2020 spring/summer トレンドダイジェスト

美容師がトレンドを勉強する必要性とは?

①毎シーズン変化していくトレンドを、敏感にキャッチすることで、最新の「いつもと違うヘアカラー」を顧客に提案できる。

②シーズンに先駆けてトレンドを把握することで、効果的な「次回提案」をおこなうことができ、「次回予約」「来店サイクルの短縮」に繋げることができる。


③自店に来店する顧客のヘアデザインにとどまらず、ファッション・メイク全般を含めた「ライフタイムビューティーパートナー」に近づける。

④トレンドをキャッチすることで自身のファッションを見直し、「サロン全体のセンスup」をはかれる。

⑤トレンド内容を「フォト撮影」に反映させ、クリエイティブ・サロンスタイル両方のクオリティーupがはかれる。

⑥若手の方だけではなくすべてのスタッフでトレンド提案ができるようになることで、各世代で提案のブラッシュアップができ、より「お客様への対応の幅が広がる」。

つまり、ファッショントレンドを、毎シーズンに先駆けて勉強することは、美容師にとって沢山のメリットがあります!

◇今季のトレンドキーワード

「2020大テーマ」

サステナビリティ

環境、社会、経済の3つの観点からこの世の中を持続可能にしていく考え方。

キーワード①サステナブルモード

洋服の素材選定のみならず、リサイクルできる会場設備の採用など、地球の未来をファッション業界なりに考えた各ブランドのコレクションが印象的。

キーワード②タイムレスビューティー

今季目立ったのが、過去を振り返りつつも未来を見据えるデザイン。
ここ数年は、ヴィクトリア朝時代や貴族風ファッションにインスピレーションを受けた華美なデザインがよくみられるが、
この背景には大量生産・大量廃棄のファストファッションへの対抗があるのかもしれない。

キーワード③ミニマリズムイズバック

装飾過多なデコラティブモードから、余分なものはそぎおとしたミニマリズム傾向に変化の兆しがでてきた。
「色彩と装飾を取り去ることで、そのものの本質にたどり着ける」いろんなものが簡単に手にはいる時代だからこそ、本当に美しいものはなにかについて、ファッション業界が提唱するように原点に立ち返る必要があるのかもしれない。

キーワード④プレイズオブネイチャー

度重なる自然災害や、サステナブル意識の高まりと相まって世界中のデザイナーが自然への敬意をこれは、に注ぎ込んだ。
グリーンの生地や自然モチーフのプリント、フラワーモチーフやアニマル柄など、各ブランドで自然意識が表現された。

◇コレクションでのhair&make

ヘアスタイルについては、ウェッティなものよりドライな質感が多く見られた。
近年の傾向にあるように、リッジの強いカールよりも作り込みすぎないが雑にみえないようなスタイリングがポイント。

メイクは引き続きカラーレスが継続しているが、単色アイシャドウや囲い目メイクでの色使いはよりシンプルに、口元・頬・目元全体を通して素肌感を表すような差し色で足すイメージだ。

◇美容室としての提案

フォルム、質感を合わせてしっかりとしたトレンド感を表現。

参考までに

①低めひし形・ひし形〝フォルム〟

②センターパート・サイドノーパート〝分け目〟

③アゴ・リップライン・目の下・斜め〝バング〟

④ミドルポイントからの動き〝髪の遊び〟

⑤平行〝アウトライン〟

⑥やわらか・ドライ〝質感〟

ナチュラルだけど、少しまとまりを感じるセミマット・セミドライな質感だす。

素材のケア、色味による透明感が必須!

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