、「海外の方と交流するには日本の文化のことをもっと知る必要があると感じた」との感想がありました。異文化理解は、ただ相手の文化を理解するのではなく、お互いに理解し合うことが大切なのです。

写真4エンデランカレッジ2


SDGsに関する講演を行ったLOOB(Love Our Own Brethren)は、青少年育成とコミュニティ開発を行う団体としてフィリピン・イロイロ市に設立されました。日本とフィリピンの子ども、青少年および一般社会人が、文化的かつ教育的な人的交流を通じ、国籍、年齢、性別、肌の色、信条を超えて相互理解と友好親善を深めるとともに、フィリピンの低所得者層を対象としたコミュニティ開発、教育・医療支援、環境保護、自立支援などの支援活動を推進し、奉仕精神を育て、地域の発展に寄与することを目的としています。今回は、代表の小林幸恵さんが『フィリピン在住20年。私が海外NGOを設立したワケ』として、NGOと企業の違い、日本とフィリピンの文化の違い、仕事の中で得られたことや大変なこと、目指していることなどを話されました。参加した学生からは「NGOやNPOとして生きていく方法を知ることができたのが一番の収穫だと思った」や「海外ボランティアに参加してみたい」など小林さんのお話に触発された感想もでました。

写真2マニラ旧市街イントラムロス


マニラ旧市街イントラムロス(上)
超大型のショッピングモール(下)

写真5超大型のショッピングモール

コミュニケーション学部国際コミュニケーション学科では、海外短期研修として2023年2月にエンデランカレッジでの3週間の海外語学研修を行う予定で計画を進めています。内容はESLプログラムのマンツーマンレッスンを中心にグループレッスン、サスティナブルなどのテーマに沿った講義、フィリピンの文化に触れる課外活動、現地学生との交流イベントなどです。6月には学内で説明会が開催されるので是非参加してください。

(中村忠司)

エンデランオンライン研修KNT_ページ_1

エンデランオンライン研修KNT_ページ_2

※本プログラムは2021年度トランスコスモス財団の調査研究助成の対象です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?