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シーバス釣りが一番楽しい秋

すっかり涼しくなり秋となりました

秋は産卵を控えた魚が積極的にベイトを捕食するため活性の高くなるシーバス釣りのハイシーズンです

昨年は10月の中頃から東京湾奥の豊洲お台場若洲一帯に大量のサッパの群れが接岸、そしてそれと入れ替わりにコノシロが入ってきた事によりポイントによっては12月の下旬まで陸っぱりでシーバスを釣り続けることが出来ました

では今年はどうなのか
10月初旬までは気候も暖かく水温も高いまだまだ夏の海といった感じで、チヌの魚影も濃い、シーズンの入りはルアーにスレていない個体が多い為良い思いが出来る去年の残像があったので
淡い期待を抱きながら今か今かと待ちわびていました

そんな中、台風が関東に接近そこで一度海がかき回され、気温もぐっと下がりいよいよシーズン開幕かと期待し
いざホームポイントであるお台場周辺に繰り出すわけなのですが

どうにも渋い…

全く釣れないわけじゃないけれど…

朝マヅメでボイル打ってラッキーの一匹が釣れたり、
下げ始めの一瞬の時合だったりボトムでVJやジョルティといったワームでなんとか引っ張り出すのが精一杯

ベイトっ気も少なく、夏と同じくイナッコがいる程度
でも釣れれば60センチ近い個体がいるにはいる…

どうも様子がおかしい、去年とは異なる様相…

そこである仮定を一つ

その原因こいつなんじゃないか

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そうサバです

8月頃から東京湾奥で頻繁に目にするサバ
お台場や豊洲近辺、隅田川でもほんとにあちこちで釣れます

朝夕関係なく日が落ちきった夜でもいつでも

ベイトが追われてるなと通したらサバ
ボトムでネチネチやってみてもサバ
明暗を通してみてもサバ

ルアーも、ワーム、鉄板バイブ、ミノーもうなんでもあり

これはこれでよく引くのでやり取りの楽しい魚ではあるのですが
10月になってもずっと釣れ続けているこいつがフィッシュイーターとなってベイトを食い散らかしているのではないか

こいつがいる限り、これ港湾部いつまで立っても始まらないのでは…?




ここで完全に頭を切り替えて、一旦情報を集め直します

プロアングラーのSNSや上がっている釣果情報を調べるとボートやウェーディングでは場所によってはかなり好調な様子だけれど
陸からやれるポイント、正直あちこち巡ったのですがどこも素直に簡単とは言えない感じ

やはりこれはもう昨年の残像を振り切る必要があるようだ…
※多分去年は本当にどこからでも釣れるイージーモードだったみたいです


そんな中ふらりとよく立ち寄る釣具店に買い物がてら店員さんと雑談、その中で大きなヒントを得ることができました

端的にまとめると3つ

・急激に冷え込んだこともあり一旦ベイトが岸から離れてしまった、港湾部は本当に厳しそう
(合わせて上記のサバの群れでベイトが接岸してこない)
・こうなると河口部あたりで回遊待ちのウェーディングが一番可能性が高いのではないか
・河川の中でも比較的上流から冷たい水が流れてこない川がよいのではないか


どうも河川の釣りは苦手意識があるんだよなーと思いながらもいざ繰り出したら、まさにその日すぐに答えがかえってきました

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10/23 後中潮1日目の夕マヅメ
今シーズンベストサイズは67センチ
ヒットルアーはグラバーhi115s
爆風で波が立ち流れも早かったのでレンジの入るミノーを投げて巻いてくると12センチ級のミノーをハーモニカ食い

ああこれや…やっと秋がはじまった……

その喜びが忘れられずそこから今週二度ほどウェーディング、少しポイントを変えて望んだ結果がこちら

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2時間で6ヒット4キャッチ1バラシ
やっぱり秋は河口にあったんや…ちなみにその翌日にも繰り出し

この一週間、3度の釣行で計7匹シーバスを釣ることが出来ました

メインベイトはイナッコ、それもわっちゃわちゃでシャローでボイル起きまくり、秋らしくシーバスは高活性
満潮から2時間もしたら水位が腰よりも低くなってしまうため陸っぱり釣りができなくなるのですが

そんな水位でも引いてこれ、かつ飛距離も出るスイッチヒッターの105sが
抜群にハマります

そこからエントリーし沖のブレイクに落ちていくタイミングが時合のようです、まるで教科書の様だ…

いや腰下のシャローウェーディングなんですれど
ここまでベイトがいると魚が釣れる気配しかしないし
なにより自分の目の高さでエラ洗いするの経験しちゃうと病みつきになりますね…

そして何より釣り人が少ないのでハイシーズンにありがちな
釣座が埋まって竿が出せないということもない

準備には少し手間取りますが、この調子だと今年はシーズン終わるまで
もうずっとウェーディングでの釣行かもなぁ…

勿論港湾部でコノシロが接岸したとなれば出向きますが


とはいえベイトはイナッコなのでシーバスが狂うほど高活性というわけでも
ない感じもするので、時合は長くはないといった印象
やはりここはサッパやイワシ、コノシロといった別のベイトの回遊を待ちたいところです


大事なのは情報収集と仮説と検証、そしてトライアンドエラー

ようやくシーバス釣りの一番楽しい秋シーズン開幕です

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