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UGSFシリーズが年表によって整理されるまでの流れ(一応完成)

 本当にざっとした流れであるので、後々追記とかするかもしれません。


UGSFとは


 ビデオゲームの一部の界隈において「UGSF」という単語があります。
ナムコ(現:バンダイナムコエンターテイメント)のSF的設定ビデオゲーム作品を一つの世界観、ユニバースとして総括する設定群の総称です。

 これらの設定は、上記UGSF公式サイトが2011年に公開された(https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/474884.html

)ことにより、

いままで暗黙の元に設定されていたUGSF世界を、初めて公の元に整理し、年表上に整合性をとった…

UGSFシリーズ 公式サイト
https://ugsf-series.com/about.html

 …とされ、多くの作品がUGSFという世界観の元にある事が公表されたりしました。
もっとも、それらの設定はゲームそのもののファンにとっては「後付け設定」的な面も強く、賛否両論な『設定遊び』ではあります。
 それでも、オタクとかそういう人種はあれがそう繋がってるよみたいな接点の設定に弱いもので、あれやこれやと引き寄せられるものでもあったりはするんです。
 とかくまあ、色々言われていながらも確立されている「UGSF」がUGSFとして整理されるまでの流れ的なものを自分の確認の為もあって文字という形にしておきたいので、そうしておくものです、これは。

 ほんとはだれかもっとちゃんとかいてほしいです。かいてください。おねがいします。できれば。


UGSF年表公開前

1989年以前

 度々公式サイトを引用する事になりますが、

バンダイナムコエンターテインメント(旧:株式会社ナムコ)のゲームは、ビデオゲーム黎明期の「ギャラクシアン」「ギャラガ」に始まり、その後も「ボスコニアン」「スターラスター」のように宇宙を舞台にしたものが数多く存在していました。これらのゲームでの世界設定やバックストーリーは、例えば「ボスコニアン」と「スターラスター」のように、開発者の私的な設定の上では、世界観を共有していました。

UGSFシリーズ 公式サイト
https://ugsf-series.com/about.html

 とあり、UGSFという単語が出てくる以前には、
ギャラクシアン(1979年)」→「ギャラガ(1981年)」→「ギャプラス(1984年)」→「ギャラガ'88(1987年)」のギャラクシアンから連なるシリーズ、
ボスコニアン(1981年)」→「ブラストオフ(1989年)」の二作、
ディグダグ(1982年)」→「ディグダグ||(1985年)」の二作、
バラデューク(1985年)」→「爆突機銃艇(1988年)」の二作、
などのそれぞれシリーズ作品の繋がりがあり、
それらとは別に「ボスコニアン(1981年)」→「スターラスター(1985年)」のような説明書等でちゃんと明記はされているものの知らない人には知らない繋がりがありました。

[基地]
ボスコニアン戦争時のものを、改造使用している。

スターラスター ~げーむのせつめいしょ(仮)~ (ファミコン編)
http://setsumei.html.xdomain.jp/famicom/starluster/starluster.html

……ちゃんと説明書読んでプレイした人、どれくらいいたんでしょうね(笑)
もっとも、当時のファミコンユーザーにはボスコニアン自体あまり知られてなかったとは思うので、「ボスコニアン」の単語の意味もわからず、これらの繋がりもあまり周知されてはなかったと思います。
(ここでボスコニアンの名前があったのは元々、ファミコンでボスコニアンを出す予定だった名残だとも聞きます)

 この頃にはディグダグとバラデュークは無関係の単独作品でした。
当たり前ですが。
サンダーセプター(1986年)」や「バーニングフォース(1989年)」が何かしらのシリーズに入るとかそんな考えもまず無かったでしょう。たぶん。

 また、UGSFという概念そのものは無かったものの、ギャプラス(1984年)のストーリーにおいて「銀河連合軍」という単語が出てきており(雑誌アミューズメントライフなど、PV等で連邦軍と言われていることもあり)、ギャラガ'88(1987年)でも「銀河連邦軍」という単語がストーリーで出てきていました(移植版の説明書などで確認できる)。
スターラスター(1985年)においても、NGなどの広報誌や攻略本などで「連邦宇宙軍」や「銀河連邦軍」などの単語がブレがありながらも登場しています。
そして、サンダーセプター(1986年)でもストーリーで「銀河系連邦軍」という単語が出ていて、ぼんやりとながらUGSFの萌芽的なものを感じられたりします。

