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バチ抜けシーバス釣りについて

さてまずは春の釣り、東京湾奥でのバチ抜けの釣りについて書いてみます。

まずは要点のみまとめます
【釣果】
この春は3月1匹、4月12匹、5月15匹、計28匹のシーバスが釣れました
9割はバチ抜けのタイミングで釣れた魚です

【おすすめルアー】
2月~3月の川バチ抜け
・ガルバスリム80
まともに釣れていないのでルアーが選べない…あえて選ぶとしたらこれ
小さなセイゴ1匹とバラしたけれど40センチ位の魚が食ってきました
フィールの120とマニックの115あたりが飛距離も出るのでよさげ
接近戦はノガレ120ですかね
上流に投げて流れに乗せてとにかくゆっくりデッドスローで巻けば良い…
ということに気づけたのは3月になってからでした、多分巻くのが早すぎたのかも

4月~5月港湾バチ抜け初期
・マニック95 ←おすすめ
・アルデンテ95
・フィール100
この3本でだいたいなんとかなりました、飛距離大事です
水面が穏やかな時は水面にV字の引波を立てるアルデンテ、少し波風があればロッドを下げてマニック、表層に反応がなければフィール、このローテで半分くらいの日は釣りが成立はすると思います
巻くスピードは遅くもなく早くもなく1秒に1回転のタダ巻き

5月~6月港湾バチ抜け後期
・マニック75
・アルデンテ70 ←超おすすめ
・キャロット72
くるくるバチメインとなると小さいルアーの方が食ってきました
飛距離は出ないけれど接近戦では抜群に食わせられるアルデンテ70は
絶対に必要なルアー、表層をゆっくりと手前まで引いてこれるのは唯一無二、ドリフトもボイル打ちもこれで良いと思います
巻くスピードは早め、これもタダ巻きでOK

【時合について】
川は時合が明確で、下げが始まり川の上流からバチが流れ出す前とそろそろ流れ終わりかなといったタイミングが良かったと思います
本格的に流れている真っ只中ではバチが多すぎるて正直釣りにならないなと感じることが多かったです。

港湾は満潮前の上げからバチが抜け始めるので比較的時合は長いです、むしろ下げより上げの方がよかったかもしれない。
大潮3日以降や中潮ももちろん釣れるのですが、だらだらと潮位が動く小潮はかなりの時間で釣りになります、そして何より釣れないと思っている人が多いため釣り場も空いてるのでおすすめ。



以下は覚書です、来年以降の反省もこめて


バチ抜けとは冬から春にかけて産卵のためにゴカイやらイソメといったうねうねした多毛類が水面に出てきて、それをシーバスが捕食するパターンのことを言います。
冬に産卵のために沖に出ていったシーバスが少しずつ戻って来てくるので
釣り人にとってもシーズン開幕となる訳です。

画像検索するとうわぁ…ってなりますね、ちなみに俺も非常に苦手です。
バチ抜け初期に見られる川バチと呼ばれる長いやつなんかは投げるたびにルアーのフックにひっかかってきます、きついです。

最初に川でのバチ抜けを確認したのは2月一回目の中潮の中川でした
昨年シーバス釣りを始めた自分にとっては初めての体験だったので、どんなもんなんやろと思って興味半分待っていたら…延々と上流からおびただしい量のバチが流れてきて、それはもう地獄絵図…ほんとうにきもい…


周りで釣れている人もちらほらいたのと、なにより会社から電車で一本で行けたので何度か中川の中流域のポイントに通ったのですが
2月は40センチくらいの魚を一匹バラしたっきり、3月は手のひらサイズが一匹釣れたっきりで(しかもそれが今年初シーバス)見事に玉砕
いやめちゃくちゃ難しいのでは…?何がだめなのかすら分からんぞ…?
とかなんとか悩んでいたらそのまま川バチのシーズンが終わってしまい、
ぶっちゃけよくわからなかったというのが本音
そもそもポイント選択が間違ってたのかも、もう少し荒川や中川の下流でやっても良かったのかもしれない…

3月下旬頃からは通いなれたお台場エリアへ
4月になると少しずつセイゴサイズのちいかわシーバスが釣れ始め、魚も戻ってきたなーと感じ始めた4月の中頃
誰も釣りをやらないような長潮の前の小潮の上げで水面にボイルが散発するようになり水面を見るとついにバチ抜けが、川で見たやつよりもずいぶん小さい
持っていたアルデンテとマニックをローテションさせるだけで面白いように魚からの反応が、そしてようやく40~50センチのシーバスが釣れた
ぼこぼこボイルしてるのに釣り場には誰もいない…
俺だけが投げ放題…
楽しかったなー

そこからはほぼ釣りに行ける日はお台場に通っていたわけなんですが、
一番期待していたGW付近は御存知の通り強風と大雨続きで、
まぁ釣りができる状況ではなく…ってそれでも人がいないから快適やんって思いながら防水装備で普通に釣りに行くんですけどね、アホなのかな?
ただ雨降っててもバチは抜けるのでやれなくはないんですけれど、とにかく風が強すぎるとシンプルにルアーが投げられないんですよね…

こういう時は風裏になるポイントや、遮蔽物の多い運河帯に移動すべきなんでしょう、こちらも状況ごとのポイント選択と開拓が課題


そして5月も中頃をすぎると小さく早く水面を泳ぎ回るクルクルバチがメインとなり、お台場も魚からの反応が渋くなりポイント移動

選んだのは隅田川
これは最近の釣果でも上げたように非常にタイミング良かったのか
5回釣りに行って5回ともボウズ逃れ、計10匹最大60センチのシーバスとも出会えました
やはりいろいろなポイントに通ってみるってのが大事なんだなということを痛感しました。


特にこの春に身についたのは、魚を探すこと、特にずっと秋から通い詰めているお台場のポイントではもう大体ここに魚がついてるというのが分かってきたし、ボイルが出たらそこを狙って投げて通すとバイトするといういうのが何度も体験できました。
きっちり合わせを入れてフッキングさせて寄せて浮かせて取り込むというランディングを含めたやりとりもスムーズに行えるようになりました。

春のバチ抜け、本当に楽しいです。シーバス釣りは楽しいのです。

おわり

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