日本の「アメリカンドッグ」についての雑なメモ

※このページは何度も何度も追記してるので物凄い「雑多」になってます。


 アメリカンドッグ、コンビニのホットスナック売り場で並んでたりするソーセージが串に刺さってて衣のついたアレ。

 「アメリカンドッグ」自体は日本だけでの呼称であることや、北海道では砂糖つけたりして食べる事が多いなどのことは広く知られてはいるものの、
そのアメリカンドッグ自体がいつから日本でそう呼ばれ始めたのかとかまでは検索しても見つからないかんじなので、そこからじぶんで調べてやれる範囲で漁ってみただけの結果を列挙しておきます。ちいさいこえで。

他にちゃんと調べてる人いたらもっと大きい声で言って。うぃきぺでぃあにもかいておいて。
自分がいま探してる限りだとうぃきぺに書けるほど明確なソースが存在しないんだもの。

 とにかく検索したり漁ったりした結果のメモで、追記に追記重ねてるからちゃんとした記事とかそんなんではないです。まだちゃんとした答えが出せてないので。
そういう意味での「雑」になってます、もう。

あとで整理して別記事にしたいと思うのでここはここで雑メモ。自分用。





この記事公開した時の雑なネット検索とNDLデジコレ検索結果


コーンドッグ~日本に来る前のアメリカンドッグ

 アメリカンドッグの英名、というか世界で広く知られている呼称は「コーンドッグ」で、さらに言うと衣にトウモロコシ粉使っている事から(およびトウモロコシの穂に似てることかららしくもあるらしい)その名前であり、日本ではその粉の普及の関係なのか小麦粉が使われていて、その名前ではなくなった由来な感じがあります。

 んで、うぃきぺでぃあ見る限りでもそのコーンドッグも発祥には諸説あるらしく、1926年にはとある会社の食品カタログにはあったとか、1929年には特許出願されてたとか、1930年代後半から1940年代前半の間に自分らが作ったと主張してる店があるとか、
なんだかよくわからないままに確立している存在のひとつではあるんですよね、コーンドッグ。

 そんなかんじで、アメリカンドッグが日本で知られるのはまず戦後1945年以降にはなるんでしょうね。
フィクションで明治大正昭和前半な奴でもアメリカンドッグ出てくるのないでしょ、みたいな。
かつての時代にトウモロコシ粉自体の存在は出ててもそれで揚げたって話も見ないし、
そもそもの「アメリカンドッグ」の衣の作り上やソーセージ自体の普及だとかなんだで無さそうって感じだし。


アメリカンドッグの名前が出てくる昭和中ごろ

 古い何かについて調べるには古い書籍だのなんだのにあたるのが一番であるものの、あてもなくただ本を見続けるのも無茶でもあるので、そういうのでですべてがすべてじゃないけどデジタルでいろんな本や雑誌やらが全文検索できる国会図書館デジタルコレクションを頼ります。いつも頼ってます。

 デジタルコレクションでそのまま「アメリカンドッグ」で検索すると、まずハナミズキのほうばかりがでてきます。

ハナミズキ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD
犬の木、といういいまわし

 ハナミズキについて引っかかったのばかりを流してみていくと、それらしいのが見つかります。
例によってデジタル化されてても国会図書館の端末でしか読めないので、検索結果だけをもとに(かなりズルしつつ)だらだら書くだけのことになります。

1968年の「スティック・ドッグ(アメリカン・ドッグ)」

油脂 21(11)(243)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3303155
出版年月日 1968-11
 
幸書房 | 月刊油脂 http://www.saiwaishobo.co.jp/monthly-yushi/
油脂についての専門誌、だそうで

 「スティック・ドッグ」にカッコつけての表記。
最古と言い切りはしませんが、(この記事最初に書いた2024年2月時点での)デジタルコレクションで公開された検索結果の限りでは一番古い「アメリカンドッグ」はたぶんこれになります。

ケーキメーク、1968年に出たホットケーキミックスの商品名です。
つまりこれアメリカンドッグについて言ってる事に。

https://www.showa-sangyo.co.jp/enjoy/hotcake/02/

 次に引っかかるのは内容的に北海道とかそのへんについて言ってるっぽいんですよね。こんかいはあえてあさりませんが、ここからは。

商店界 50(1)(617)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2250598/1/45
出版年月日 1969-01

 先に出た「スティック・ドッグ」で検索すると、ほんのちょっとだけ遡る事にはなります。同年ですが。

大手水産,畜肉会社がしのぎをけずっておる子供のおやつ用ソーセージ,或は衣をつけて揚げたスティック・ドッグ等も売上を伸ばしております。

日本パン技術研究所 監修『Pain : パンを作る人、パンを楽しむ人のための情報誌』15(1)(169),J・I・B,1968-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3320876 (参照 2024-05-02)

 調理法のあれからして「アメリカンドッグ」を指しているには違いないでしょう。
ひとまずデジコレでの遡りとしてはこれぐらい。
言われていたかもしれない年、1968年、昭和43年。


1970年から増える「アメリカンドッグ」

 そんで、1970年に入ってから「アメリカンドッグ」について引っかかるのが増えてきます。

 軽食としてアメリカンドッグが売り出さしていた店が増えていたから、なのかもしれませんが、
この年、ちょうど大阪万博があった年でもあるんですよね。
1970年大阪万博。

 ここで売られたりしたアメリカンドッグで初めて存在を知ったという人もそれなりにいたかもしれません。

小6になると地元で世紀のビッグイベントが開かれました。大阪万博です。近所だったので、会場の造成中から展望台で見てました。親戚に連れて行ってもらったりして、21回行きましたね。会場ではアメリカンドッグを食べるのが定番でした。

【関西レジェンド伝】嘉門タツオ(1)万博で女性の裸映像を見て衝撃!(1/2ページ) - サンスポ
https://www.sanspo.com/article/20190115-CYZHYQ4BLNNH7LJZCWPHJNZF3U/


~万博会場で初めて食べたアメリカンドッグの味が忘れられず、行く度に買ってもらってたことを思いだします

大阪万博決定! | 社長ブログ | 中部ホリー販売株式会社 - 東海4県での建設用仮設足場の架設・レンタル
http://c-hory.co.jp/blogpage/368/


大阪万博の思い出は数々ありますが、アメリカンドッグもそのひとつです。
大阪万博で初めてアメリカンドッグを目にしました。
会場内のあちこちで、アメリカンドッグが売られてました。

たこ部屋 : 大阪万博
http://blog.livedoor.jp/loliyama/archives/cat_50045469.html


月の石は元より、アメリカンドッグはじめ
初めて食べる海外のスナック、フード、、、

EXPO’70 | くるみ割り熟女
https://ameblo.jp/prisonerofyourlove/entry-12816821818.html


このアメリカンドックを初めて食べたのは
1970年の「大阪万博」

コンビニのホットスナック(物価優等生❗) | テーマパーク ・アミューズメントパーク が好きかも!
https://ameblo.jp/tettyan-s35/entry-12722515739.html


アメリカンドッグを初めて食べたのは万博会場ででした。

『万博ではいろいろなものを生まれて初めて食べました。』by aoniyoshi : 万博食堂 - 万博記念公園/洋食 [食べログ]
https://tabelog.com/osaka/A2706/A270602/27088792/dtlrvwlst/B209486709/


 日本では1970年に大阪万博でアメリカンドッグという名で紹介されたようだ。

揚げ物語 - 24.大衆時代の揚げ物
https://ncode.syosetu.com/n1535ds/24/


あるリスナーさんの万博で印象に残っている物ベスト3って事で、
①月の石
②動く歩道
③アメリカンドッグ
という話だった。
その人が言うには大阪万博をきっかけにアメリカンドッグはやってきたらしい。

アメリカンドッグがあらわれた! - KOTOBASM
https://kotobasm.hatenablog.jp/entry/51930228


アメリカンドッグ
これもインパクトがありました。

1970年大阪万博で初めて見たもの | ザ・メダリオンクラブ岡崎コース
https://www.medallionclub.jp/1970%E5%B9%B4%E5%A4%A7%E9%98%AA%E4%B8%87%E5%8D%9A%E3%81%A7%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE/


 ……基本、個人の想い出な証言ばかりではありますが、
とりあえず、これらの印象的にも1970年(昭和45年)辺りが一つの区切りとして「アメリカンドッグ」が普及していったっぽいかなあと。
言い切りませんが。言い切れませんが。


 上記スティックドッグも以降、ちらほら名前が出てきたりするんですけど、アメリカンドッグのが多いですね、という感じ。
だから増えてったでいうとほんとこれぐらいが節目っぽい。
ちゃんと調べるのは誰かやれ。やって。




アメリカンドッグより前に見られる「フレンチドッグ」

 アメリカンドッグには別名(というか一部で有名な名前)として、「フレンチドッグ」がありますが、
名前として出たのはこっちののが先みたいなんですよね。
雑な見方した限りでは。
あれこれ書き足したりしてるうちに先にでたってのはちょっと怪しくはなってきた。平行してたかもしれない。

デジコレでの「フレンチドッグ」検索
1966年11月の明星が最初にでてくる。しかしコレは別の料理かもしれない。
こそこそ確認してした限りでは、フランスパンの写真だったのでそういうドッグでした。
だから確実なのは1967年の方。フライヤーといってるし。

入口左にフレンチドッグのフライヤーがあり、それに続いてフライヤーおよび4本のケースが一直線に奥へ伸びている。

『新しい食肉店舗 : 店づくり成功例80選』,食肉通信社,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3442373 (参照 2024-05-10)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3442373/1/49

入口にホットドッグの機械がある。

『新しい食肉店舗 : 店づくり成功例80選』,食肉通信社,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3442373 (参照 2024-05-10)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3442373/1/22

文章中では「ホットドッグ」だが、図の方では「フレンチドッグ」になっている。

 アメリカンドッグが1970年から~と持論をかいてはみたものの、フレンチの方も並行して1970年以降にもちょこちょこあるんですよね、呼称。
いわゆるオシャレとかそんなかんじでつかわれたりなんだりなイメージ。
もしくは一部業界での慣例呼称か。

 というか、1970年万博においても「フレンチドッグ」って名前で売られていたかもしれないので、その辺本当にあやふやなんですよね。

月刊食堂 : the food service management 10(4)(105) 雑誌 (柴田書店, 1970-04)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674629/1/131
万博レストランのメニュー紹介で書かれている「フレンチドッグ」の名前


 北海道での「フレンチドッグ」にしても、アメリカン~の名前が広まる前の頃から知られてるような感じがあるので、とにかく先に言われているらしいんですよね、「フレンチドッグ」

◆データベースを検索し、以下の記事を紹介した。
④北海道新聞(釧路・根室))2022.10.5 朝刊 17面
「〈ココカラ〉フレンチドッグ 砂糖がけの謎*釧路、道東では当たり前*道外ではケチャップ*名前もアメリカンドッグ」
→砂糖がけは1960年代半ばから道東を中心に広がったが、発祥の店や由来は定かではない。また、「フレンチドッグ」と呼ばれていると記載あり。

⑥北海道新聞 2002.8.7 朝刊 29面
「〈なるほど釧根〉釧路のフレンチドッグはなぜ砂糖味?道東特有 立派な食文化*労働者の甘い物好みが広がる」
→1976年に長崎屋が釧路に進出した際、祭事で売り出したのが始まりだったと思う、と記載あり。

アメリカンドッグに砂糖をつけて食べる文化が道東方面にあると聞いたが、それが書かれた資料はあるか?発祥... | レファレンス協同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000339172

 砂糖がけ自体がどうこう言われるからには、その本体の方が知られているからこそ言われるものであって、日本での正確な普及時期はわからないものの、「フレンチドッグ」として先に広まっていたとは思うんですよ。
資料不足なんで(ていうか探しにいくのもあれなんで)自己研究未満でしかないですが。

しかし、世間的な呼称としてはアメリカンのほうが多いっちゃ多いのもあるので、まあそういうものではあるのかな、みたいな感じです。


 ほんとよくわからないまま。






検索ででてきた何かメモ(追記)

一度上記の分まで書いて公開した後に、あれこれ調べて出てきたものを追記してあります。
上も上でやっぱり追記はされてますが


1971年に創立してアメリカンドッグを普及させたというフルタフーズ

業務用加工食品ヒット賞 地域特別貢献賞:昔亭/フルタフーズ(富山市)「アメリカンドッグ」 - 日本食糧新聞電子版
2012.07.02
https://news.nissyoku.co.jp/restaurant/tanakak20120709025821775

1971(昭和46)年、マクドナルドが日本1号店を出店した年に創業したフルタフーズは、ファストフードとしてアメリカンドッグを日本に定着させた。アメリカンドッグの日本市場のシェアは80%以上とダントツのシェアを誇るパイオニア企業だ。

業務用加工食品ヒット賞 地域特別貢献賞:昔亭/フルタフーズ(富山市)「アメリカンドッグ」 - 日本食糧新聞電子版 (nissyoku.co.jp)

2012年時点で八割シェア。

沿革|富山から全国へ。昔亭・フルタフーズ
https://sekitei-furuta.co.jp/?tid=100043

昭和46年1月 現代表・古田雅彬が古田食品工業を個人創業
昭和54年11月 フルタフーズ株式会社に社名変更

https://sekitei-furuta.co.jp/?tid=100043


 これらの踏まえても、アメリカンドッグ普及は昭和中ごろからって感じなんでしょうね。

コンビニ定番商品のアメリカンドッグ。富山市のフルタフーズは全国にアメリカンドッグを広めた企業である。1970年に冷凍アメリカンドッグを売り始め、現在シェア8割、年間2億本を製造する。

TBS「Nスタ」
https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11181239/egaku-mirai.toyama.jp/media/210

 1970年説はこのニュースからのこと。たぶんまちがい。

 どこかでのアメリカンドッグ誕生1971年説はここからなんだろうと思う。


フライドドッグ スカイドッグ アメリカンドッグ

家計調査のしくみと見方

https://www.stat.go.jp/data/kakei/pdf/mikata00.pdf

平成17年11月

○ フライドドッグ スカイドッグ アメリカンドッグ

mikata00.pdf (stat.go.jp)

 フライドドッグはわからんでもないけど、このスカイドッグってなんなんですかね。


「ホットドッグ」という呼称



第9回 「ホットドッグ」の思い出/髙良宣孝 | 「あまはい、くまはい、いちむどぅい 沖縄で考えることばのいろいろ」島袋盛世・兼本円・髙良宣孝 | web ふらんす
https://webfrance.hakusuisha.co.jp/posts/6090

そう、長めのパンにソーセージを挟んだ軽食で、お好みでケチャップやマスタード等をかけて食べる「アレ」だ。一方、写真2のように、ソーセージを串に刺しまわりに衣をつけて油で揚げた食べ物は、多くの人が「アメリカンドッグ」として認識しているかと思う。しかし、私にとっての「ホットドッグ」は、写真2の食べ物なのだ。私がまだ小学生だった40年以上前は、少なくとも沖縄の一部の地域では「ホットドッグ」と呼ばれていたと記憶している。

第9回 「ホットドッグ」の思い出/髙良宣孝 | 「あまはい、くまはい、いちむどぅい 沖縄で考えることばのいろいろ」島袋盛世・兼本円・髙良宣孝 | web ふらんす
https://webfrance.hakusuisha.co.jp/posts/6090

 沖縄の一部では「ホットドッグ」呼びされていたかもしれないはなし。
文字だけだと本当に区別がつかないからこれはこれでなげるだけ


1968年に初めて販売したという「スティックドッグ(ホットドッグ)」

横須賀ハニービーで日本初のアメリカンドック!?とミルクセーキを堪能する! | 横須賀海軍カレー本舗 スカレーブログ
http://blog.yokosuka-curry.com/?eid=1146814

創業1968年。
アメリカの食文化をいち早く提供していた
横須賀の老舗アメリカンレストラン。
その当時は珍しかったハンバーガーや
タコス、アメリカンドックなどなど
ネイビーが大好きな食事がいっぱい。

横須賀ハニービーで日本初のアメリカンドック!?とミルクセーキを堪能する! | 横須賀海軍カレー本舗 スカレーブログ
http://blog.yokosuka-curry.com/?eid=1146814

【公式】ハニービー(HONEY BEE) - ヨコスカネイビーバーガー・海軍カレー
https://www.honeybee-yokosuka.com/

ネイビー仕込みのビッグでアメリカンな料理が人気でハンバーガー、チリコンカン、タコス、スティックドッグ、フライドチキン、フライドポテトなどが大人気でした。
日本のお客様はもとより、本場のアメリカ人からも愛されたその味は、現在も当時のレシピを忠実に受け継ぎ、長い年月をかけ、各メニューともに磨きをかけた料理となり、現在も変わらずご提供させて頂いております。特に現在でも当店で人気を誇るスティックドッグ(ホットドッグ)は日本で初めてハニービーで販売されたと言われています。