 ……とはいえ、まだそれぞれが単独作品な扱いであり、まとまるのはまだまだ後年のことになります。


1990年

 4月、国際花と緑の博覧会(通称・花博)が開催。
この花博のアトラクションの一つとして、ギャラクシアン³ プロジェクト・ドラグーンが公開されます。

 ゲームやアトラクションとしてのギャラクシアン3自体は省略。

 このギャラクシアン3の設定として初めてUGSFという単語が登場します。
呼称としては「UGSF(連邦宇宙軍)」(NGでのストーリー解説など)となっていて、
それ自体どれくらい周知されたかもわかりませんが、とにかくUGSFが公の場に出たことになります。

 9月28日、ボスコニアンのシリーズ作品としてPCエンジン用ソフト「ファイナルブラスター」が発売。

 「UGSF」が出た年の作品ではあるものの、これはあくまでボスコニアンのシリーズとしての描写だけの作品でした。
(何かゼビウスっぽい奴もいますが、それはUGSFに直接関係ないので)


1991年

 9月、アーケードゲーム「スターブレード」発売。

 一人用ギャラクシアン3として開発されたこともあって、同じ世界観なゲームであり、
当時のストーリー紹介などで「連邦宇宙軍(UGSF)」と書かれていたり、筐体にも「U.G.S.F.」の文字が確認できます。

 また、10月1日に大阪のプラボ千日前がオープンした際に、16人版のギャラクシアン3(GM-16)が設置されており、その後も日本各所で稼働されていたらしいです。

 確証はとれてないものの、
この16人版ででは「連邦防衛軍」と呼称されていた可能性があります。

 何しろこの辺は人の記憶に頼るものもあったりなんだりでブレているものが……。

 なんにしてもスタブレでちゃんとUGSFっていってんのに、もうやだもう。


1992年

 2月29日、テーマパークであるナムコ・ワンダーエッグが開園。

 ここに花博で稼働したギャラクシアン3が移設され、稼働運用されました。
花博版そのものでなく改良されてたそうですが。
前項ツイート引用のように、このワンダーエッグ稼働時は「連邦防衛軍」という呼称が使われてたらしいです。

■ギャラクシアン3
連邦防衛軍の精鋭戦士となり、28人乗りの「ドラグーン」に乗り込みます。

ワンダーエッグのアトラクション紹介
http://adventure-world.info/wondereggs/attraction-wonder.html

ワンダーエッグ3敷地内にある『GALAXIAN3』と書かれた建物。アトラクター(係員)に案内されて中に入ると、そこは23世紀の連邦防衛軍宇宙基地のブリーフィングルーム(作戦司令室)。

clm0173 28人で地球を守れ! 『ギャラクシアン<SUP>3</SUP>』
http://www.wa.commufa.jp/cnoise/column/clm0173.htm

 ほんとやだもう。

 しかし、ワンダーエッグでの稼働によって多くのUGSFの精鋭戦士が生まれ、育っていった事には違いありません。
……と、時折ロマン的な言い回しもしたくなるほどにUGSFにはロマンがあるのです、ええ。


1993年

 3月、シアター6と呼ばれる6人版ギャラクシアン3が発売
これにより、さらに多くの人がゲームセンターやアミューズメントパークなどでギャラクシアン3を遊ぶことができたとは思います。

 この版では「連邦宇宙軍」呼び。
この辺もあってUGSFの事には混乱が生まれたりもしてます。これ以外にもありますけど、混乱させられること。


 9月、アーケードゲーム「サイバースレッド」発売。

 3DCGによる対戦FPSとして話題にはなったらしい作品ですが、この時点ではUGSFとは関係なかったっぽいです。この時点では。


 また、この年の12月、横浜市鶴見区にアミューズメントパーク「ナムコ・ワンダーシティ」が展開され、そこでのゲームセンター「プラボ鶴見」において28人版ギャラクシアン3が設置されていたそうです。

https://www.bandainamcoent.co.jp/corporate/history/namco/history90.php
https://www.bandainamcoent.co.jp/corporate/bnours/nours/vol46/pdf/46_34_35.pdf
https://www.bandainamcoent.co.jp/corporate/press/namco/1997/1997_june/news_june01.html

