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2023年度,TOKECOMの就職は如何に

こんにちは。就職委員の大榎(おおえのき)です。

6月に入って,いよいよ,本格的な採用選考の時期となりました。
ただ,今年度新卒者の採用活動は,早くから活発に行われていたようで,周囲には,希望していた企業の内定を得て,これから卒業論文・制作に集中する,という4年生もいます。

もちろん, まだ多くの学生が職活に取り組んでいます。 単に,就活期間が早まったのではなく長期化しているのです。もしも,このブログを就活中の学生が読んだなら,遠慮なく,TOKECOM教員&キャリアセンターを頼ってください。

◆東経大の就職は好調!

ところで,昭和時代のTVアニメ『ど根性ガエル』に登場する町田先生の口グセ「教師生活25年...」にちょっと欠ける経歴のワタシですが,就職委員は初めての経験で,ちょっぴりドキドキしています。

でも,東京経済大の就職状況は好調で,この時期の担当は,胸や胃を痛めることもなく,とってもラッキーといえます。そこで,前年同時期の記事「2022年度,TOKECOMの就職」(2023.05.10)に倣って,2024年3月卒業生の就職関連データを示しながら,TOKECOMの就職状況をお伝えしたいと思います。

まず,本学全体の就職決定者数を「卒業生数」で割った「卒業生就職率」は89.8%(前年89.5%),また,本学全体の就職決定者数を「就職を希望した学生数」で割った「希望者就職率」では,95.9%(前年95.8%)という数字でした。

去年の記事には,本学の卒業生就職率について,「なんと過去30年でもっとも高い数値となりました!」とあったので,今回はわずか0.3ポイントの上昇ながら,またも記録更新です。

ちなみに,全国の大学卒業生数に対する就職者の割合は,文部科学省の調査によると,前年より1.4ポイント上昇して75.9%(2022年度)でした。引き続き,「東経大は就職率が高い大学」といえるでしょう。

◆TOKECOMの就職は?

つぎに,TOKECOM(コミュニケーション学部)の就職率ですが,卒業生就職率は93.7%(前年91.2%),そして,希望者就職率は96.9%(前年97.3%)でした。

希望者就職率が下がってしまいましたが,それでも,大学全体の希望者就職率95.9%のちょっと上です。TOKECOMだけが大学全体よりも大幅に好調では,この大学としていかがなものかと思われそうですが,全体として良い中でわずかに上なのですから,これは絶妙なポジションでした。

また,男女別で見ると,これも前年同様に,学生数でもやや勝る女性が高い数字となっていました。
 
男性:卒業生就職率90.5%(前年89.2%),希望者就職率96.0%(前年97.3%)
女性:卒業生就職率96.2%(前年93.2%),希望者就職率97.7%(前年97.3%)
 

◆TOKECOM学生の就職先に特徴は?

それから,就職先にはどのような傾向があるのでしょうか。
去年の記事では,TOKECOMで,前年度から増加が見られたという3業種があげられていたので,同分野のその後を追ってみたところ,以下のような結果となりました。

情報・通信・放送業 18.6%(2021)→21.2%(2022)→25.7%(2023)
公務員 0.5%(2021)→3.2%(2022)→4.5%(2023)
金融・保険業 3.6%(2021)→5.5%(2022)→5.0%(2023)

金融・保険業はやや減少でしたが,情報・通信・放送業と公務員の分野は,そのまま増加傾向にあります。

じつは,就職先として,情報・通信・放送業と公務員の増加は,この大学全体の傾向なのですが,さらに,他学部との比較で,TOKECOMの傾向を細かく見ていくと,情報・通信・放送分野に加え,広告・広告代理と宿泊業あたりに,わずかながら特徴が出ているように思いました。

メディア社会学科と国際コミュニケーション学科との2学科体制での卒業生はまだですが,すでに,これを反映した動きが生まれているのでしょうか。

(大榎淳)

※サムネイル画像は、東経大キャンパスの名所、新次郎池です。梅雨入り前のひと時を、筆者撮影。

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