【公式】ハニービー(HONEY BEE) - ヨコスカネイビーバーガー・海軍カレー
https://www.honeybee-yokosuka.com/

 1968年に開店した横須賀の「GALLERY HONEYBEE」の「スティックドッグ」と「ホットドッグ」の記述。
これでも1968年

存在認知され始めたのはやはりこれくらいの年なのだろうか。


1967年(1966年?)の「××ドッグ」の記述


日本食肉年鑑 1967年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション
送信サービスで閲覧可能
https://dl.ndl.go.jp/pid/2513935/1/302

なお、フライヤーの応用製品として、最近、フランクフルトソーセージに特殊なミックスのころもをつけて揚げ、実演販売するホットドッグ機械が「××ドッグ」等の名称でいろいろ発売されており、食肉の新しい実演販売器具として人気を集めている。

『日本食肉年鑑』1967年版,興文社,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2513935 )

 ホットドッグと呼ばれてたかもしれないから検索したら、出てきた1968年以前のアメリカンドッグ、フレンチドッグらしき料理の存在。
1966年出版のものの記述。
出版日が明確でないので幾分かのズレはあるかもしれないけど、67年くらいに考えてもそれぐらいにはあったと考えられるとはおもう。

日本食肉年鑑 1967年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 昭和四十一年十二月二十五日発行。
書かれた頃合とそれらが読まれるアレを思っても、66から67くらいの感じで思うほうがいいんだろうか。


新しい食肉店舗 : 店づくり成功例80選 - 国立国会図書館デジタルコレクション
送信サービスで閲覧可能
https://dl.ndl.go.jp/pid/3442373/1/38

 1967年出版のコレには「ホットドッグフライヤー」が設置されている肉屋の事例が。
フライヤーつってんだから、パンにはさんでやるタイプのホットドッグではないよなあ。

新しい食肉店舗 : 店づくり成功例80選 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 昭和42年4月15日発行の本。
とにかくまあ、それぐらいのやつ。



仕入便覧 1968 - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/2518427/1/42

 1968年のカタログ。
「スナック・ドッグ製造機」の名前で売られている機器。
見た目からして衣ついて串にささってるアレなやつ。
で、その写真には「HOT DOG」の文字が。


名称のブレがありすぎて本当にわけわかんない。


サンドイッチ・ハイスクール (レモン・ブックス) - 国立国会図書館デジタルコレクション
出版年月日 1966
https://dl.ndl.go.jp/pid/9545230/1/26

長いくしにソーセージをさし、とアメリカで「ホットドッグ」を食べた一節がある。
日本語でかかれてるってことがあれなので、いちおうなげとく。



月刊食堂 : the food service management 6(7)(60) - 国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674586/1/110

スティックで何かしらの衣つけたっぽい「ホットドッグ」について触れられた1966年の


サービスエリアの「グルメ」人気衰えず! 限定メニュー・ネット配信で魅力倍増、アメリカンドッグ時代からの歴史をたどる | Merkmal(メルクマール)
https://merkmal-biz.jp/post/56110

1960年代のモータリゼーションの進展とブリヂストン | Bridgestone Blog
https://www.bridgestone.co.jp/blog/2019070201.html

日本で最初にオープンしたサービスエリアはどこ? 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】 – ニッポン放送 NEWS ONLINE
https://news.1242.com/article/98493

 SAなどでの軽食としての提供でのアメリカンドッグ普及の側面もあるのかもしれない。




 なんとなしにGemini(元Bard)で聞いたら、怪しい答えがでてきたのでほんとにメモ用にだけかいておく。

/gemini.google.com/share/7a562d56604d
 
デタラメくさいのであくまでめも
デタラメだった、アクセスできるソースでないかぎりGeminiはしんじられねえ


・スーパーで普段食べてたフレンチドッグ(今のアメリカンドッグ)はどこにも売ってなくて代わりにフランクフルトが販売されてた。これも生まれて初め食べた

【エキスポ70】大阪万博の思い出【太陽の塔、月の石】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/sepia/1534084767/1

 匿名掲示板5ch(2ch)のとあるスレッドの1。
「フレンチドッグ」が売られていて食べていたという裏付けになる。
こういうのを引き合いにだしてするのもあれかもしれないですが。


1964年に日本に上陸したらしい?「アメリカンドッグ」

<アメリカンドッグの歴史>
★日本に上陸したのは、昭和39年(1964)東京オリンピックの年に神田にある「福三(ふくみつ)」という食品会社が日本に持ち込みました。
★最初の店舗は、当時青山にあった「東京ボウリングセンター」の売店だそうです。

☆★☆出没!アド街ック天国☆★☆今回オンエア【21位~30位】
https://web.archive.org/web/20100105005010/http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/051224/30.html

https://plustrivia.com/originfoods/868/#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B0%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7
まずここから、たどって、

https://ameblo.jp/aishibox/entry-10840425770.html
ここにきて、

https://web.archive.org/web/20100105005010/http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/051224/30.html
これでこう。
さらに

昭和39年(1964年)に日本に初めてアメリカンドッグをご紹介させて頂きました♡

XユーザーのFUKUMITSU 福三さん: 「実は…そうなんです。照 昭和39年(1964年)に日本に初めてアメリカンドッグをご紹介させて頂きました♡こんなに皆様に愛され全国的に知られるスナックになるとは… #福三 #東京競馬場 #アメリカンドッグ https://t.co/Pto9TCNwFT」 / Twitter

1964年、東京オリンピック開催にて出店の際に馴染みの無い日本人にもわかりやすくアメリカから来たコーンドッグでアメリカンドッグと当時の社長が名付けました。あと日本ではコーンドッグの由来である衣にコーンミール入りの粉ではなく小麦粉が主に使用されているのでコーンの部分は省いたのかもです

XユーザーのFUKUMITSU 福三さん: 「@No1Tenmon 1964年、東京オリンピック開催にて出店の際に馴染みの無い日本人にもわかりやすくアメリカから来たコーンドッグでアメリカンドッグと当時の社長が名付けました。あと日本ではコーンドッグの由来である衣にコーンミール入りの粉ではなく小麦粉が主に使用されているのでコーンの部分は省いたのかもです」 / Twitter

 「アメリカンドッグ」の最初と思しき根拠な証言やっと見つかった。
1964年、らしい。
しかし、それらを裏付けられる資料が出てこないのもあって、一つの説でしかない。

ボーリングブームもさることながら実は1964年の東京オリンピックでの出店にてアメリカよりコーンドッグを持ち込み、当時馴染みの無い日本人にわかりやすい様にアメリカから来たコーンドッグでアメリカンドッグと当時の社長が名付けたそうです。

XユーザーのFUKUMITSU 福三さん: 「@toyonaka_4455 ありがとうございます♪ ボーリングブームもさることながら実は1964年の東京オリンピックでの出店にてアメリカよりコーンドッグを持ち込み、当時馴染みの無い日本人にわかりやすい様にアメリカから来たコーンドッグでアメリカンドッグと当時の社長が名付けたそうです。」 / Twitter
https://x.com/fukumitsu_B208/status/1622580820518244353

 「1964年、東京オリンピック開催にて出店」、1964年に持ち込んだといっているだけでって、別にその年に「最初の店舗」である「東京ボウリングセンター」に売店ができたとはいってない。じぶんの認識ミス。



その辺で探さないと。

ホットドッグは遥か昔の創業当初、まだ #福三 が葉山のヨットマリーナや青山のボウリング場、各地をワーゲンバスでホットドッグスタンドをしていた当初の名残が残る一品です

XユーザーのFUKUMITSU 福三さん: 「ありがとうございます♪ ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ ホットドッグ🌭は遥か昔の創業当初、まだ #福三 が葉山のヨットマリーナや青山のボウリング場🎳、各地をワーゲンバス🚌でホットドッグスタンドをしていた当初の名残が残る一品です✨ ご当地毎に取り扱う商品が微妙に違うのも福三の御愛嬌〜♪」 / Twitter
https://x.com/fukumitsu_B208/status/1685642762274885632


 本当に「アメリカンドッグ」といっていたのか、まだわからない。
ホットドッグ売ってた流れでそういう言い回ししてたんじゃなかろうか、みたいに推測できるけど、あくまで推測であっていまはまだ証拠もなにもない。

 「フレンチドッグ」などの他呼称のアレもあるので、まだまだわからないことは多い。

 1964年ってののがちょっと疑わしい感じがでてきた。勘違いレベルではあるかもしれないけど。
その証は別項で。


北海道というか道東のフレンチドッグについてのあれこれ

追ってる部分ではないけど、一応そのへんもメモしておく
レファのやつは上で張ってるからこっちでははらず。

砂糖がけフレンチドッグ / 北海道 -【JAPAN 47 GO】
https://www.japan47go.travel/ja/detail/6f6e0b37-e15e-42c2-989f-75aa0d0589ce

【道民あるある】アメリカンドッグに「砂糖」をまぶして食べる!?←その理由を調査してみた|Sitakke【したっけ】
2022.10.30
https://sitakke.jp/post/4592/

【北海道グルメ】なぜ道東ではアメリカンドッグに砂糖をつけるのか・・・・・・もんすけ調査隊(今日ドキッ!2022年10月21日放送) (youtube.com)

アメリカンドッグに砂糖をかけたら「フレンチドッグ」!?(季節・暮らしの話題 2021年10月09日) - 日本気象協会 tenki.jp
https://tenki.jp/suppl/romisan/2021/10/09/30626.html

北海道の一部にしか存在しない激レアB級グルメ「フレンチドック」を食べてきた | ガジェット通信 GetNews
2019/10/04 17:00
https://getnews.jp/archives/2220692

ケチャップは邪道!釧路ではアメリカンドッグに砂糖をかける :: デイリーポータルZ
2016年7月22日
https://dailyportalz.jp/kiji/160721197022

【検証グルメ】北海道民が「アメリカンドッグには砂糖が常識でしょうよ!」と言い張るので試してみた / しかも『フレンチドッグ』というらしい | ロケットニュース24
2014年11月2日
https://rocketnews24.com/2014/11/02/504356/

フレンチドッグには砂糖を!道東ではアメリカンドッグに砂糖をつける!?│北海道ファンマガジン
2003/07/21
https://hokkaidofan.com/frenchdog/

 どれもこれも名前の由来そのものについての説はなんも挙がってはない。


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 この辺もいちおうのメモ

アメリカンドッグ | (一社)日本惣菜協会
https://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/corn-dog/

ソーセージや魚肉ソーセージを棒に刺し、小麦粉や砂糖などで作った生地をまとわせて揚げた料理。トウモロコシ粉の生地を使う米国のコーンドッグを日本流にアレンジしたもの。

アメリカンドッグ | (一社)日本惣菜協会
https://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/corn-dog/

 ネットにある由来の説はどこも似たり寄ったりで、それらしいソースは無し。

特許出願等でのあれこれ

1971年特許出願 アメリカンドツグ及びその類似品の連続製造方法
アメリカンドツグ オヨビ ソノルイジヒン ノ レンゾクセイゾウホウホウ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S48-048655/11/ja
 出願日1971/10/18
特許出願人は「協同乳業株式会社」。


可食性の柄を有する食品
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S56-145992/23/ja
「柄付き食品に関し、詳しくは柄を過食性の食品で構成したアメリカンドッグ、キャンディー等の柄付食品に関する。」
 出願1980/04/02
出願人「味の素株式会社」

揚げもの食品のマーキング法
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S57-159475/11/ja
「本発明は、アメリカンドッグ、フレンチドッグなどと称されるソーセージ入り揚げ亀の、さつま揚げなどの揚げもの食品のマーキング法に関する。」特許出願 1981/03/25

特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP] (inpit.go.jp)

 これら以降にも「アメリカンドッグ」に関する出願はあるけど、古い出願はこれらになる。
フレンチドッグはそこまで古いのは無い。


ホツトドツク ノ セイゾウホウホウ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S48-036353/11/ja

 特許出願 1971/09/20
名前は「ホットドッグ」であるが、内容は串や小麦体をソーセージにつけて油で揚げる事が書かれている、それ。

クシ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S48-078283/23/ja
 ソーセージやハンバーグやホットドッグに刺す「串」などについての実用新案届。
出願 1971/12/24

 こういうのだけでも「普及した」といえるのは70年以降ではあるんだろうな、という。




コーンドッグ corn dog 周りのメモ

 翻訳すればそれまでかもしれないけど、日本語として書き起こしておきたいので

Corn dog - Wikipedia

Newly arrived German immigrants in Texas, who were sausage-makers finding resistance to the sausages they used to make, have been credited with introducing the corn dog to the United States, though the serving stick came later

Corn dog - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Corn_dog

Corn dogs are a food that we know from fall festivals, carnivals and tailgating. It actually got its start when German immigrants moved into Texas. Some of these new German immigrants were sausage-makers by trade, but had a hard time selling their wares in Texas. So, as a ploy, they took sausages, rolled them in a cornbread batter and fried them. The sticks came later.

The Science Of Corn Dogs - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/the-science-of-corn-dogs/

 テキサス州のドイツ移民がソーセージに衣を巻いて揚げたのが始まりで、棒は後からつけられた、説。


A US patent filed in 1927, granted in 1929, for a Combined Dipping, Cooking, and Article Holding Apparatus, describes corn dogs, among other fried food impaled on a stick; it reads in part:

I have discovered that articles of food such, for instance, as wieners, boiled ham, hard boiled eggs, cheese, sliced peaches, pineapples, bananas and like fruit, and cherries, dates, figs, strawberries, etc., when impaled on sticks and dipped in batter, which includes in its ingredients a self rising flour, and then deep fried in a vegetable oil at a temperature of about 390 °F [200 °C], the resultant food product on a stick for a handle is a clean, wholesome and tasty refreshment.

Corn dog - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Corn_dog

So I dug still a little deeper. With out much trouble (thanks to Google!) I found patent number 1706491, which describes a Combined Dipping, Cooking, and Article Holding Apparatus. The application was filed in 1927 and the patent was issued in 1929. It includes an interesting claim by one Stanley S. Jenkins [emphasis mine]:

The Oregon Pedigree of the Corndog
https://portland.daveknows.org/2010/07/21/the-oregon-pedigree-of-the-corndog/

US1706491A - Combined dipping, cooking, and article-holding apparatus - Google Patents

 1927年に出願提出されて1929年に発行された特許に、Corn Dogらしいものがあるので、オレゴン州で発案されたものではない、と主張する説。
(オレゴン州に本社があるPronto Pupsが1939年にCorn Dogを最初に作った、と主張する説に対して。Pronto PupがCorn Dogを多く広めたであろう、とは評価しているけど。


A "Krusty Korn Dog" baker machine appeared in the 1926 Albert Pick-Barth wholesale catalog of hotel and restaurant supplies. The 'korn dogs' were baked in a corn batter and resembled ears of corn when cooked.

Corn dog - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Corn_dog

Soda Fountains & Supplies : Albert Pick & Company and L. Barth & Company, Inc. : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

The Food Timeline: history notes-meat

 1926年のホテル・レストラン用品のカタログに"Krusty Korn Dog" baker machineという名の、言葉通りトウモロコシの穂のような形状のワッフルを焼く機械が掲載されている。
これらに棒があったかは確認されてない、らしい。
ワッフルらしいからなあ。


A number of current corn dog vendors claim responsibility for the invention and/or popularization of the corn dog. Carl and Neil Fletcher lay such a claim, having introduced their "Corny Dogs" at the State Fair of Texas sometime between 1938 and 1942.

Corn dog - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Corn_dog

We like to think that you can credit America’s obsession with fried foods, in part, to brothers Neil & Carl Fletcher. In 1942, the brothers invented a brand new food category and perfected what we know today as a “Corny Dog.”

Fletcher's Original Corny Dogs – A Texas Tradition Since 1942! – Nationwide Shipping
https://fletcherscornydogs.com/

 カール・フレッチャーとニール・フレッチャーが1942年に「Corny Dogs」を発明した、という主張。
 味付けはマスタードのみだったらしいけど、後々ケチャップも提供するようになった、という。


Pronto Pup of Rockaway Beach, Oregon, claims to have invented the corn dog in 1939.