 UGSF回りの呼称について、このギャラクシアン3では「連邦宇宙軍」と言われていたらしいです。

 ……と、情報提供もあって、ビデオでの時に「防衛軍」呼びになっちゃったってことらしいんですよねギャラクシアン3。

 ヘタにこの辺突っ込むとほんともうやだもうって気持ちに。
なのでそういうだったと列挙するだけにしておきます、ええもう。


1994年

 7月、シアター6版ギャラクシアン3の交換シナリオとして「ギャラクシアン³ アタック・オブ・ゾルギア」が発売。
「ギャラクシアン3の続編」や「新作」みたいな扱いでもあったので、UGSF自体の周知はともかくとして、特に明記はされずともUGSF作品ではあったでしょう。

 12月、アーケードゲーム「サイバーコマンド」発売、稼働。

 サイバースレッドの続編であり、筐体に「U.G.S.F.」の文字が見られます。
最初からの「UGSF」作品です。
(後に発売されるギャラクシアン3公式設定資料集において、『サイバーコマンドはUGSFの1部隊チームというふうにしようと』決めたとスタッフ同士で話し合って決められた事が語られています)
 サイバースレッドの続編がUGSFなのだから、それもUGSFなんだろうみたいな感じで多分決まったりはしたんでしょうね。
この時にはそこまで深く言われた事はないでしょうが。


1995年

 「UGSF」の流れ的には特に無し。
プレイステーションにスターブレードが移植され発売。

 _


1996年

 4月26日、プレイステーション版ギャラクアシアン3発売。
シナリオ「プロジェクト・ドラグーン」を収録、また新規シナリオ「ライジング・オブ・ガーヴ」が収録されています。

 コレででは「UGSF(連邦宇宙軍)」などと表記されたり、呼称されたりしています。
UGSFが「UNITED GARAXY SPACE FORCE」の略称であることも書かれていたりするので、この辺で安定はしたんですかねえ。

 また、5月に「ギャラクシアン3 公式設定資料集」が発売。
これに前述のサイバーコマンドがUGSF作品である根拠が書かれていたり、UGSFに「地中」の軍がある事がちらりと描かれて後のUGSF入りの伏線的なものがあったりします。

 ドリラー以前から、ということで、
この辺で考えられてはいたんですかね、ディグダグ回りは。


 また、この年、ゲームボーイ用ソフトとしてナムコギャラリーというタイトルでナムコ作品のオムニバスゲームソフトが発売されているのですが、

 11月29日に発売されたVol.2にて、ギャラクシアンが収録されており、ゲーム内での操作方法やキャラ紹介などの項にて、自機であるGALAXIPが「ぎんがけいぼうえいぐん」のげいげききとして解説されています。

 この辺ででもまだ設定がきっかり固まってない感が伺えるものです。


1997年

たぶんとくになし、でもいちおうスペースだけつくっとく。


1998年

ここもたぶんゆーざーがわとしてはとくになし。どりらーかいはつしてただろうころ。


1999年

 5月、「エースコンバット3 エレクトロスフィア」発売。

今までのエースコンバット作品から一転、SF的な作風変わり、様々な物議を醸しだした作品です。
UGSFにおいての二大企業「ニューコム」と「ゼネラルリソース」の名前が初登場した作品でもありますが、この時点ではUGSFとは何も関係ありませんでした。

 9月、「スターイクシオン」発売。

 スターラスターの続編であり、ゲーム中に「ギャラクシアン」「ボスコニアン」「ギャプラス」「スターブレード」「ギャラクシアン3」での機体(の後継機など)が登場し、敵もそれらの作品から登場しており、ここで一旦UGSFが設定として整理された事が伺える集大成的な作品です。
(ゼビウスのガンプも出る予定だったらしく、ゼビウスもマージの予定だったんでしょう)

 11月、アーケードゲーム「ミスタードリラー」発売稼働。
地底に掘り進んでいくアクションパズルゲームですが、これも初代発表時点でではUGSFとは直接関係はありませんでした。
しかし、当初ディグダグ3として開発されていたことと、UGSFの設定にある地中の軍とのあれこれということで、なにかしらの縁はあったようなことになるんでしょう。

 ただまあ、エースコンバット3もドリラーも発売時には何も関係はなかったわけです。あくまで発売時には。
故に後付けと言われて評判もあまりよくはなかったりするんですが。