Corn dog - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Corn_dog

Most often cited are the Fletcher brothers (Corn dogs/Texas) and Jack Karnis (Pronto Pups/Oregon & Minnesota). The records of the U.S. Patent and Trademark Office confirm Pronto Pups were introduced 1942 (the company's Web site claims 1941). According to the food historians, this is about the same time Corn Dogs were made their way to the Texas State Fair.

The Food Timeline: history notes-meat
https://www.foodtimeline.org/foodmeats.html#corndogs

  「Pronto Pup」の1939年発明の主張。
それも1941年とか、特許の記録の1942年のあれこれもあるらしい。

By 1941, the Boyingtons had opened a Pronto Pup stand at Sandy Boulevard and Southeast Thirtieth Avenue in Portland.

Pronto Pups
https://www.oregonencyclopedia.org/articles/pronto-pup/

 41年のあれこれは店のやつか。

A classic American concession was first fried in Oregon: the corn dog - OPB

The definitive history of the corn dog (er, Pronto Pup) | MPR News

The Original Pronto Pup - Gastro Obscura (atlasobscura.com)


Also in 1946, Dave Barham opened the first location of Hot Dog on a Stick at Muscle Beach in Santa Monica, California.

Corn dog - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Corn_dog

Dave Barham opened his first store in 1946 on the beach in Santa Monica, and the location was originally called Party Puffs. This original location changed to Hot Dog on a Stick, and is still selling sizzling hot dog on a stick and fresh, delicious lemonade to beachgoers today.

HDOS: About Us
https://web.archive.org/web/20110126125456/http://www.hotdogonastick.com/aboutus.aspx

Once upon a time in 1946 on the beautiful beach in sunny Santa Monica, a man named Dave Barham opened a food stand that would become an American icon. Originally called Party Puffs, the bright red barnlike stand served ice cream cones and lemonade but that all changed when, using his mom’s cornbread recipe, Dave perfected the Hot Dog on a Stick®. To highlight this new menu staple, he changed the name of his stand to Hot Dog on a Stick. Next, he took his products on the road and started selling at county fairs using his Lincoln Continental as a generator. After that, Hot Dog on a Stick took to the malls. While we have clearly come a long way, that famous Muscle Beach location is still selling made-to-order Hot Dogs on a Stick and fresh hand-stomped lemonade today.

Hot Dog History | Hot Dog on a Stick
https://hotdogonastick.com/our-story/

 デイブ・バーハムが1946年に「Hot Dog on a Stick」を作った事からの主張説。
「コーンドッグ」の起源説はこれらぐらいなんだろうか。コーンドッグ自体もよくわからない。



Family reflects on loss of Vose’s Corn Dogs founder, grandfather | WCIA.com

Corn dog king of the Illinois State Fair has passed | WJBC AM 1230

45 Years Of State Fair Corn Dogs | Top Stories | wandtv.com

 1960年代にアメリカでコーンドッグの名前で呼ばれていたであろうのは確認できる。

Billboard 1949年2月26日
https://books.google.co.jp/books?id=OPYDAAAAMBAJ&pg=PA64&dq=%22corn+dog%22&sa=X

Billboard 1957年9月9日
https://books.google.co.jp/books?id=QSEEAAAAMBAJ&pg=PA80&dq=%22corn+dog%22&sa=X

https://www.google.co.jp/books/edition/The_Onderstepoort_Journal_of_Veterinary/0HlRAQAAIAAJ?gbpv=1&bsq=%22corn+dog%22&dq=%22corn+dog%22&printsec=frontcover

https://www.google.co.jp/books/edition/Quick_Frozen_Foods_and_the_Locker_Plant/aVckAQAAMAAJ?gbpv=1&bsq=%22corn+dog%22&dq=%22corn+dog%22&printsec=frontcover









アメリカンドッグに触れられていた記事や本

 けっきょくきになっていくとこいってそれらしいのしらべたりしてしまいました。それでもさがしきれてませんが。

1967年「フレンチドッグ」命名&うちおろし説


 NHK放送文化研究所(https://www.nhk.or.jp/bunken/research/index.html)が発行している『放送研究と調査(月報)』(https://www.nhk.or.jp/bunken/book/monthly/index.html?p=202404)の、2003年10月号にて、塩田雄大氏による『平成15年度「ことばのゆれ」全国調査から(1)食関連用語をめぐる語彙的な「ゆれ」--西の綿菓子・東の綿あめ』という記事があり、その中で『アメリカンドッグ~フレンチドッグ』という章が書かれていて、それでアメリカンドッグについてのあれこれが書かれていました。

 章の中で、

~記録としては,「1967年 大阪・西の宮の戎さん祭りの縁日にフレンチドッグが初登場。1本50円。」という記述がある

塩田 雄大. 平成15年度「ことばのゆれ」全国調査から(1)食関連用語をめぐる語彙的な「ゆれ」--西の綿菓子・東の綿あめ. 放送研究と調査 = The NHK monthly report on broadcast research / NHK放送文化研究所 編. 53(10) (通号 629) 2003.10,p.32~53. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6719870
家庭総合研究会 編. 昭和家庭史年表 : 1926~1989, 河出書房新社, 1990.7. 4-309-22178-5, 10.11501/13205647. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002053836

と、昭和家庭史年表(家庭総合研究会編(1990))から引用と共に記述。


 さらにその記録や命名についての背景の記述が『祭りの商人「香具師」(1987年 川瀬孝二 著)』から引用されている。
 上記孫引きのようにまた孫引きな形になるけど、こっちでも一部を引用。

~万国博が大阪で開催された年の三年前,プリマハムから流してもらったソーセージを,なんとかネタにしようと思い,昔の経験から,ビスケットの粉をつけ,割りばしを刺して揚げてみた。…

塩田 雄大. 平成15年度「ことばのゆれ」全国調査から(1)食関連用語をめぐる語彙的な「ゆれ」--西の綿菓子・東の綿あめ. 放送研究と調査 = The NHK monthly report on broadcast research / NHK放送文化研究所 編. 53(10) (通号 629) 2003.10,p.32~53. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6719870
川瀬孝二 著. 祭りの商人「香具師」, 日本経済新聞社, 1987.11. 4-532-09454-2, 10.11501/13200572. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001889050

 これが1967年のってことになるあたりの記述。

で、

~出店申し込みの帳面をつける時,ネタの名前が決まっておらず,そこにあったソーセージの箱にフレンチドッグソーセージと書いてあったのを取って,命名してしまった。「今では専用の機械まで作られて全国に普及していますが,あのネタは私が考えたものです」と河野さんは言う。(川瀬(1987) pp.146-148)

塩田 雄大. 平成15年度「ことばのゆれ」全国調査から(1)食関連用語をめぐる語彙的な「ゆれ」--西の綿菓子・東の綿あめ. 放送研究と調査 = The NHK monthly report on broadcast research / NHK放送文化研究所 編. 53(10) (通号 629) 2003.10,p.32~53.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6719870
川瀬孝二 著. 祭りの商人「香具師」, 日本経済新聞社, 1987.11. 4-532-09454-2, 10.11501/13200572.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001889050

 とあって、フレンチドッグ誕生1967年説が出てくるわけです。
多分ネット上ではあんま言われてないけど。

 フレンチドッグは宝塚三代目大寅会・河野文治さんが「うちおろした」という説が掲載されています。
 この説、ネット上を検索しても出てきません。
 これは貴重な証言の発掘か!?

祭りの商人香具師 | 川瀬 孝二 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4532094542
カスタマーレビュー 今はほぼいなくなった香具師についての貴重な記録
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RS4PN7B04RZ8T?ASIN=4532094542

 貴重な証言の一つだろうけど、最初にやったかはちょっと盛られた話であるかもしれない、というのが現状の感じ。
1964年説もあって、66年にそれらしいものもあったっぽいので。

 この記事での「アメリカンドッグ」の命名背景は不明なままだったみたいです。
一応コレだと「フレンチドッグ」の命名の理由であるかもしれないものの一つの説がわかったことにはなるかなと。



 味の素食の文化センターが発行している雑誌「Vesta」の54号(2004年)にて、塩田雄大氏の連載記事として「「ことばのゆれ」からみた日本の食(2)アメリカンドッグ~フレンチドッグ」が掲載されており、その記事において題名通りにアメリカン・フレンチドッグについての事が書かれています。

 一部地域による「ホットドッグ」の呼称から、ソーセージをパンで挟むホットドッグについての例、フレンチドッグ・アメリカンドッグの例、それから呼称についての調査などが記述。
放送研究と調査の内容をより一般向けな書き方にしたような感じであるものの、さらに深く調査された結果もありました。

 フレンチドッグの項にて、「昭和家庭史年表」と「 祭りの商人「香具師」」を引用して1967年に生まれた説があると記述されていて、そこからプリマハムに問い合わせた結果が書かれています。
 で、長いけど引用。

 この記述に関して、プリマハム(株)お客様相談室担当者に訪ねてみた。確かに、大阪万博(一九七〇年)の二~三ほど前から、業務用として串に刺したソーセージを卸していたらしい(ただし製品名は未詳とのことである)。そして一九七〇年、プリマハムは万博会場で「串刺し・衣付き」ソーセージを販売することにした。これに合わせて、串刺しソーセージ(衣なし)を大量生産する「プリマオートマチックホットドッグマシーン」が開発された。これによって串刺しソーセージが「フレンチホットドッグ」という製品名で業務用に生産された。この串刺しソーセージに、万博会場でバッター(衣練り生地)を付けて揚げ、「フレンチドッグ」という名称で一般客に販売されたのである。

塩田 雄大. 「ことばのゆれ」からみた日本の食(2)アメリカンドッグ~フレンチドッグ. Vesta = 食文化誌ヴェスタ : 食文化を楽しむ一冊 / 味の素食の文化センター 編. (54) 2004.Spr,p.58~61. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6918395

 大阪万博ではやっぱり「フレンチドッグ」呼称だったらしいです。
で、そのフレンチの名称自体については、

プリマハム担当者によると、ドイツ式のソーセージは燻製によって黒っぽく仕上がるものが多いのに対して、フランス式のものは燻煙をあまりかけない白っぽいものが多く、このような点にヒントを得て「フレンチ」という名称を使ったのではないか、とのことである。

塩田 雄大. 「ことばのゆれ」からみた日本の食(2)アメリカンドッグ~フレンチドッグ. Vesta = 食文化誌ヴェスタ : 食文化を楽しむ一冊 / 味の素食の文化センター 編. (54) 2004.Spr,p.58~61. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6918395

 と、問い合わせた結果が書かれています。
これもまあ一説でしかないけど、こう言われているものがある、ということにはなります。

 アメリカンドッグについてはやっぱり手がかりなしらしく、コーンドッグを手本にした人がいたのかもしれない、という推測が書かれている程度でした。
 呼称が文字として書かれた例として挙げられている例としては、

「アメリカンドッグ 一本五〇円」(プリマハム社報『輝くプリマ』Vol.15.No9.108 掲載の写真(一九六九年一一月末に東京・田無の街頭にて撮影))
「アメリカン・スティック・ドッグ フランクフルトソーセージにカレー入りの衣をつけて揚げるとバツグン」(写真つき)(『女性自身』1976.6.24)

塩田 雄大. 「ことばのゆれ」からみた日本の食(2)アメリカンドッグ~フレンチドッグ. Vesta = 食文化誌ヴェスタ : 食文化を楽しむ一冊 / 味の素食の文化センター 編. (54) 2004.Spr,p.58~61. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6918395

 という感じで、マジで見つかってない感じが伺えます。
実際こっちでも検索してもそれらしいのないくらいなんだもの。

 1446人からの年代別・地域別での呼称の調査も載っていて、全年齢層でアメリカンドッグとしての認知が多く、ホットドッグ、フレンチドッグは二番手三番手という感じで、比率的には若年層がアメリカンドッグと呼ぶのが多いともあり、

冒頭の考察からは、「フレンチドッグ」が先に(一九六七年)使われ始め、「アメリカンドッグ」はそれよりも遅かったのではないか、と推測することができる。

塩田 雄大. 「ことばのゆれ」からみた日本の食(2)アメリカンドッグ~フレンチドッグ. Vesta = 食文化誌ヴェスタ : 食文化を楽しむ一冊 / 味の素食の文化センター 編. (54) 2004.Spr,p.58~61. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6918395

 と、推測が書かれている。

 地域別での結果としては、「アメリカンドッグ」は関東で多く、「フレンチドッグ」は北海道と九州で多いとなっている。
「ホットドッグ」も全国にちらばりながらも存在している。
で、その結果を元に、

この調査結果と、先に記した歴史的背景とを合わせて考えてみると、「フレンチドッグ」という「古形」が最初に大阪で生まれ、その後「アメリカンドッグ」という「新形」が関東を起点として広まりつつある、というシナリオを想定することができるかもしれない。

塩田 雄大. 「ことばのゆれ」からみた日本の食(2)アメリカンドッグ~フレンチドッグ. Vesta = 食文化誌ヴェスタ : 食文化を楽しむ一冊 / 味の素食の文化センター 編. (54) 2004.Spr,p.58~61. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6918395

 というように書かれている。

 縁日で売られているのが多いことから地域差は香具師の活動範囲と強く関係しているかもしれない、とも書かれている。


今でもそれらを調べる手段が思いつかないので難しいかもしれない。




論文

「ホットドッグ」か「アメリカンドッグ」か―新しい方言・気づかない方言の一例として― | CiNii Research

収録刊行物
福島県田村郡小野町方言の社会言語学的研究調査報告
福島県田村郡小野町方言の社会言語学的研究調査報告 - 46-50, 2016

 こんな論文もあるらしい。
題名からしてもホットドッグ呼称についてのことだろうと思う。
そっちはおっかけるのめんどうだし、なんか読むのもめんどくさそうなので俺は追わない。
 おっかけようとしたけど、複写が著作権の関係でいろいろナニだったので無理だった。
一旦諦め。



ざっくりした紹介

日本の洋食 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
出版年月日 2018年05月20日
https://www.minervashobo.co.jp/book/b357164.html

 ざっくりした「洋食」についての歴史やらなんやらの説明が書かれている本。
何も知らない場合のとっかかりとしてはいいかもしれないけど、あまり深くは掘られていない。
そこで一応アメリカンドッグのページもあったけど、ページ数としては1ページ分ぐらいの記述。

アメリカンドッグは、一説には、1970年に開催された大阪万博のアメリカ館のパイロット店舗で販売されたケンタッキー・フライドチキンなどと一緒に登場して、流行りはじめたといわれています。

青木ゆり子 著. 日本の洋食 : 洋食から紐解く日本の歴史と文化, ミネルヴァ書房, 2018.5, (シリーズ・ニッポン再発見 ; 9). 978-4-623-08291-9. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I028970205
p.160

  この記述だけでも「一般的」な事で書かれている本という感じにはなる。

 じっさいまあ、そんなかんじで売られてたそうだし、そういうストーリーのがわかりやすいってのもまあそうだろうなあと。





アメリカンドッグとフレンチドッグ

コムギ粉料理探究事典 - 株式会社 東京堂出版 限りなく広がる知識の世界 ―創業135年―
https://www.tokyodoshuppan.com/book/b79523.html

 小麦粉を使った・関連した料理についてのみの辞典。
そのうちに「アメリカンドッグ」と「フレンチドッグ」が載っている。

 アメリカンドッグ (英 American dog)
フランクフルト・ソーセージを串に刺し、コーングリッツ、ビスケット粉などを混ぜ合わせたバッターをまぶして揚げたもの.遊園地、行楽地の人気もの.→フレンチドッグ

岡田哲 編. コムギ粉料理探究事典, 東京堂出版, 1999.6. 4-490-10518-5. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008370624
p.49

 フレンチドッグ (和 French dog)
和製語.アメリカン・ドッグのこと.姿形がホットドッグに似ている.兵庫県の縁日の屋台で、命名された呼び名とする説がある.フランクフルトソーセージに割り箸を刺し、ビスケットの粉、コーグリッツなどの歯触りのある原料を入れたバッターを、まぶして揚げたもの.→アメリカン・ドッグ

岡田哲 編. コムギ粉料理探究事典, 東京堂出版, 1999.6. 4-490-10518-5. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008370624
p.301-302

 「香具師」のアレの記述からの説が引き合いに出されている。
つまりこれでも「ほぼなにもわかってない」ということになる。







NDLデジコレで公開されてる物をさらに漁る


 けっきょくどうしても気になったりいろいろあって行くとこいって漁ったりなんだりしてるのもあるので、それらも列挙。
順不同。というか本当に並べてるだけなので時系列でまとまってはない。
というか並べ方がアレなのでとにかくその場その場で並べてあるだけ。


送信サービスで閲覧できる資料

 NDLに登録してあれば自宅からでもログインして見られる資料。
どちらにしても見られない人は見られない。

昭和43年(1968年)から44年(1969年)に販売されたアメリカンドッグ

 冬枯れのない事情をと望めば、当社としては箱根の外へ出るしかなかった。その結果、小田急電鉄の助言もあり、新宿西口開発計画に参加することとし、箱根での実績を生かして喫茶店を出店することを決議したのである。
 経営能率の向上を図るために業務運営は光林社に委託し、昭和41年12月1日よりコーヒーショップ「らら」の営業が始まった。そして開店2年目に入った頃から、当時まだ珍しかったアメリカンドッグの販売開始も手伝って好調となり採算ベースに乗りはじめた。

箱根ロープウェイ株式会社 編『箱根の空に架ける : 箱根ロープウェイ株式会社25年史 1959-1984』,箱根ロープウェイ,1984.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11952117 (参照 2024-05-09)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11952117/1/12

昭和41年12月1日 「コーヒー・ショップ・らら」営業開始

箱根登山鉄道株式会社社史編纂委員会 編『箱根登山鉄道のあゆみ』,箱根登山鉄道,1978.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11954775
https://dl.ndl.go.jp/pid/11954775/1/149

 かつて新宿にあったという「コーヒーショップ・らら」。
そこで昭和41年からの二年目ごろにアメリカンドッグ販売してたらしく、
昭和43年(1968年)から44年(1969年)のことにはなるんですよねこれ。
 しかしこれ、店舗の運営形式を思うと、「アメリカンドッグという名のサンドイッチ」である可能性もなくはないかなあと思うんですけど、
でもそれだと珍しいとか言わないだろうし、そういう事例は見たこともないから無いかなあ。
(フレンチドッグという名のサンドイッチってのは見かけるんですが)

 この喫茶店自体も気にはなるんですけど、ここでは追いません。
あくまでアメリカンドッグのやつだ、ここでは。



1969年頃の池袋地下街

数年前に閉業してしまったのだが、池袋駅の地下街の一角に「すなっくらんど」という、立ち食いの店が寄り集まった場所があった。
(略)
ここはいまからおよそ三十年前、僕が小学校の五、六年生の頃にオープンした、という記憶がある。
(略)
 ソーセージに頃をまぶして揚げた「アメリカン・ドッグ」というものを初めて味わったのもここだったし、...

『ひょうひょう : 50代からのイキイキ発見マガジン』(57),長寿社会開発センター,1999-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1839365 (参照 2024-05-09)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1839365/1/7

 泉麻人氏による池袋地下街についてコラムの中で、アメリカンドッグ食べたという思い出が少し語られている。
とにかくその「すなっくらんど」によっていろいろ食べたことがあるなやつで、
年月も定かではないあくまで思い出話でではあるんですけど、
これだけでも1969年から1970年くらいにアメリカンドッグを食べてたであろうみたいな推測だけはできるので、引っ張っておく。



昭和49年(1974年)8月の福島県の祭り出店での「フレンチドッグ」

草野日出雄 著『写真で綴るいわきのくらし』,はましん企画事業部,ヤマニ書房,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9640526 (参照 2024-05-09)

 「祭りの出店<昭和49年8月1日・錦町御宝殿熊野神社境内>」の写真のページに、「フレンチドッグ」の屋台の写真が掲載。



昭和四十八年(1973年)8月の群馬県の祭りの「フレンチドッグ」

『沼田の民俗と伝承』,沼田市教育委員会,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9640514 (参照 2024-05-09)

 昭和四十八年八月沼田市(祇園祭)の露店の一覧が掲載されていて、そのうちの一つに「フレンチドッグ」の名前がある。



ケーキメークと「スティックドッグ」

ホットケーキはもち論、ドーナツもスティックドッグもおいしく上ります。

『新婦人』23(12)(261),文化実業社,1968-12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11399225
https://dl.ndl.go.jp/pid/11399225/1/116

 商品紹介のページでケーキメークの紹介に「スティックドッグ」の名前も書かれている。
ケーキメーク自体は一応上でもURL貼ってるけど、1968年にホットケーキミックスの商品名。

昭和ホットケーキミックスの歴史 | ホットケーキ百科 | 知る・楽しむ | 昭和産業株式会社 (showa-sangyo.co.jp)

*最近人気のスティックドッグは串にさしたソーセージに粉をゆるめにといたものをまんべんなくからませ、油で色よく揚げたものです。ケチャップ、ときがらしをつけて熱い内に食べる栄養豊富なおやつです。

『新婦人』25(2)(275),文化実業社,1970-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11399239
https://dl.ndl.go.jp/pid/11399239/1/26

 ケーキメークを使った簡単なレシピ的なものが書かれてるページ。
まちがいなく「アメリカンドッグ」な何かを指しているんだろう証明になるひとつ。

 業務用としてはやはりホットケーキ・ミックスが首位を占め,最近では各デパートの食品売り場や駅の近くのスタンド等でアメリカン・ドッグ的なスナック食品がかなりの人気を集めている。

『ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術』10(1)(106),日本食品出版,1971-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318533 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318533/1/14

 ケーキミックスについての記事での「アメリカン・ドッグ的」。
この辺でも名前が定まってないとかそういうのも考えられる。


 このごろ街で爆発的な人気を呼んでいるステックドック(アメリカンドックとも呼ばれています)もかんたんにつくれます。

『新婦人』23(12)(261),文化実業社,1968-12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11399225 (参照 2024-05-13)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11399225/1/38

 というか表記ぶれでの検索したら「アメリカンドック」、つまりアメリカンドッグ言ってるじゃないかよと。



1986 膨張剤と「スティックドッグ」

最近では天ぷら,フライ,スティックドッグなどの衣(ころも)に使用され、膨張剤を活用していろいろなものの製造研究が考えられ、数多くの応用が実用化されている。

『フードケミカル』2(1)(9),食品化学新聞社,1986-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3352050 (参照 2024-05-10)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3352050/1/44

 ベーキングパウダー(ふくらし粉)についての話のうちに「スティックドッグ」の名前が挙がっている。
1986年(昭和61年)から多少前後するその程度の間で「スティックドッグ」。




1970 盛り場での「アメリカンドッグのスタンド」

 それが、高校生になると、バス、または国電、私鉄などの交通機関を利用した通学が始まり、これに対応して、駅前商店街やバスターミナル付近が、立寄り先になってくる。
 そして、ソフトクリームやアメリカンドッグのスタンド、レコードショップ、ヤングファッションのお店、ブックショップ、小間物屋ふうの文具店、時にはラーメン屋や喫茶店、パーラーが、彼や彼女たちが何かいいことを捜し当て、発見する場所になる。

今井俊博 著『街の考現学 : 集まる,動く』,誠文堂新光社,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12244286 (参照 2024-05-10)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12244286/1/13

 「盛り場という巷の学校」という題で中高生が立ち寄る場所についてなにかを言ってる件のとこでの「アメリカンドッグのスタンド」。
挙げられている例共々、そういう売られ方をしていた時代の一つの視点からの切り取り的な感じのなにか。
「アメリカンドッグ」



1970 アメリカンドッグ製造器"ハイ・スター"

 アメリカン・ドッグは若者に非常に人気がある。今では野球場、プール、スキー場には必ずあるし、ドライブイン、食堂、喫茶店、スーパーでの販売で子供のおやつ、学生、サラリーマンの外食、家庭の軽食と誰にでも好まれるたべものとなった。

『ドライブイン・モテル経営』,柴田書店,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12024060 (参照 2024-05-10)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12024060/1/145

 ドライブインだとかの経営についての本のうちの、製品紹介としてアメリカンドッグ製造器があり、その項にこんな一文がかかれている。
ハイスター自体は他のとこでも引用はしているけど、宣伝文句なだけあって盛られてるものもあるだろうけど、それだけの言う何かがあったものにはなるとおもうんですよね。

『小資本飲食店 : 成功事例300 オール開店の手引』,柴田書店,1977.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12023716 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12023716/1/5

 1977年のハイスターがある広告。




祭りの「アメリカンドッグ」

 とうもろこし、焼きソバ、日本ソバ、タコ焼きや味噌おでん、アメリカン・ドッグや"海賊焼き"の売り文句のついたイカの丸焼きなどのにおいがとけ合って広場にただよい、店先にあつらえられたテーブルとイスのまわりはたいへんな人だかり。早くもこの一角だけはにぎにぎしく、なんとなく"お祭り気分"が感じられる。

『レクリエーション = Rec』(132),日本レクリエーション協会,1971-10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2811160 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2811160/1/14

  納涼フェスティバル「日本の祭り」というイベントのルポ。
そこで名前の挙がっている「アメリカンドッグ」

 また、他ページでも団地祭りのルポでアメリカンドッグの店があったらしいことが書かれている。




1972 ヨークショッピングスクエア野田店のテナントの「アメリカンドッグ」


『日本商業年鑑』1972年版,商業界,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11914848 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11914848/1/282

 ヨークショッピングスクエア野田店のテナントに「アメリカンドッグ」の店がある事が確認できる。
それだけですが。




1972 「アメリカンドッグの安定した人気」

 2 食生活の洋風化,国際化の促進
 主食において米の退化,パン食などの洋風食の台頭が顕著であるが,食生活全搬にわたって輸入商品が豊富になり,国際色に富んだものになってきている。副食オヤツとして洋風的なスナックフーズが増大するのも当然である。
 マクドナルドのハンバーガーの異常なまでの売行きや,ケンタッキーフライドチキンの売れ行き,アメリカンドッグの安定した人気,ポテトフライ,ポテトチップの評判等々、数えあげたらきりのないほど新しい商品が人気を得てきている。

『食肉店経営近代化シリーズ』昭和46年度,全国食肉事業協同組合連合会,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12026280 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12026280/1/8

 当時の食生活の変化の型を列挙したものの中で洋風な食の中で名前のあげられている「アメリカンドッグ」。


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冷凍食品の販売実態 : 調理食品を中心とした販売動向と将来性 (市場調査資料 ; No.100) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)




1973 アメリカンドッグべんとう

婦人生活社 [編]『婦人生活』27(6),婦人生活社,1973-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2324518 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2324518/1/14

 ウインナーソーセージでのレシピ。



1973 ニットーのホットドッグ

『ドライブイン・モテル経営』no.5,柴田書店,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12020118 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12020118/1/37

  日藤食品株式会社のフライヤーの広告。
「ニットーのホットドッグ」といってたり、ただ「ドッグ」とあったり、「アメリカンドッグ」がどうこうとかあったり。
アメリカンだけでなくホットドッグ呼びの証のひとつ。


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フード・サービス・チェーンの経営 : 事例研究 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

食品の商品知識 (店頭販売必携 ; 5) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)



1977 魚肉ソーセージのアメリカンドッグ

田村魚菜, 田村千鶴子 共著『料理大事典』,魚菜学園出版局,1977.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12093518 (参照 2024-05-11)
料理大事典 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 レシピ本の、魚肉ソーセージ・ハムの項にあるレシピのひとつに「魚肉ソーセージのアメリカンドッグ」のレシピあり。


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茨城県食品衛生事業概要 昭和51年度 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

販促イベント・アイデア12カ月 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

新潟経済社会リサーチセンター月報 : にいがたの現在・未来 4月(55) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

総合マーケティング資料年報 1980 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

これからの有望業種デリカショップ百科 : 和洋華惣菜の販売システム - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ハム・ソーセージ読本 : 生産から食卓まで 改訂2版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ショッピングセンター 11月(97) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

婦人生活 36(5) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

あけぼの 1(9)(9) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ショッピングセンター名鑑 1985 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ある米屋の軌跡 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

図解生活大百科<シベール> 第4巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

図解生活大百科<シベール> 第4巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
アメリカンドッグの製造方法及び装置

保育の友 34(4) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

美しくやせるおべんとう : 学校に、オフィスに、スポーツに (Happy cooking ; 145) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ショッピングセンター名鑑 1988 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

アミューズメント産業 22(1)(252) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

日中経協ジャーナル 12月(39) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

総合食品 20(10)(238) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

近代企業リサーチ 2月10日(790) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)




1982 ハンバーガー店のメニューのアメリカンドッグ

国民金融公庫調査部 編『フランチャイズチェーン店 : 成功の秘訣と将来の展望』,中小企業リサーチセンター,1982.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12025386 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12025386/1/76


 ハンバーガー店のメニューが例として提示されていて、その中に「アメリカンドッグ」が書かれている。
 チェーン名は伏せられているものの、「スーパーバーガー」や「クラムバーガー」の商品名から、かつて日本にあった「デイリークイーン」ってチェーン店のメニューらしい。




1993 アメリカンドッグとコーンドッグ

 日本で『アメリカンドッグ』なるものを縁日の屋台で食べたことがあるが,アメリカでは、それを『コーンドッグ』と呼んでいる。あの串にさしたフランクフルトをくるんでいる揚げパンにも,トウモロコシが入ってたのかねえ。

『火力原子力発電』44(6)(441),火力原子力発電技術協会,1993-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3282268 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3282268/1/15

 ワシントン食べ放談とかかれてるもののエッセイなもので、アメリカンドッグとコーンドッグの両方について触れられているもの。



1995 ファーストキッチン「あらびきアメリカンドッグ」

外食産業総合調査研究センター 編『季刊外食産業研究』14(3)(56),外食産業総合調査研究センター,1996. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2261482 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2261482/1/29

ファーストキッチン、「あらびきアメリカンドッグ」発売 - 日本食糧新聞電子版
1995.05.26 7873号 3面
https://news.nissyoku.co.jp/foodsnews/nss-7873-0026

https://www.first-kitchen.co.jp/calorie/pdf/eiyo.pdf

『フードケミカル』12(7)(135),食品化学新聞社,1996-07. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3352176 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3352176/1/80




1996 明治サンテオレ アメリカンドッグ


『ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術』35(7)(412),日本食品出版,1996-07. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318839 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318839/1/41





コーンドッグ

 ピザとかと名前並んでる以上は、別なコーンドッグを指しているわけではないよなあとおもう。

 新しく考えられている冷凍スナックとしては,冷凍サンドイッチでトーストしたピザにエンクローズしたり,オープンのまま加工したもの,フローズン・コーン・ドッグ,スナックウイッチなどである。

『ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術』11(2)(119),日本食品出版,1972-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318546 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318546/1/49

 また,国民に広く受け入れられているビーフおよびチキンのミートパイの売上げが伸びいているように,冷凍コーンドッグもスナック食品市場で明らかに成長製品である。

缶詰技術研究会, 大和製罐株式会社 [編]『食品と容器』13(5),缶詰技術研究会,1972-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318906 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318906/1/19

海外市場 24(270) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 高騰する原料コスト,特にベイクド製品においては,新しい原料である脱脂粉乳の代用として利用されるホエー・プロダクトの必要性が重視されている。すでにピザ,ピザロール,ヌードル・ロマノフ,フィシュ・アンド・チップス,ワッフル,パイ、ディナー・ロール,ドーナツ・アンド・ベジタブル,コーン・ドッグ,マカロニ・アンド・チーズ,エッグ・ロールなどの冷凍製品にそのままあるいは他の原料とミックスされ,利用されている。

『ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術』16(1)(178),日本食品出版,1977-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318605 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318605/1/49

ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術 18(3)(204) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術 21(6)(243) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

マクドナルド : わが豊饒の人材 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

パン科学会誌 33(9) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

総合食品 12(3)(135) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
雪印「コーン&ドッグ」
アメリカンドッグ

Franchise age 24(3)(266) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
アメリカ コーンドッグ ホットドッグ

 商品としてはアメリカンとかで呼ぶけど、作る側ではコーンな呼びもあり続けたみたいななにかなのだろうか




フレンチドツグ製造機械

 FRG写真工業(株)

(事業内容) フレンチドツグ製造機械および材料 写真材料の販売
(沿 革 昭和41年4月(株)FRG商会設立 同43念現社名に改称

『産経会社年鑑』第8版,産業経済新聞社年鑑局,昭和44 8版. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1698953 (参照 2024-05-13)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1698953/1/385

産経会社年鑑 第9版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 



1968 「フライドッグ」 魚肉ソーセージ

 近頃,街頭でよく見掛ける割箸に挿したソーセージに衣をつけて油で揚げ辛子をぬったのがある。名称はそれぞれ違うがこの「フライドッグ」といわれるのは栄養的にどんなものだろうかと実際に魚肉ソーセージを用いて作って見た。
 魚肉ソーセージを2つに切り割箸にさして小麦粉と卵を半々にとかした衣をつけ油で揚げて出来たものを調べると油が多量に浸み込んでいるので蛋白,脂肪、糖質の比は 2.2:5.3:2.5 となり総カロリーはソーセージの半分づつを箸にさしたもの2本で506カロリーであった。

日本魚肉ソーセージ協会 [編]『魚肉ソーセージ』(157),日本魚肉ソーセージ協会,1968-09. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3323739 (参照 2024-05-13)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3323739/1/21

 この「名称はそれぞれ違うが」の件はもうほんとにそうだったんだろうなあ、と思う。




1968 フライドック

『月刊経済』新年15(1)(203),月刊経済社,1968-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2672809 (参照 2024-05-13)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2672809/1/42
月刊経済 新年15(1)(203) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 愛和食品株式会社のスナックスタンド広告の営業種目に「フライドック」の名前。
「ホットドック」と別に書かれてるから、それなんだろうと。



他「フライドック」

『食品工業総合名鑑』1972,光琳書院,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11937985 (参照 2024-05-14)
食品工業総合名鑑 1972 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 マイクポップコーン株式会社の概要の製品のところに書かれた「フライドック製造機械」

食品工業総合名鑑 1974 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 これで「ペプシコフーズ株式会社」に社名を変更している。

食品工業総合名鑑 1978 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 「ペプシコ株式会社」




「アメリカンホットドッグ」

 「アメリカンホットドッグ」なんていうと、今ではアメリカ式の豪快なホットドッグをイメージするかもしれないですけど、「アメリカンドッグ」が「ホットドッグ」呼びされてたからなのもあるのか、こういう呼ばれ方していたものもあるみたいなんですよね。あと今でもたまにあったりはする。
ただ名前だけだとどっちがどっちだか区別つかないのもあるので、その辺で難しいものでもある。
 これで検索すると69年から引っ掛かりだす。これらはNDL限定公開な資料ですが。

 それなのに、レモンイェローのタオルケットと、ブルーにピンクのパジャマにくるまれた、まるで洋菓子屋の安っぽい包装紙に包まれた巨大なアメリカンホットドッグみたいな...