2000年

 11月、テイルズオブエターニア発売。

 ファンタジーな世界観のRPG作品であり、UGSFに直接は関係ない作品ですが、
このエターニアで登場する「メルニクス語」が後に使われる事になるので、丸々無関係ではない作品ということに。

 また、7月にミスタードリラー2が発売されてますが、これもこの時点ではUGSFとの関係はないので省略。


2001年

 3月、アーケード「ミスタードリラーG(グレート)」発売稼働。
ゲームとしてはドリラー2に新要素を加えたグレードアップ版。
プレイヤーキャラとして複数のキャラが追加されたりしましたが、そのうちの「ホリ・タイゾウ」という名前でディグダグの自機キャラが追加されています。

ススムの父親。
82年のディグダグ事件や、翌年の南国島作戦。
これらを事実上一人で解決してしまった世界的英雄なのだ。

PlayStation/ミスタードリラーグレート
https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/mrdriller-g/chrs/06.html


 それまでが「ディグダグ」と呼ばれてたりしたので、この辺で色々考えられたんでしょうね。
また、ミッションドリラーというモードにおいて宇宙ステージがあり、その背景にボスコニアンの基地(ボスコベース)が描かれており、

https://bandainamco-am.co.jp/am/vg/mrdriller-g/special/img/mission-scene.gif

さらには、プレイヤーキャラではないですが、登場キャラのトビ・タイヨウのプロフィールに「宇宙軍」の単語が出てきたりと、それらしい匂わせが存在しています。

将来の夢は、宇宙軍への入隊。タイヨウの母は、かつて宇宙軍に入隊していたのだそうだ。
現在は母方で暮らしている。

PlayStation/ミスタードリラーグレート
https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/mrdriller-g/chrs/07.html

 また、当の「タイヨウの母」はゲームオーバー画面で登場してるそうです。

ミスタードリラーシリーズではグレートのゲームオーバー画面で初登場。

https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%A8


 9月20日から22日、第39回アミューズメントマシンショーが開催。
密閉半球型ドームスクリーン「O.R.B.S.」の体験プログラムとして、「スターブレード オペレーションブループラネット」が稼働。

 名前の通り、スターブレードの続編的な存在ではあります。
作品として完成の形にはなりませんでしたが、これはUGSFの流れとして物凄く重要な存在になります。

 何故かというと、プログラム中の発艦シーンにおいて「Powered by General Resource」と描いたデザイナーの指田氏の仕業によりエースコンバット3がUGSFに入ってしまったからです。

(当のエースコンバット3においても指田氏がグラフィックデザインを担当していたのもあるんでしょうが、一応話し合いみたいのはあったとは思いたいものです、いちおう)



 さらには後年になってネタ晴らしされて判明されたものの、
パイロットの名前として「TAIYOU TOBI(トビ・タイヨウ)」の名前が書かれていると……。


 この時点ででも本当にいろいろ考えられていたんですね、と。
後からの道筋辿りですが。


2002年


 7月、アーケードゲーム「スタートリゴン」稼働。

 ミスタードリラーと世界観を共有しているアクションゲームであり、ミスタードリラーからホリ・ススムがゲストとして登場しており、「ホリ・タイゾウ」も隠しキャラとして出ていたりします。

 この辺の流れは特に明記せずともそういう繋がりがあるのでUGSF作品となります。


 UGSFと関係はないですが、この年の10月に「ナムコスーパーウォーズ」というゲームが出ており、
その中で「ディグダグ」としてホリ・タイゾウが登場してるそうです。
三人の息子がいるとかなんだらしいので、そういう設定なのの一つとして一応記述。

http://seidou.la.coocan.jp/data/namuco/namuco.html


2003年

とくになし


2004年

 7月、「スマッシュコート プロトーナメント2」発売。
テニスゲーム。

ゲーム中でゼネラルリソースやニューコム、それらの会社がスポンサードしているらしいです。

 これはまあ小ネタ程度のねた。

 また、11月に発売された「鉄拳5」のロード時のおまけとしてスターブレードが遊べる機能があったりします。
(条件を満たせば丸々遊べる)

 そしてこの時のUGSF集約作品としてのRTS「New Space Order(ニュースペースオーダー)」のクローズドβテストが開始されています。

 ゲームそのものは結局完成せず、開発中止となったのですが……
前述する様々なUGSF作品や設定がちりばめられ、メルカニクス語ゼビウスの設定で描かれている単語、通称新ゼビ語などがあり、その他諸々……。
設定遊び好きな人にはそこだけはたまらないものです。

それ故、まあいろいろ設定倒れ的な面も幾分かはあったのかもしれません。いろいろと。


2005年

 5月、プレイステーション2用ソフト「NAMCO x CAPCOM(ナムコクロスカプコン)」が発売。

ナムコとカプコンのゲームのキャラクターによるクロスオーバーシミュレーションRPGです。
いわゆるゲームキャラでのスパロボ的な感じのヤツです。いろんな意味で。

 このゲームそのものはUGSFシリーズに入りませんが、
UGSFシリーズの設定付けという意味で結構大きな存在でもあります。

 まず、ディグダグから主人公が「ホリ・タイゾウ」名義で登場していて、作中でバラデュークへの関与、設定クロスが書かれているからです。

この辺の設定のすり合わせから、後々のUGSF設定整理による年表の年代に繋がることになった感じです。

地下要塞バラデュークへの奇襲作戦の際、
マスヨ達が突入する突破口を開いた、
元・宇宙辺境警備隊の特殊工作員。
火薬作動式の大型杭打ち機と、
そこに内蔵された手動式ポンプを使って戦う。

PS2 NAMCO x CAPCOM | キャラクター
http://www2.bn-ent.net/cs/list/namco_x_capcom/character/index_2.php

 UGSFに関係はありつつも「ホリ・タイゾウはUGSF所属ではない」という感じでで。まあいろいろごっちゃにはなりますよね。
(ここもちょっとごっちゃにかいてました、すいません

 当のバラデュークのキャラクター、KISSYは「トビ・マスヨ」と名前が付けられ、「U.G.S.F.(銀河連邦宇宙軍)所属の空間騎兵。」として登場しています。
(なお、KISSYの名前の意味は酔うとキス魔になるからという理由付けもされてます。)

 さらに、バーニングフォースの天現寺ひろみが登場しており、ゲーム中で「U.G.S.F.(銀河連邦宇宙軍)所属」という設定になっているからです。

バーニングフォースのUGSF入り1997年に発行された同人誌の影響があったそうですが、同人誌がそのままの理由になるわけではなく……。


 とにかくまあ、オフィシャル的にはナムカプがバーニングフォースUGSF入りのきっかけとなっています。


 様々な「UGSF入り」も一応この辺の理由あっての後付けになるわけですが、それでも節操なしって思われるものではありますね。


 で、ディグダグこと「ホリ・タイゾウ」の名前は9月発売の「ディグダグ ディギング ストライク」でもその名前で登場したりしています。

 このへんででも「繋がり」のアピールとかそういうののが伺えます。


2006年


 バンダイとナムコが合併。レーベルのあれこれとかもあったりしますが、そこは必要なとこいがいは省略。

 9月、「バウンティハウンズ」発売。

 ゼネラルリソースの傭兵という設定の作品で、コラム等でもUGSFに触れられています。

ちなみに、ゲーム内で戦闘の舞台となるジャングルの惑星「ザ・ロスト」のボスは、「ギャラクシアン3:アタック・オブ・ゾルギア」に登場する巨大生物「ゾルギア」の幼生体です。また、オープニングムービーでも「スターブレード」の自機「ジオソード」が画面を横切ります。

バウンティ ハウンズ | ARCHIVE
https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/bounty_hounds/staff_commentary/archive10.php

 そんなわけでれっきとしたUGSF作品の一つです。

また、スタッフの繋がりの関係でソウルキャリバーな武器とかも出てきてるゲームだったりもします。UGSF関係はないですが。

エイリアンを倒して手に入る武器の中には、「ソウルキャリバー」のシリーズに登場する霊剣ソウルキャリバーと邪剣ソウルエッジが含まれています。
私とヒラタ君が、かつてソウルキャリバープロジェクトに所属していたことから実現したもので、ちゃんとソウルプロジェクトからお墨付きです。

バウンティ ハウンズ | ARCHIVE
https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/bounty_hounds/staff_commentary/archive12.php