『文芸首都』38(12),文芸首都社,1969-12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2341869 (参照 2024-05-14)
文芸首都 38(12) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 勝目梓「蒼い朝」という小説の一文。
小説の内容自体はおいとくとして、こういう比喩されたものがあったと。


なかでも直接その場で焼いて販売される,フランスパンの実演・ソーセージにころもをかぶせたアメリカン・ホットドッグの実演,サンドイッチコーナー等に和解女性,子供達に人気があり,黒山の人だかりでした。

日本パン技術研究所 監修『Pain : パンを作る人、パンを楽しむ人のための情報誌』17(6)(198),J・I・B,1970-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3320905 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3320905/1/19
https://dl.ndl.go.jp/pid/3320905/1/20

 ソーセージにころも、だから串に刺す方だと思います、これは。

日本生協連広報部出版グループ 編『生協運営資料』(28),日本生活協同組合連合会,1972-11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1828397 (参照 2024-05-14)
生協運営資料 (28) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

文字だけなので判断つかず。

主要生産品目 アメリカンホットドッグ,...

『会社要覧』冷凍食品業界編 1974年度版,水産タイムズ社,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11937680 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11937680/1/83

 日東食品製造株式会社の冷凍食品部門の項。
たぶんこれも串にさしてある方だよなあ。冷凍であれだし。

会社要覧 冷凍食品業界編 1975年度版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
会社要覧 冷凍食品業界編 1976年度版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)


【丸棒製造業】パラフィンがなくなった、紙が高くなった。おかげでアイスクリームのカップが品薄。棒つきアイスキャンディのリバイバル・ブームである。ここに着目したこのひと、丸棒製造をはじめたら、いや売れること売れること。アメリカン・ホットドッグ、ペロペロ・キャンディなど丸棒はひっぱりだこなのだ。…

堂本昭彦 著『ピンチにチャンスを : 小資本独立のキメ手商売45』,徳間書店,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11954598 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11954598/1/79

 棒つってんだからそのドッグであろうと。


『現代医療』6(11),現代医療社,1974-11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3433066 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3433066/1/48

 高脂血症の病例で患者の食べたものとして名前がでてるだけ。判断つかず。


店頭には、その場で食べられるアメリカンホットドッグコーナー。フランクフルトソーセージを独特の味つけで粉をまき、揚げたもの。

イシイイチロウ 著『これからの食肉店は頭で売ろう : 誰にでもすぐ解る販促のコツ』,食肉通信社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12020408 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12020408/1/48

 揚げた、っていってるんだからそれ。

婦人生活社 [編]『婦人生活』29(9),婦人生活社,1975-08. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2324545 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2324545/1/5

 市販のケーキミックスを使って作れる「アメリカンホットドッグ」


コーヒーではないが、元町といえば、ナウな街・ショッピングのストリートだが、ここの名物のひとつが例の"喰い歩き"。しかもお得意は若い女性。
 ソフトクリームが本命(?)だったが、今では北欧のチーズドッグ、アメリカンホットドッグといずれも箸についたドッグを口にしながら歩く。はじめアメリカ女性が遂行していたスタイルが「かっこいい」と、いつのまにか、日本女性に感染。やはり、若い女性だと、サマになるから不思議だ。

白神義夫 著『横浜の味』,保育社,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12023765 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12023765/1/74

 横浜の店の紹介やエッセイなどのなかでの「アメリカンホットドッグ」。


静岡女子大学研究紀要 (10) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 文字だけなので不明。

注① ドーナッツ、ハンバーガー、カップヌードル、フライドポテト、アメリカンホットドッグ、フライドパンなどフライする軽食はフライヤーの種類や方式の全範囲にわたっている。

『スナックフーズマニュアル』,食品出版社,1978.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12048665 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12048665/1/76

 「スナックフライヤーシステムについて」という題で書かれた項での注釈に「アメリカンホットドッグ」の名。
フライヤーといってるから、それ。


『冷凍食品年鑑』1978年版,冷凍食品新聞社,1978.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11916584 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11916584/1/157

 ㈱日食の事業内容に「アメリカンホットドッグ」。


100業種サイドビジネス入門 : 小資本・アイデア活用法 (開業入門シリーズ) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 不明。

月刊経済 新年特大26(1)(329) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
日本製粉の商品のアメリカンホットドッグ。

軽食の分類としてドーナッツ,フライドポテト,アメリカンホットドッグがある。

『ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術』19(5)(218),日本食品出版,1980-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318645 (参照 2024-05-14)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318645/1/30

 「食品工業におけるフライ加熱とその装置」という題の記事にアメリカンホットドッグ。
フライだし、まあそっち。

冷凍食品年鑑 1981年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
冷凍食品年鑑 1985年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

埼玉の中堅100社 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

食品流通年報 1985年版 (日本の食品メーカーガイド) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)


世界のコーヒー店 : アメリカ&ヨーロッパ - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
これがパンはさみのほうの例


フードケミカル 3(6)(26) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
プレミックス

ショッピングセンター 2月(196) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
アメリカンホットドッグもある、と。不明



「アメリカンホットドックコーナー」

”ボウリングでファミリーレジャーを”

※アメリカンホットドックコーナー。

プロムナードチェーン
東京ボウリングセンター

横浜市総務局統計課 編『横浜市事業所名鑑』昭和41年版,横浜市,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2514314 (参照 2024-05-14)
横浜市事業所名鑑 昭和41年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2514314/1/1686

 昭和41年12月発行?。
横浜市事業者名鑑のうちのヨコハマシーサイドボウルの部分。
この「アメリカンホットドック」が「アメリカンドッグ」であったなら、「福三」がチェーンとして「東京ボウリングセンター」関係の場所にも売っていたなら、
という感じで一応あやふやながらちょっと繋がったような。

神奈川年鑑 昭和42年度版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
神奈川年鑑 昭和43年度版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
神奈川年鑑 昭和44年度版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

以降だと「ホットドックスタンド」表記で、どうかなあとよけいわからなくなってきた。

 

 「アメリカンドッグ」って呼称は「既にあるホットドッグとの呼称差別化」と「アメリカンホットドッグが略されたもの」の両方からそうなったんじゃないかなあ、とは思いたいんですけど、まだそれを裏付けられるほどのあれこれはない。これだけ引っ張ったものがあってもないものはない。




「ステッキドッグ」

万博博会場ではステッキ・ドッグが花が咲いたように各所で売られております。
若い人、女性による処にはどこでもステッキ・ドッグがあり、子供にも人気です。どこで食べても一流の味で栄養があり、しかも手軽に食べられるのも魅力です。

『ドライブイン・モテル経営』,柴田書店,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12024060 (参照 2024-05-15)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12024060/1/7

 1970年の「ステッキ・ドッグ高速店頭製造器 カラー・スター」の広告の宣伝文句。
ここで何度も引用しているハイスターと同種の製品、というかパラソルのついた奴がカラースターって名前です。
で、いろんな名称で「アメリカンドッグ」の製造器を宣伝してあるやつなんですけど、万博での「アメリカンドッグ」の売られ方が垣間見える言い回しなんですよね。
アメリカン館のとこで売っていた、みたいなのが一般的なストーリーですけど、
多くの人の思い出談やなんやらで、いろんなとこで売られていたって考えてもおかしくはないよなと。


冷凍食品年鑑 1981年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
冷凍食品年鑑 1982年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
伊藤ハムの生産品に「ステッキドック」


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醸造年鑑 昭和46年 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
これの「ホットドッグスティック」は別、かもしれない。
「ホットドッグスティック」


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河北年鑑 昭和43年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
「ステッキホットドッグ」

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食品の新製品開発と拡販術 : アイデアあの手この手 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
「衣付きソーセージフライの串さしともいえるアメリカンドッグ」


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広報うらやす (1059) - 国立国会図書館デジタルコレクション
2016-10-01
https://dl.ndl.go.jp/pid/12975193/1/5
koho1059_6-7.pdf
「35年前の浦安」に「当時人気だった1本30円のアメリカンドッグ」のキャプションと写真。
1981年


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山崎正通 著『ふるさとからの贈り物 : わたしのエッセー』,山崎正通,1984.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9571366 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9571366/1/19

「フレンチドック」


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新伯耆風土記編纂会 編纂『目で見る新伯耆風土記』,国書刊行会,1985.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9575843 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9575843/1/109

 鳥取県の風土についての記述や写真など。
その中で「フレンチドック」の屋台の写真がカラーで載っている。


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はこだて財界 夏季特大23(9)(295) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
はこだて財界 創刊300記念新年特大24(1)(300) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
はこだて財界 24(4)(303) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
はこだて財界 夏季特大24(8)(307) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
はこだて財界 24(11)(310) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

「フレンチドック」


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神戸町民話友の会 編『美濃神戸ふるさと百話』続,神戸町教育委員会,1985.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9541082 (参照 2024-05-22)
美濃神戸ふるさと百話 続 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 祭りでカタカナの屋台が増えている、というので「フレンチドック」

舞々 (4) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)




1971 フランクドック

フルタ食品工業株式会社

冷凍食品部門
製造開始年月日 昭和46年8月(開始当時製品名 フランクドック

『会社要覧』冷凍食品業界編 1974年度版,水産タイムズ社,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11937680 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11937680/1/93

 フルタ食品の概要が書かれてる中で「フランクドック」の文字。

 スーパー、肉や、惣菜店向けを主力として冷凍食品専門メーカー。製造品目はフランクドッグ、イカカツ、イカ串磯辺、鯛焼、オムレツなどがあるが...

『冷凍食品年鑑』1976年版,冷凍食品新聞社,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12288295 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/12288295/1/196

 ほかの年でもある文字はアメリカンドッグではなく「フランクドッグ」

『冷凍食品年鑑』1981年版,冷凍食品新聞社,1981.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11916227 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11916227/1/164

 北海道冷食(株)という会社の体制のところにフルタの名前があり、商品に「フランクドッグ」の名。

冷凍食品年鑑 1982年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
冷凍食品年鑑 1983年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
冷凍食品年鑑 1984年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

他の年でも同様。 

冷凍食品年鑑 1984年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

フルタフーズ(株)

 自社ブランド"フランクドック"と、その他調理冷食を生産し業務用が100%。売れ筋はフランクドック,いかグルメ,ハムポテト。

『冷凍食品年鑑』1985年版,冷凍食品新聞社,1985.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11916224 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11916224/1/124


『食品流通年報』1985年版 (日本の食品メーカーガイド),日本食糧新聞社,1984.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12024514 (参照 2024-05-22)
食品流通年報 1985年版 (日本の食品メーカーガイド) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 ライオンフーヅ。主要製品にアメリカンドッグ。系列会社にフルタの名。

NDL限定資料なので検索結果のみ
1998年からの「アメリカンドッグ」呼び

 と、思ったらもう少し前から「アメリカンドッグ」呼びになっていた。

●アメリカンドックで覇権
 大手食品メーカーの下請けに徹しているため,フルタフーズの名が直接,消費者の目に触れる機会は少ないが,当社はアメリカンドックの生産では全国で65%のシェアを誇る"日本一企業"である。

『北陸経済研究』4月(166),北陸経済研究所,1992-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2839505 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2839505/1/35


 特許情報のところだと「ホットドッグ」でフルタ食品の名前がある文献が引っ掛かります。
出願日は1976/11/26と27で

特開昭53-066449 特願昭51-142578 即席ホツトドツグ フルタ食品工業株式会社
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S53-066449/11/ja

特開昭53-066450 特願昭51-142687 即席ホツトドツグの製造方法 フルタ食品工業株式会社
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S53-066450/11/ja

 そんで、フルタフーズだと「アメリカンドッグ」が引っ掛かったりします。

特開平11-332537 特願平10-144484 1998/05/26 串刺し食品製造方法及び串刺し食品 株会社東京コールドチェーン他
(出願の)却下・拒絶出願のみなし取下げ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-H11-332537/11/ja

特開2016-093115 特願2014-230584 2014/11/13アメリカンドッグ用ミックス、アメリカンドッグの製造方法及びアメリカンドッグ フルタフーズ株式会社他 (出願の)却下・拒絶 拒絶査定の維持
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2016-093115/11/ja

特開2018-019645 特願2016-153217 2016/08/03 アメリカンドッグ用ミックス粉及びアメリカンドッグの製造方法 フルタフーズ株式会社他 特許 有効 登録公報の発行
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2018-019645/11/ja

特開2020-099210 特願2018-238358 2018/12/20 アメリカンドッグ用ミックス、及びアメリカンドッグの製造方法 フルタフーズ株式会社他 特許 有効 登録公報の発行
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2020-099210/11/ja


同工場で製造されている品目は調理冷凍食品、アメリカンドックなど。

同社の主な製造品目は次のとおり。アメリカドック、いかの香味揚げ、中華串フライハムポテト、ビーフコロッケ。
...