 こういうのがあるんでいろいろユーザー側から考えられる種にもなったりはするんですよね、UGSF


2007年

 2月、AOUショーにニュースペースオーダーが出展されました。

 また、それらの記念やプロモーションとして、FLASHノベル「NEW SPACE ORDER -Link of Life-」が公開されました。

 要はFLASHで作られたブラウザプレイできる声付きノベルゲーって感じです。
それ故、現在(2023年)では直接のプレイは難しいですが、データのダウンロードは出来るので遊ぼうとすれば何とかプレイもできます。
多分。

 このノベルから読み取れる膨大なUGSF設定から、よりNSOへの期待を膨らましたりしていた人が結構いたものとおもいます。


 6月、「みずいろブラッド」発売。

 バンダイレーベルで発売されたミニゲーム集で、ハチャメチャでシュールな独特のゲームなだけかと思われていたら、ゲーム中とその他公式サイトのブログ等でUGSF世界観の作品であることが描かれました
UGSF作品です、これも。

 人によっては超展開とも感じられなくもないブログの内容は話題になったりもしました。
そんな世界観の話だったのかと。
これらが後々の整理によってもういろいろと凄い事に。



2008年

 New Space Order開発中止の年。
12月に開発中止のメッセージが公開されました。

 
 長らく開発が続いていたものの、結局ゲームとしての完成を見ることはありませんでした。


2009年

 NSOサイト閉鎖。

『NEWSPACEORDER.COM』は2009年1月27日をもちまして閉鎖いたしました。

NEWSPACEORDER.COM
http://www.newspaceorder.com/

 しかしながら、様々なコンテンツ自体は公開されてのトップページのみの閉鎖であり、この後もサイトはひっそりと更新が続いたりもしていました。
たしか。

そして、今なおもこの時の設定は色々なところで生かされている……はずです、たぶん。


2010年


2011年

 9月2日、UGSFシリーズ公式サイト公開。
これでこの流れが整理されて、年表として公式に公開されたわけです。

 サンダーセプターのUGSF入りは特に何も触れられた事はなかったとは思うんですが、「銀河系連邦軍」の設定があったからこそなんでしょうね。

それ以外は流れの通りにいろいろあってのUGSF入りということに。
いろいろめんどくさいもんです。


年表公開後

2012年以降

 それから公式サイトやTwitterアカウントなどの情報配信などで細々と存在し続け、
2014年にソーシャルゲームとして「しんぐんデストロ〜イ!」がリリースされ、

 いろんなところでの模索がありつつ、
2022年には……。



 白き竜に魅入られ、いつかの宇宙を夢見る銀河連邦精鋭戦士の戦いは終わらない。





 ……というかかなりざっくりしてるからこれでいいのかわからんですって。




おまけ

 以前作った相関図的な、わかる人じゃないとわからない図。
表示できるかもわからないくらいむだにでかい。

 もし文字見づらいとかならこっちかこっちで。
見られなくてもまああくまでおまけですんで

https://assets.st-note.com/img/1676977415305-Mq9bge7puc.png

https://www.dropbox.com/s/gl39b1355hb82mx/ugsf_c_diagram01.png?dl=0





メモ用

関連作品の公開・発売年

ギャラクシアン(1979年10月)
ギャラガ(1981年9月)
ボスコニアン(1981年11月)
ディグダグ(1982年3月)
ギャプラス(1984年4月)
ディグダグ||(1985年3月)
バラデューク(1985年7月)
スターラスター(1985年12月)
サンダーセプター(1986年7月)
3Dサンダーセプター||(1986年12月)
ギャラガ'88(1987年12月)
爆突機銃艇(1988年8月)
ブラストオフ(1989年3月)
バーニングフォース(1989年11月)
ギャラクシアン³ プロジェクトドラグーン(1990年4月)
ファイナルブラスター(1990年9月)
スターブレード(1991年9月)
サイバースレッド(1993年9月)
ギャラクシアン³ アタック・オブ・ゾルギア(1994年7月):GT-6(6人版)ソフト交換シナリオ
サイバーコマンド(1994年12月)
ギャラクシアン³ ライジング・オブ・ガーヴ(1996年4月26日):PS版収録シナリオ
エースコンバット3 エレクトロスフィア(1999年5月)
スターイクシオン(1999年9月)
ミスタードリラー(1999年11月)
ミスタードリラーグレート(2001年)
スタートリゴン(2002年)
New Space Order(ニュースペースオーダー)(200X)
ディグダグ ディギング ストライク(2005年)




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