『冷凍食品年鑑』1974年版,冷凍食品新聞社,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11916570 (参照 2024-05-22)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11916570/1/129

 アメリカンドッグ言ってるのも出てはきた。
しかし、こう、なあ。

 冷凍な「アメリカンドッグ」そのものを昔から作っていた事には違いないんだろうけど、最初から「アメリカンドッグ」という名前を使っていたかはちょっと怪しくなった。
下請けなアレだから実際に売る側とは別な面はあるんだろうけど。

 ただ、「フランク」って言い回しもあったのを思うと、「フレンチ」ってそこからの訛りもあるんじゃないだろうか、とも思えてきた。ちょっと無理があるか。

フルタフーズ、能力アップで販路拡大
機械・資材・IT ニュース 1998.03.06 8338号 6面
【名古屋】フランクドックなど各種冷凍食品製造のフルタフーズ(株)(本社=富山市)は、富山県名産「ますずし」の生産能力を4月から一日約二万個に引き上げ、北陸地方、関東、名古屋などのCVSやスーパーに販路を拡大する。

フルタフーズ、能力アップで販路拡大 - 日本食糧新聞電子版
https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-8338-0043

メーカー フルタ
[ 更新日2010/02/18(木) 11:04:00 ]

フランクドック - 日本冷凍食品協会認定工場 渡邊商事ONLINE
https://www2.infomart.co.jp/buyer/search/prod_detail_oroshi.page;JSESSIONID_TRADE=753c5f57ae0d35af748621119c8d?0&pid=5739004&psales_smcd&oroshi_smcd=SwSCtc6H&mcd=SwSCtc6H&IMReferer=/buyer/search/prod_detail.page
フランクドック - 日本冷凍食品協会認定工場 渡邊商事ONLINE (archive.is)

 近年までフランクの名前は残ってたのか、いまでも内部的にはフランクなのか。
とにかく、そういう名前使ってたってのだけはメモしておく。
フランクドッグ自体は今の検索エンジンで検索するとパンで挟む方とかのが多い。

フルタフーズは、これまでも、アメリカンドッグのパイオニア企業として、安全・安心の面においてもお客様に ご満足いただけるよう、努力してまいりましたが、今後は国際規格であるISO22000の仕組みに則り、食品安全に関して、 さらにお客様から信頼いただける製品を提供してまいります。

ISO22000|富山から全国へ。昔亭・フルタフーズ
https://sekitei-furuta.co.jp/?tid=100033

 冷凍なアメリカンドッグを、というか調理済み食品としてのアメリカンドッグを販売したであろう会社とすれば偉大であるのかもしれないけど、
『アメリカンドッグのパイオニア』はちょっと盛ってるとは思う。

https://web.archive.org/web/20031001091117/http://www.furuta-f.co.jp/food/index.html
https://web.archive.org/web/20040114022459/http://www.furuta-f.co.jp/food/food.html#dog



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食品工業総合名鑑 1988 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)




1983 アメリカドック

『総合食品』6(8)(68),総合食品研究所,1983-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3326292 (参照 2024-05-22)
総合食品 6(8)(68) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)




ドッグミックス

ホットドッグミックス粉
 (東京・日東製粉KK)

『国立栄養研究所研究報告』(S45),国立栄養研究所,1971-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1755926 (参照 2024-05-24)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1755926/1/62

 様々な食品成分表の中の「ホットドッグミックス」。


a. バッターとして使用するもの
 天ぷら,魚,肉,コロッケ,野菜のフライ用バッターミックス,フリッターミックス,ホットドッグミックス,ポテトドッグミックスなど

日本パン技術研究所 監修『Pain : パンを作る人、パンを楽しむ人のための情報誌』38(8)(453),J・I・B,1991-08. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3321159 (参照 2024-05-24)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3321159/1/20

 『ミックス その特徴,用途からみた分類』という題の記事。
その通りに分類がかかれていて、そのなかでの「ホットドッグミックス」。


『ジャパンフードサイエンス : 食品加工と包装技術』33(10)(391),日本食品出版,1994-10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3318818 (参照 2024-05-24)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3318818/1/33

 『揚げ物別コロモの特徴』という表に「アメリカンドック」、および「アメリカンドッグミックス」の表記。


『食糧年鑑』昭和44年版 生産者要覧編,日本食糧新聞社,1969. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2522305 (参照 2024-05-24)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2522305/1/38


 東京製粉の製品ブランドのプレミックスの中にある「ホットドックミックス」。
食糧年鑑 1972年 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
食糧年鑑 1974年 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
食糧年鑑 1976年版 本編 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)


『食糧年鑑』1978年版 本編,日本食糧新聞社,1978.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11915721 (参照 2024-05-24)
食糧年鑑 1978年版 本編 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 ホーム食品、「アメリカンドックミックス」


日本パン技術研究所 監修『Pain : パンを作る人、パンを楽しむ人のための情報誌』17(2)(194),J・I・B,1970-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3320901 (参照 2024-05-24)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3320901/1/10

 日東製粉の広告。プレミックスのところに書かれている「ホットドックミックス」。
Pain : パンを作る人、パンを楽しむ人のための情報誌 17(3)(195) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
出版年月日1970-03

Pain : パンを作る人、パンを楽しむ人のための情報誌 30(11)(359) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
出版年月日1983-11

 十年ほど「ホットドックミックス」で広告出し続けてた日東製粉

冷凍食品年鑑 1984年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
 これでも「ホットドック」

 これらのドッグなミックス、パン用と別に分かれているし、そういうミックスであるよなと。





NDL限定公開資料

 行くとこいってあれこれ見たり複写したりしたりしてみたやつ。


1970年大阪万博での「フレンチドッグ」

”ケンタッキー・フライドチキン”フライドチキン三五〇円、フレンチドッグ一〇〇円、一時間三五〇人分できるフライマシーンがガラス越しにみえる。

『月刊食堂 : the food service management』10(4)(105),柴田書店,1970-04. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674629
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674629/1/131

 一応上でも追記はしてあるんですが、
雑誌月刊食堂の記事「万博レストランみどころガイド」の中で、
展示館名アメリカンパーク、営業者名ロイヤル・フーズのメニューに「フレンチドッグ」の名前が見られます。

 また食堂では生粋のアメリカ式の食事を用意,レストラン,カフェテリア,ウエスタン・ステーキハウスなどの典型的なアメリカのふんいきの中で食事ができます。これはロイヤル・フーズが,アメリカ一の食堂経営者ハワード・ジョンソン社と提携して参加したものです。

『日本万国博覧会 : 公式ガイド』,日本万国博覧会協会,東京出版販売,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11940690 (参照 2024-05-09)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11940690/1/93

 んで、ロイヤル・フーズは店側の運営参加の業者。


https://dl.ndl.go.jp/pid/11940690/1/89

 万博公式ガイドにも広告の出てるプリマハム。

プリマスナック
売店
プリマハムの出店 ホットドッグフランクフルト鉄板焼き、各種サンドイッチ

『月刊食堂 : the food service management』10(4)(105),柴田書店,1970-04. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674629 https://dl.ndl.go.jp/pid/2674629/1/130

 と、プリマハムの出店の方も書かれていて、
多分書かれてないだけでそっちでも「フレンチドッグ」が売られていたか、そっちの繋がりで別所でフレンチドッグが売られていたか。
何にしても「フレンチドッグが売られていた」ことには違いないだろうかなと。
 多くの人が「万博でアメリカンドッグを食べた」という記憶があっても、「当時の(大阪万博での)呼称としてはフレンチドッグだったかもしれない」という感じ。



アメリカンドッグ製造器「ハイ・スター」

七〇年世代の若い人に人気のアメリカン・ドッグは伝統の技術と最新の設備で味を極めたフランク・フルトをコーンミルクなどで包んで揚げたユニークな食品、ハイ・スターは創意溢れる構造で誰でも何処でも簡単にアメリカン・ドッグがつくれるダイナミックな性能の営業器

『月刊食堂 : the food service management』10(6)(107),柴田書店,1970-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674631
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674631/1/3 

 アメリカンドッグ製造器(筒のついたフライヤー)ハイ・スターの広告の宣伝文章。
アメリカンドッグなのにコーンミルクとか書かれてます。
この頃は、まだ「コーンドッグ」とまだ区別ついてない(材料が小麦粉だけじゃない)みたいな証にはなるんでしょうか。

あと

万国博でも花が咲いたように全国の人々に食べられております。

『月刊食堂 : the food service management』10(6)(107),柴田書店,1970-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674631
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674631/1/3

 なんて一文もあるんですよ。
区別もなんもなかったというか、混同というか、どっちも使われてた呼び方でもあるんじゃないですかねえ、フレンチもアメリカンも、もう。
ほんとなんでフレンチの方が北海道の一部に残ったんだ。




アメリカンドッグをはじめて持込んだ「山村」氏?

「マウンヴィル チックス」の経営者は,アメリカンドッグをはじめて日本に持込んだ,株式会社山の貿易部の山村暢誉氏である。

『油脂』25(3)(283),幸書房,1972-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3303195 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3303195/1/25

 東京青山に「マウンヴィル チックス」というフライドチキン専門店が出来、そのチキンについての説明をしている半ページほどの記事にこんな一文が。
いったいいつどこでどう、まで書かれておらず(フライドチキンの話のやつだし)。
しかも名前間違っているのかそれとも別のアレなのか、別の記事では名前が違うっぽいし。
わからない。なにもわからない。

ほかにそれらしい名前も見つからぬので、保留。



「昭和39年」に「紹介された」アメリカンドッグ?

 アメリカ・カルホニアに生れ,39年東京で紹介されたアメリカン・ドッグは若人の人気を得,さらに日本の舌よるハイ・スターでおいしく・大きくジャンボに膨み今では家庭の軽食・おやつに婦人・子供の人気食品。

『月刊食堂 : the food service management』11(12)(126),柴田書店,1971-11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674649 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674649/1/4

 アメリカンドッグはアメリカに生れ、日本で昭和39年国際見本市で紹介され、若い人の人気を得、万博で全国の人に爆発的に食べられた、おいしく、手軽るに食べられる食品で、今ではおやつ、軽食に利用され、人の寄る所に必ずあります。

『月刊食堂 : the food service management』12(3)(131),柴田書店,1972-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674654 (参照 2024-05-11)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674654/1/4

 アメリカンドッグ製造器ハイ・スター(および関連品)の広告の宣伝文のうちのこのこれ。
うらづけられるなんかはまだ見つかってもないけど、1964年になんかあったかの可能性だけは高くなってきた。
 別の料理との混同の可能性も浮かんできたので、まだわからん。

 これらの、というか1964年(昭和39年)ってのが間違ってる可能性が出てきた。

晴海の第六回国際見本市に出品 1965年?

晴海の第六回国際見本市アメリカ館に出品しNHKスタジオ102で紹介された、アメリカ・パーティーバター社より直輸入。

『月刊食堂 : the food service management』6(7)(60),柴田書店,1966-07. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674586 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674586/1/40

 1966年の「ホットドッグ」販売の広告より。
串に刺してある絵と「new! HOT DOG ON A STICK」のキャプション、「パーティーバター」の袋の写真、特製クッカー(フライヤーみたいなの)と保温器の写真も添付。
つまりそういう「新型ホットドッグ」の広告。
 「直営店並に主な納入先」として書いてある社名の一覧に「東京ボウリングセンター」の名前。
 総輸入元として書いてある社名は「白」、「SHIRO CO.,LTD」。
書かれている住所は上記「福三」と同じ須田町。

●株式会社白は、製法特許・冷凍ホットドッグの株式会社福三の姉妹会社です。

『月刊食堂 : the food service management』16(10)(190),柴田書店,1976-10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674715 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674715/1/103

 というか、福三と同じ名前が並んでいる会社。

  (株) 白
(設 立) 昭和36年
(事業内容) 旅館「白」営業 ホツトドツグ機械器具の貸与およびホツトドツグ販売 (実用新案登録第879184号) グアム島においてグアムホール経営

 本店
(従業員) 120名
(会 長) 岩瀬井一
(社 長) 岩瀬きみ子

『産経会社年鑑』第9版,産業経済新聞社年鑑局,昭和45 9版. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1698954 (参照 2024-06-05)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1698954/1/598

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S44-002075/22/ja


 で、その東京国際見本市について書かれた記事。

放送日時
アナログ総合 1965年04月16日(金) 午前07:25 〜 午前07:59
番組内容

田辺放送記者
(東京)国際見本市から中継~晴海会場~

スタジオ102 | NHKクロニクル | NHKアーカイブス
https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A196504160725001300100

 東京国際見本市
  晴海で開催
第六回東京国際見本市は、さる四月一六~五月六日まで、日本をはじめ、世界三〇ヵ国から百余万点の出品を集め、東京晴海の会場で公開されたが、

一方、欧米製は、独自の展示館をもち、ショー的実演で、米国の串差しフリッターやホットドッグ、フランスのパン製法実演(オーブンのセールス)などで話題を集めた。

『製菓製パン : 全日本菓業新聞連盟加盟誌』31(6)(378),製菓実験社,1965-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3321525 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3321525/1/128

 これで話が繋がった。
詳細はよくわからないものの、ホットドッグと別に名前があるのもあって、この串差しフリッターが「アメリカンドッグ」なんだろうと。

フリッター(英語: fritter)・フリット(イタリア語: fritto)・洋風天ぷら・洋天は、油で揚げて作る料理の一種。フリトーと呼ぶ場合もある。フランスのベニエ(フランス語: beignet)に相当する

小麦粉の衣に牛乳などを加えて甘めに仕上げたものもあり、これは衣がふんわりしている。砂糖を衣に加えることもあり、この場合は菓子に近くなる。ベーキングパウダーで膨脹させたり、シナモンなどの香辛料で香りを付けることもある。

フリッター - Wikipedia
更新日時: 2022年11月24日 13:44 (UTC)
版指定URI: https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC&oldid=92578160

 「アメリカンドッグ」として解釈するのも出来る分類だし。
「ホットドッグ」の名前が別にあり、「串差し」もあるのだから、そう解釈できるはず。

 こういうのは見つかったんですけどね。

JAPAN: 2ND DAY OF SIXTH INTERNATIONAL TRADE FAIR - British Pathé (britishpathe.com)
JAPAN: TOKYO INTERNATIONAL TRADE FAIR OPENED - British Pathé (britishpathe.com)
JAPAN: INTERNATIONAL TRADE FAIR ATTRACTS 30 COUNTRIES - British Pathé (britishpathe.com)

 フランスパンの実演があったらしい証ぐらい。

 ……と、思ったら明確に「ホットドッグ」と言っている資料があった。

〔10号館〕
 外国の展示場である,

アメリカもまたレジャー用品が中心だがバーべーキュー機器やステッキ付きホットドック,プレッテルなど出品する。

『食品工業 = The Food industry』8(9)(119),光琳,1965-04. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3339635 (参照 2024-06-01)
特別企画 第6回東京国際見本市案内(巻末綴込) p.4
https://dl.ndl.go.jp/pid/3339635/1/69

  第六回東京国際見本市に棒付きなホットドッグ、つまりアメリカンドッグというかコーンドッグな奴が出てたであろうそれらの証。上と合わせてそれ。

 けど、昭和39年(1964年)の「第六回大阪国際見本市」の方はレポ等を見ても、それらしい記述が一切見つかってないのと、同じ「第六回」と「東京」とのアレで、どこかで年を勘違いした結果がアレなんだろうと思います。

  冷凍作戦のアメリカ館
 前回の「食生活」にかえ今回は「冷却」一本にテーマをしぼっての出品。「冷却機に関する限りは、その性能において米国の右にでる国はない」と自負するだけあって、クーラーから始まって冷凍車用冷凍機、商業用冷蔵庫など多種多様の機種を38社が展示した。

大阪港 : 大阪港の魅力を伝える情報マガジン, 大阪港振興協会, [1947]-.
15(1) (通号 69)-15(5) (通号 73) 19640300-19641200
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000039347
大阪港no070 1964 第15巻 第2号
外国特設館からみた 第6回大阪国際見本市商戦   宇野滋夫 ・・・27
公益社団法人大阪港振興協会 - 情報誌「大阪港」 (1) (oppa.or.jp)  

 だってその当の大阪国際見本市のレポがこんな感じなので。

 食な方の事言ってるの、65年な方ばかりな気もしますし。

 最近の販売形態の中で特に目立ってきたのは、例のホットドック販売者であろう。
軽四輪車を改造して、プロパンガスなどを熱源とし、ホットドックを始め、むしまんじゆう、アイスクリーム、はてはヤキイモまで扱っているという。

(省略)

 今年の東京国際見本市にはこのような宣伝、展示、実演のためのステンレスカーが特別に制作され出品してあったが、貸出しの引合が殺到したといわれる。

『宣伝』(163),綜合宣伝社,1965-10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2214912 (参照 2024-05-31)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2214912/1/15



 それらについての記述か写真か何かがある資料を確認できない限りはそう思ってしまう。閲覧方法が色々厳しいのもあるので。
それに、東京オリンピックが大きいイベントだったのもあって、それと一色くたに考えちゃうのもありそうだもの。
 ちょうどその頃にホットドッグなどの移動販売車が話題になって、真似た商売が増えに増えて規制がかかったりしたくらいの年代でもあるんで。
 それに「国際見本市」が「商品オリンピック」って言われたりもしてたらしいのもあるのかなと。そこからの各所での混同の可能性も否定しきれない。
ましてや、東京オリンピックの勢いもあって、いろんなものにオリンピックって名付ける事のあった時代なので。

 国際見本市といえば"商品オリンピック"といわれる如く、

実業往来社 [編]『実業往来』(163),実業往来社,1965-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2245952 (参照 2024-05-21)
実業往来 (163) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
いろんなとこで出てる言葉ではあるので、こういうあれで

 言葉そのものはさらにもっと前から言われたりもしてたみたいですけど。

外国人技師や日本人技術者によつて操作される機械の騒音、バイトから這い出る油臭い白煙、その間に会場係女性の放送するジヤパン・イングリツシユの呼出し声、まこと"商品オリンピック"といつた風景である。

大阪能率協会 編『産業能率』(39),大阪能率協会,1960-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2706045 (参照 2024-05-21)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2349022/1/16
「東京オリンピック」前から言われてんですよ

 あと、店頭での小売状態では「アメリカンドッグ」って言ったりしてたかもしれないけど、(呼称ブレはあるものの)福三の広告や商品としての名前の扱いはずっと「ホットドッグ」だから、ってのも色々と勘違いしてるのかなあ、って思っちゃうわけですよ。
裏付けられるモノが確認できてないから、現状は。

ホットドックの製造方法◇3発明の詳細な説明

串に伸した腸詰(ソーセージ)のIt[IHに麺匙に代替するものとして小麦粉を主体としこれに膨張剤全添加′する外包材を塗付して油で琳ける゛ホットドックは、腸詰の周囲に外包層が形成されてゐて、手軽るな中間食として広く利用されるが、外包材部分は塗付直後に油処理管施さぬと該部分が変質し変型し易く、豫め上記のように外包層を形成しな腸詰を作成し必要に応じて油処理るするようにし冷状態で放置(貯W#、)すると、外含層の各部分に凹陥箇所を生じ、これ9:沖で挿げると外包111部は全体に弾力が併〈門凸のある単なる薄いころもに堕し、シ4j+幻も悪1〈食味4不区【で、PIF!F輌轡(代替するものとけ障り丙ない。

従ってl!11:卸のこの神のホットドックは、外包材を塗デし士状?で冷膚fヒして予7存するには不適当である。

特開昭48-088249
特許0793586
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S48-088249/11/ja

 アレなOCRの結果そのまま引用するのもナニだけど、
「ホツトドツク ノ セイゾウホウホウ」として特許出願されてるうちの「ホットドッグ」の制作方法の製作方法の解説。串にどうこうといっている。油もどうこういっている。
出願者は「イワセ イイチ」氏。

特許0793586の番号は76年頃の福三のホットドッグ広告にも書かれている数字。

特許願 1972/03/02

特許0793586
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S48-088249/11/ja

株式会社
福三

【目的】
ホットドック製造販売及び関東一円給食経営
設昭和四五年六月

【役員】
(代)社長 岩瀬きみ子
取締役 岩瀬井一

日本実業商工社 編『日本実業商工信用録』第46版(昭和53年度),日本実業商工社,1978.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11998746 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/11998746/1/180

 また、「イワセ キミコ」名義で「ホツトドツグ ノ セイゾウホウホウ」と「ホツトドツグホオンキ」の文献も確認できる。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S49-050150/11/ja
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S52-058865/23/ja

「イワセ キミコ」名義での実用新案登録願1968/02/23の日付の「シヨクヒンホシ゛ヨウハカン(食品保持用把杆)」においても「ホットドッグ」の呼称を使っている。

この考案は、アイスキャンデーやホットドッグ(ソーセージの外面を小麦粉等の食料粉で覆い、油中で煮沸して天ぷら状とした食品)等に突刺す把杆に関するものである。

実願昭43-012900
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-S48-030158/22/ja



 福三(白)の1964年の「アメリカンドッグ」持ち込みは確認できてないものの、
最初期の「アメリカンドッグ」な販売していた事はこうして確認はできた、ということ。
ただし、大元の名前は「ホットドッグ」名義だったみたいですが。
だから実際の理由や由来はともかくとして、「アメリカンホットドッグ」から「アメリカンドッグ」になったんじゃないか、って思うんです。



1966(1965?) 揚げホット・ドッグ

京橋『テアトル東京』の横に、さいきん間口一間のホット・ドッグ専門のスタンドが開店した。インド人夫妻の経営する店だが、ここの揚げホット・ドッグはうまい。

『週刊明星』9(1)(388),集英社,1966-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1825012 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1825012/1/58

 「年末・年始デートのあな場ガイド」というコーナーでちょこっと書かれている「揚げホットドッグ」。
わかりづらいものの写真に「ステック」の文字が見えて、保温器も写ってるので、多分「アメリカンドッグ」かなあ?と。
元の週刊誌の紙質と小さい写真と白黒なのもあって判断し辛い。

 週刊誌の日付記述と発売日のズレと原稿が書かれた期間を思うと、1965年の事例にはなるんだろうか。これが「アメリカンドッグ」であるのなら。



1966 衣をつけて揚げたフライドッグ

 どういうアイデアか、というと、最近、従来の主力であったホットドッグやポップコーンが伸び悩みをみせている。そこで新しい嗜好について、いろいろ試した結果、冬にはとうもろこしが、ひじょうに出ることがわかった。そこで春になったら、冷凍とうもろこしを発売し、いままではスイートコーンの名で主力食品にのし上がっている。またソーセージにスティックを刺し、衣をつけて揚げたフライドッグなど、奇智あふれる商品がつくられている。

『実業の日本』69(16)(1625),実業之日本社,1966-08. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2270620 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2270620/1/40

 「会社研究 レジャー王国後楽園の企業魂」というタイトルの、後楽園についての記事。
その中で、飲食部門はゲリラ戦と称してアイディア勝負だと書き、それで名前の挙がっている「フライドッグ」。
「スティックを刺し」で、「衣をつけて揚げた」だから、そのそれ。




1967 スティックドッグ用「フレンチミックス」

●当社独特の配合によるフレンチミックスは粉末にした卵、ミルク、コーンミール、小麦粉、大豆ブドウ糖、パセリ等の栄養価の高い成分からできています。このような良質の成分がよく混ぜ合わされています。

実業之日本・ACC 編『オール生活』22(3),実業之日本社,1967-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2220980 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2220980/1/38

 綜合技研株式会社によるニューステックドッガー(フライヤー)の広告の一文。
「ニューステックドッグ」などの名前も書かれている。

 綜合技研によるこの「フレンチミックス」の名前の書かれた広告は74年まで見られる。

 もしかして「フレンチドッグ」の名前って、「フレンチミックス」を使っている「ドッグ」だからってのじゃないかなあ、ってのも思うわけです。
スティックドッグって名前では言われているけど。
推測でしかないけど、由来の説としてあげておきたい。

 コーンミールが手に入りづらいから別の名前になった、って説は後付け説が強いんじゃないかなあと。
商売でやる場合、衣の粉なりなんなりも仕入れたりするだろうし、その仕入れの粉に「コーンミール」があったりしたらしい例があるみたいなんだから。

 この「フレンチミックス」、「実用新案願済」と書かれてはいるものの、それをネット検索でではまだ見つかってはいない。




1967 ホットドッグスティック

 (株)山では、このたび米国パーティーバター社との技術提携により、小型で、しかも高性能のホットドッグフライヤーを新発売した。

作り方は、粉末にした卵、ミルク、コーン、小麦粉、大豆子など栄養価の高い成分がミックスされたバターに、串ざしにしたソーセージをつけて、二分間フライヤーで揚げるだけでよい。
 ホットドッグは、若い人たちに大人気で、喫茶店、スナック、ドライブインに最適。...

『月刊食堂 : the food service management』7(11)(76),柴田書店,1967-11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674600 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674600/1/130

 いろいろな調理製品紹介のうちの一つ。
株式会社「山」が「アメリカンドッグ」に関係してた証。出てきた。
でも「アメリカンドッグをはじめて日本に持込んだ」は盛った話である可能性が若干高め。これ以前にフライヤー売ってた証拠出てくればまた違うんだけど。

 「山」も名前が名前なので詳細が見つけ辛い。
もう既に無い会社っぽいんだけど、それすら探しづらい。
「パーティーバター社」ってのも単語が単語なので出てこない。
 検索する綴り間違ってた、ちゃんと出てきました。

Billboard - Google ブックス
Billboard 1954年7月24日
https://books.google.co.jp/books?id=rB4EAAAAMBAJ&pg=PA41&dq="party+batter"+"hot+dog"&hl=ja#v=onepage&q="party batter" "hot dog"&f=false

Billboard 1960年6月13日
https://books.google.co.jp/books?id=mB8EAAAAMBAJ&pg=PA77&dq="party+batter"+"hot+dog"&hl=ja#v=onepage&q="party batter" "hot dog"&f=false

Billboard 1954年6月26日
https://books.google.co.jp/books?id=oB4EAAAAMBAJ&pg=PA60&lpg=PA60&dq="party+batter+company"&ots=c3smUPP6IU&sig=ACfU3U3kl7rO0d0OqSYWBkGsJNIDJYIVZQ&hl=ja#v=onepage&q="party batter company"&f=false

Billboard 1955年5月21日
https://books.google.co.jp/books?id=ChwEAAAAMBAJ&pg=PA74&lpg=PA74&dq="party+batter+company"&ots=Inzn33GF6x&sig=ACfU3U1oUw_gHIMwkx9Eo_7ZZV6EZgY5uQ&hl=ja#v=onepage&q="party batter company"&f=false

Billboard 1956年5月12日
https://books.google.co.jp/books?id=qCEEAAAAMBAJ&pg=PA35&lpg=PA35&dq="party+batter+company"&ots=b2Jd2C3dJh&sig=ACfU3U0LgiTYTHqRU58C5U5L7B01ocyJhg&hl=ja#v=onepage&q="party batter company"&f=false

Billboard - Google ブックス
https://books.google.co.jp/books?id=qCEEAAAAMBAJ&pg=PA35&lpg=PA35&dq="party+batter+company"&ots=b2Jd2C3dJh&sig=ACfU3U0LgiTYTHqRU58C5U5L7B01ocyJhg&hl=ja#v=onepage&q="party batter company"&f=false

Billboard : Nielsen Business Media, Inc. : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive
Publication date 1954-09-11
https://archive.org/details/bub_gb_xiEEAAAAMBAJ_2/page/n65/mode/2up


Billboard : Nielsen Business Media, Inc. : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive
Publication date 1957-06-24
https://archive.org/details/bub_gb_yR0EAAAAMBAJ/page/n73/mode/2up

https://www.yumpu.com/en/document/read/27549038/boxoffice-february151965


 「Party Batter社」が作るhot-dog-on-a-stick、「棒付きホットドッグ」うんたら。
coated dogsなどともかかれたりしてるのもある(Billboard 1955年5月21日)けど、基本ホットドッグ。

Frankfurter on a Stick
Equipment to cook and merchandise “hot dog on a stick” — a concoction made by inserting a stick into a frankfurter, dipping it in batter, and quick frying it — has been developed by the Party Batter Company.

Motion Picture Herald (Apr-Jun 1956) : Quigley Publishing Co. : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive
https://archive.org/details/motionpictureher203quig/page/n273/mode/2up

 1956年に棒付きホットドッグを素早く調理する機器を開発した、らしい。パーティーバター社。
「現在のコーンドッグの原型を発売した」みたいな言われ方もしてるけど、そのコーンドッグ自体もあやふやなのでなんともいえない。

The popularity of the hot-dog-on-a- stick made with Party Batter is spreading with the Party Batter Company here making increased shipments to the East and South, David Barham, president and gen- eral manager of the company, said. Barham, a veteran concession- aire, began formulating Party Batter seven years ago.

Billboard 1954年7月24日
https://books.google.co.jp/books?id=rB4EAAAAMBAJ&pg=PA41&dq=%22party+batter%22+%22hot+dog%22

 パーティーバター社のデビッド・バーハム氏、そのバーハム氏は7年前にパーティバターの開発を開始してた、と。
hot dog on a stickの会社が。

デイヴ(Dave)は、英語圏の男性名デイヴィッド(David)の短縮形。日本語表記には他にデイブ、デーブ、デーヴがあり、音楽関係の人物にはデイヴが、野球選手にはデーブが多く用いられる。

デイヴ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4

 で、ここで人の名前でも同じ個人を指しながら別の呼び方があったりする可能性があるわけでと。

Hot Dog on a Stick is a fast food company that was founded by Dave Barham in Santa Monica, California, in 1946, and later branched out into malls and shopping centers.

The first Hot Dog on a Stick store opened at the original Muscle Beach location next to the Santa Monica Pier in Santa Monica, California, in 1946, serving lemonade and corn dogs on sticks to people on the beach. The second location opened in the late 50s at Pacific Ocean Park (also sometimes stylized as "P.O.P." and not to be confused with the current Pacific Park Pier in Santa Monica today) in Santa Monica, California

Hot Dog on a Stick - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Hot_Dog_on_a_Stick

Dave Barham (June 13, 1913 – March 25, 1991) was an American business entrepreneur who founded the fast-food chain, Hot Dog on a Stick. Barham is also credited with being the originator of the stick in the corn dog.

Dave Barham - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Dave_Barham

 記事名「デイヴ・バーハム」のリンクに貼られている記念碑の「デビッド・バーハム」、David Barham。

David S Barham (1913-1991) - Find a Grave Memorial
https://www.findagrave.com/memorial/38375589/david-s-barham

 つまり、コーンドッグの販売したチェーン店である「Hot Dog on a Stick」の創立者と「Party Batter社」の社長が同じで、
そこが第六回東京国際見本市に出展していたらしく……とつながるわけですよ。

 パーティーバター社自体はは福三の方でも名前出てるように、そういう会社であり、そっちがそっちであれで。

 これがもしそうなら、日本には「ホットドッグ」の名前で入ってきてた可能性が高くて、「コーンドッグ」って呼ばれるのは後々の話になるんじゃないのかと。
福三でも「アメリカンホットドッグ」か「ホットドッグ」(単語ぶれ含む)だし。
コーンドッグからアメリカンドッグになった由来の説が総崩れになるこれ。

Once upon a time in 1946 on the beautiful beach in sunny Santa Monica, a man named Dave Barham opened a food stand that would become an American icon. Originally called Party Puffs, the bright red barnlike stand served ice cream cones and lemonade but that all changed when, using his mom’s cornbread recipe, Dave perfected the Hot Dog on a Stick®. To highlight this new menu staple, he changed the name of his stand to Hot Dog on a Stick.

Hot Dog History | Hot Dog on a Stick
https://hotdogonastick.com/our-story/

 「Hot Dog on a Stick」でも名前はそのまま「Hot Dog」だったっぽいし。
「corn dog」では日本に入ってこなかったと思うんですよ、現状では。



1967 フライドッグ

 一日十万円売上げる
"フライドッグ・マシン"

 フライドッグは経費が安く、しかも非常に大きな利益を上げる新商売として、デパート、遊園地、ボーリング場など娯楽場や人の集まる場所で話題を呼んでいる。

 十二本が、たった二分でできあがり、つくり方は簡単である
 ソーセージに串をさして、水で練ったミックス・パウダーをかぶせてから油に入れ、十二本のクリップにはさんでおくと、約二分でできあがる。
 使用材料のソーセージ、ミックス・パウダー(特殊配合)、オイル、串なども同社で取り扱っている。

『製菓製パン : 全日本菓業新聞連盟加盟誌』33(8)(405),製菓実験社,1967-08. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3321551 (参照 2024-05-20)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3321551/1/142

 新製品紹介の記事でいろいろ紹介されてるうちの「フライドッグ」。



1967(1966)? 「フライ・ホットドッグ」

業務用ミックスのトップメーカー
ケーキ・ドーナツ、イースト・ドーナツ、
パン・ケーキ、ホットケーキ、ドラ焼き、
フライ・ホットドッグ用等各種ミックス

『製菓製パン : 全日本菓業新聞連盟加盟誌』33(1)(398),製菓実験社,1967-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3321544 (参照 2024-05-20)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3321544/1/139

 新年名刺交換会というタイトルで、各種関連企業の名刺というか紹介をしているもので、「日清ディー・シー・エー食品株式会社」が書いている紹介文。



1968 棒つきのアメリカホットドッグ

⇒オモロイ 都心にあるデパート。この入り口ではトウモロコシやヤキイモが立ち売りされ、女性客が群がる。さる日、やはり人の列、そして、はり紙あり「ホットドッグは、外で召しあがって下さい」なるほど、入り口近くで棒つきのアメリカホットドッグ即売中。ヤングレディーどもが、棒をにぎり、かじりながら、ぞろぞろと店内にはいり、油のついたお手々で、ブラウスにさわり、セーターをひっぱるわけ。外は銀座のド真ん中ですわよ。

扶桑社 [編]『週刊サンケイ』17(14)(883),扶桑社,1968-04. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1810349 (参照 2024-05-20)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1810349/1/30

 「とかくこの世は」という題の連載コラムのうちの一文。
アメリカってよりは「ホットドッグ」呼び。




1968 スティックドッグ

 スティックドッグ器の決定版
  伸幸産業の<スターカップ>

 本器は、スティックドッグはもとより、ゴールデンバナナ、付属品によって、ドラムチキン、揚チキン、チップス、特殊パイ等新しい食品が簡単につくれる。

『月刊食堂 : the food service management』8(9)(86),柴田書店,1968-09. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674610 (参照 2024-05-20)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674610/1/135

 製品紹介のページの「スティックドッグ器」の紹介。




1967 ステックドッグ

 『商業界 = The journal of retailing』20(7)(227),商業界,1967-07. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2729343 (参照 2024-05-20)
商業界 = The journal of retailing 20(7)(227) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2729343/1/37

 「百貨店食堂の体質改善と販売革命のモデル」という題の記事、日本橋白木屋の食堂「味の楽園」の運営について書かれていて、メニューというか伝票が例として掲載されて、そこに「ステックドッグ」の名前あり。
文字だけではあるけど、別途ホットドッグの名もあるからそうなんだろうと。

白木屋 (デパート) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E6%9C%A8%E5%B1%8B_(%E3%83%87%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88)




1968 アメリカホットドッグミックス

H 業務用プレミックスの"アメリカホットドッグミックス" 6月以降驚異的な伸びを示し,話題をよぶ。

日刊経済通信社 [編]『酒類食品統計月報』10(7),日刊経済通信社,1968-09. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2703619 (参照 2024-05-20)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2703619/1/38

 当時のその辺の業界の8月の15日あたりのニュース。




1968 アメリカンドックコーナー

『食品と科学』11(1)(122),食品と科学社,1968-12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3323127 (参照 2024-05-20)
食品と科学 11(1)(122) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3323127/1/45

 「《若者市場と販売戦略》ソフトクリーム」という題の記事。
名前通り若者市場とソフトクリームについての記事ではあるのだけど、ソフトクリーム販売店舗の例として、何店舗か挙げられているうちの、「森永キャンデーストア丸の内売店」と「「アメリコ」東京支店」の二店舗が「アメリカンドックコーナー」として挙げられている。
その二店舗にそのコーナーがあったという証。


「スパイスドッグ」

スパイスドッグ製造機
■アメリカンドッグを日本で最初に開発した製造メーカー。
■すでに発売以来10余年の歴史。

■大阪万博などで好評ずみ。

■森永製菓、プリマハム、伊藤ハムと提携。

株式会社 マルコ製作所

実業之日本・ACC 編『オール生活』29(10),実業之日本社,1974-09. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2220614 (参照 2024-05-25)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2220614/1/60

 また何か出てきた。
あくまで広告の文章ではあるのだけど、「スパイスドッグ」という名前、アメリカンドッグを開発したと自称している、大阪万博でも売っていた、等々。

前述にもある月刊食堂の大阪万博のレストランやメニューが紹介されているページで確認できる「スパイスドッグ」

 パンに挟む方のホットドッグな方の名前かとも思ってたら、どうやらこれも「アメリカンドッグ」だったらしい。

また、「アメリカンホットドッグ」の名前も確認できる。

 「スパイスドッグ」はアサヒビアスタンド売店で売られていたらしい。
「アメリカンホットドッグ」はフジパンの売店で。あくまでその紹介を見る限りは、ですが。

経済情報 3(4) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
東京都工場名簿 〔第8〕 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 NDLデジコレで「マルコ製作所」の名前で検索すると、52年と57年のこれらが引っ掛かりはするものの、住所が違うので同名会社なだけかもしれない。

 十余年なんて書いてはあるけど、1964年以前にそれらしいモノがあった証が出てこないので話盛ってると考えたいとこ。現状では。

 この「スパイスドッグ」のマルコ製作所と思しきもの現状の最古の資料は出版年月日1967-11となっているオール生活の記事での名前。

オール生活 22(12) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

 スパイスドッグも同様。

 スパイス・ドッグ製造機
 アメリカ生まれのスパイス・ドッグ奇妙な食べものがはやりはじめたものである。
 魚肉ソーセージに割箸を突きさしてそのまわりにメリケン粉のコロモをたっぷりつけて、油であげたものだが、若い人や子供の間では評判だ。

実業之日本・ACC 編『オール生活』22(12),実業之日本社,1967-11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2220988 (参照 2024-05-27)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2220988/1/48

 

●スパイスドッグパウダーは森永製菓株式会社の特注製品であります

実業之日本・ACC 編『オール生活』23(1),実業之日本社,1968-01. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2220990 (参照 2024-05-27)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2220990/1/45

森永商事 スパイスドッグミックス 1Kg
メーカー: 森永商事
発売日: 2009/12/20
アメリカンドッグ用プレミックス粉

【楽天市場】森永商事 森永商事 スパイスドッグミックス 1Kg | 価格比較 - 商品価格ナビ
https://product.rakuten.co.jp/product/-/311acf2207c0ceb31d92f4ef35c664db/
【楽天市場】森永商事 森永商事 スパイスドッグミックス 1Kg | 価格比較 - 商品価格ナビ (archive.is)

 まだ名前としてあるのかもしれない。スパイス


 アメリカ生れのスパイス・ドックが日本中の遊園地とか、スキー場まで進出して若い人たちの人気の的になっている。栄養もあり軽食ということでなかなかの売れゆきである。肉ソーセージに割箸を突きさし、パウダー(森永製特注ミックス・バーター)のコロモをつけて油で揚げたもの。

実業之日本・ACC 編『オール生活』23(7),実業之日本社,1968-06. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2220534 (参照 2024-05-30)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2220534/1/89

 『小資本でガッチリ稼ぐ自動販売機』という題のPR記事のうちの「スパイスドック」。半ページ。


■金二十万円也を投資して、避暑地でがっぽりかせぐ手もある。スパイス・ドッグ販売だ。これは、魚肉ソーセージに割り箸をつきさし、まわりにメリケン粉でコロモをつけて油であげ、ケチャップをかけたもの。

『週刊現代』10(27),講談社,1968-07. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3371479 (参照 2024-05-31)
https://dl.ndl.go.jp/pid/3371479/1/24
https://dl.ndl.go.jp/pid/3371479/1/25

 『月15000円はかたいサイドビジネス ビジネスマン・主婦・BG向けの職種30』という記事でのうちのスパイスドッグ販売紹介。



1966 スティック付ホットドッグ

小資本でできるホットドック販売

 スティック付ホットドッグが盛場で人気を呼んでいる。このホットドッグは粉末にした卵・ミルク・コーン・ミール・小麦粉・大豆粉などの成分からできているもので、よく混ぜ合せて味の良いバターを作り、ホットドッグやチーズにつけて揚げる。
 一人で八時間に二○○○本のホットドックが作れ、保温器がついているので冷えて味が落ちる心配がない。
 スナックバー・ボーリング場・ドライブイン・海水浴場・スキー・スケート場喫茶店などでは収益性、利益性が高く、利益率も高い。
 なお販売や出店計画については、輸入元で指導するとのことである。

『月刊食堂 : the food service management』6(7)(60),柴田書店,1966-07. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2674586 (参照 2024-06-03)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2674586/1/110

 1966年の月刊食堂での製品紹介においての「スティック付ホットドック」。
この項に書いてある総輸入元は「(株)白」で、別項に書いてあるように福三と同じ住所の会社。
というか福三のとこ。
いわゆるPR記事ではある。
けど、1966年で、「ホットドッグ」と書いてあり、「コーン」も入っていて、福三のとこが輸入していた、というアレ。

 同年、というか同じような紹介が他雑誌ででも書かれている。

 ふんわり おいしい
新しい〈ホット・ドッグ〉

 ステック付ホット・ドッグが盛場で人気を呼んでいる。
 これはステック(棒)がついているので食べやすいこともさることながら、ホット・ドッグの焼き上りをおいしくする特殊な粉がふりつけてあるからだ。
 ミルク、卵、コーンミール、小麦粉、大豆粉をまぜ合わせた味の良いもので、これをソーセージのまわりにグルッとつけて焼くと風味のよいホット・ドッグができあがる。
 粉をつけて焼き上りまで一人で八時間に二千本も作れる。この粉のほか、ドッグを焼く機械や保温機もある。
 なお販売や出店計画については輸入元で指導しているとのこと。

『ホテル旅館 : hotel ryokan management』3(8),柴田書店,1966-08. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2677617 (参照 2024-06-03)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2677617/1/81

 こういう宣伝記事があるのだから、最低でも1966年に株式会社白(福三と同じ住所の会社)が材料なりなんなりを輸入していた事にはなる。

 





1956 「ウインナードッグ」のレシピ

●ウインナードッグ 五人分として、カップ一杯(約一〇〇瓦)の粉と、ふくらし粉(B・P)小匙一杯をふるい混ぜ、卵一個と水大匙三杯をとき交ぜた中へ粉を入れて、軽く混ぜて作ります。ウインナソーセージを一本ずつ竹串にさして、衣をたっぷりとつけて熱した油で揚げます。

『食生活』50(3),カザン,1956-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2734272 (参照 2024-05-19)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2734272/1/46

 これを「アメリカンドッグ」と言うには迷うとこであるものの、こんな例があったりもしました、という。

 また58年の本にも同じようなレシピが確認できます。
(こっちは送信サービスで閲覧可能)

森本喜代 著『家庭栄養献立365日』,第一出版,1958. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2485973 (参照 2024-05-19)
家庭栄養献立365日 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)




その他直接的ではないメモ


コーンミールの醤油への利用方法

日本醸造協会 編『日本醸造協会雑誌 = Journal of the Brewing Society of Japan』56(2),日本醸造協会,1961-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1752794 (参照 2024-05-26)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1752794/1/10

パンなどにコーンミール混入を打切る

『食品産業20年の歩み』,日本食糧新聞社,1962. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2496741 (参照 2024-05-26)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2496741/1/249

清水桂一 著『家庭料理基本』第3,銀座クッキングスクール出版局,1962. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2498183 (参照 2024-05-26)
https://dl.ndl.go.jp/pid/2498183/1/21

『文教関係災害記録集』昭和37年度,文部省管理局,1963序. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9525317 (参照 2024-05-26)
https://dl.ndl.go.jp/pid/9525317/1/51

『商品大辞典』,東洋経済新報社,1964. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1697805 (参照 2024-05-26)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1697805/1/592

食品加工法 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

臨床検査法 改訂版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

戦後日本の関税政策 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

国民栄養の現状 : 国民栄養調査成績 昭和36年 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

栄養士のための基礎医学 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

明治屋食品辞典 [第3] (食料編 中) - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

厚生白書 1963年度版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

小麦経済と製粉工業 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

輸入農林水産物の現況 昭和39年版 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ドーナツ全書 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

給食管理ハンドブック - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)



『ドーナツ全書』,製菓実験社,1965. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2506214 (参照 2024-05-28)
ドーナツ全書 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

「ホットドッグの成型機」?


暮しの経済学 : 佐良利満氏の生活白書 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

ホットドッグ 移動販売


キャンプ・カウンセリング - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)
ホットドッグはビスケットのねり粉でくるみ
焼く



アメリカンドッグ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=アメリカンドッグ&oldid=9683874

「コーンドッグ」の名前が書かれたのは2006年12月26日 (火) 13:36版

アメリカンドッグ - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B0&oldid=9489424

最初の版の2006年12月16日 (土) 07:13版ではそもそもがフレンチドッグに転送とかそういうあれだった

http://www.team-aloha.com/waikele.html
2003更新

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1870824.html
2006/01/02 01:42

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q127247627
2006/1/14 20:21

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138558793
2006/6/24 22:52

今では消えてしまったサイトも多いだろうから探れるものではないかもしれないけど、
そもそもアメリカンドッグ≒コーンドッグなことを知らなかった人が多いのではと思うし、コーンドッグの名前自体出てきてる事が少ないし、というか日本で売られたと思う最初期はホットドッグ呼びが多いこともあって、コーンドッグからアメリカンドッグ説は疑わしい。

 「コーンドッグはコーンミールを使っている」「日本では小麦粉が主流」なあたりの伝言ゲーム繰り返してるうちに「日本ではコーンミールが手に入りづらい」とか解釈しだしたのかもしれない。






ほんとに雑な箇条書きまとめ

追記しすぎてまとまってないまとめ

  • アメリカで「ホットドッグ」という名前でコーンドッグアメリカンドッグな奴が売られたりしてたのはそう。

  • その辺の混同や区別つけずというかソーセージ使ってあれば「ホットドッグ」だろうみたいな感じで日本で売られていたのも多分そう。

  • パンに挟む方のホットドッグとの区別のためか、コーン使ってないのもあるのもあれなのか、別の「ドッグ」な名前で売られるようになってた感じでもある

  • そんな中で使われたかもしれない「フレンチドッグ」が北海道で定着したのかもしれない。1960年代半ばな頃合いになるし

  • とりあえず最初に日本に持ち込まれたのが1964年で、そこで「アメリカンドッグ」の名前であったらしい。現状あくまで一つの説でしかないけど、

  • 他の「ドッグ」の名前が使われてたのは前述のホットドッグ呼びとかコーンだけどコーン使ってないドッグだからとか他の場所で出す品物名のあれこれの関係とかいろいろあったのかもしれない。

  • そんな中で1970年の大阪万博でアメリカンドッグ食べた、という証言が多々あるので、その定着に万博が関係あるのかも、と思いたい。

  • その大阪万博の「アメリカンドッグ」は「フレンチドッグ」って名前で売られていた可能性が高いので、それそのものと呼称のあれこれはまた別。

  • 万博では「フレンチドッグ」が売られていた。あくまで当時の呼称としては「フレンチドッグ」。

  • 1960年代後半からのマイカーブームと高速道路サービスエリアの軽食によるアメリカンドッグ普及の一環、もあるかもしれない。

  • そこらのスーパーなりなんなりで売られてたってのもあるっぽいけど。

  • 複合的な面がありそうだからどれがどうとは言い切れない

  • あれこれまた漁ったら1967年の屋台で初めて「フレンチドッグ」を出したという説すら出てきた。

  • で、一般的なストーリーとして、「アメリカンドッグ」が普及したと言えるのは大阪万博辺りが区切りであるかもしれないけど、それ以前から存在したらしいのもそう。

  • 魚肉ソーセージ使う方がフレンチ、って論は北海道で普及した後での論であって、それ以前からフレンチの呼称があって普通のソーセージ使っていた、というか万博で売られていた奴がそうなんだから、後付けの何かだろうという感じ。

  • 「北海道ではフレンチドッグという名前」に関しても、各所で平行していろんな名前の「ドッグ」があったらしいから、「北海道では味付けの違いと共にフレンチの名前で残った」と考えるべきだろうとなる。

  • アメリカンもフレンチも昔から両方使われて混同されてる。本当にされてるんだ、もう。

  • ネットで調べられる限りでも「アメリカンドッグ」が言われてたであろう古い事例が幾つもあるのに何で誰もそれをうぃきぺだので編集しないんだ。明確な証拠の無い独自研究になるからか。くそう。

  • 「アメリカンドッグ」、「フレンチドッグ」、「スティックドッグ」(、ステック、ステッキ)、「フライドドッグ」(フライ)、「コーンドッグ」、「アメリカンホットドッグ」。その他ドックやドツグなどのブレ入れても、定まってない呼称。

  • 「アメリカンスティック」みたいなのもあったりする。

  • 「ホットドッグスティック」な可能性も、

  • 現状、64年持ち込み主張はちょっと主張が怪しめ。65年があまりにもそれらしい事書かれてる記述見つかってないから最低でも66年にいろんな名前で出てきたんじゃないか、って感じになってる。

  • あれこれ漁った結果、浮かび上がるのが65年に日本に出てきた説。そんでいろんなとこで売られるようになるのが66年以降になるのは確か。

  • 最初期は「ホットドッグ」呼びだったのだろう、と。名前の周りは。

  • そこから既存ホットドッグの区別から「アメリカンホットドッグ」「フライドッグ」などの別の名前が使われだしたのだろうと。

  • 「アメリカンドッグ」は「アメリカンホットドッグの略」と「既存のホットドッグとの区別の為」という両方からの説を挙げたい。

  • 「フレンチドッグ」は「フレンチミックス」を使っていたから、という説を挙げておきたい。ソーセージの方に「フレンチ」の名前があったからのが今のとこ強そうだけど。

  • 日本には「ホットドッグ」の方の名前で入ってきたかもしれない。

  • 大阪万博では「スパイスドッグ」って名前でも売られていたかもしれない。

  • 「コーンミールが手に入りづらかった」は後付け臭い。

  • とにかくまだ答えが出せない、ごちゃごちゃしている。

  • 世の中デタラメだらけだ。








 いちおうそれなりに元資料やら引用元だのはかいてあるからちゃんと調べられて発表できるひとがやってくださいって、ほんとうにもう。

マジで明確な歴史ってのないから独自研究でしかねえや。


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