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大学生×学ぶ FAMICの取組みについて学ぶ

 東海学院大学管理栄養学科の1年生です。今日はFAMICの取組みについて独立行政法人農林水産省消費安全技術センター(FAMIC)名古屋センター 次長 高橋 賢 先生よりお話をお伺いしました。

FAMICについて知る

 Food and Agricultural Materials Inspection Centerの頭文字をとってFAMICと呼ばれているそうです。FAMICは、農林水産省との密接な連携の下に、農業生産資材(肥料、農薬、飼料など)や食品、木材などの検査・分析を担う、農林水産省所管の独立行政法人(行政執行法人)なのだそうです。FAMICという言葉もあまり身近に聞いたことがなかったので、どんな役割があるのか知りたいと思いました。

私たちの暮らしを守るさまざまな取組み

 FAMICでは、確かな技術力による科学的検査・分析で食の安全と消費者の信頼の確保に貢献するという理念の下、肥料法、地力増進法、ペットフード安全法、カルタヘナ法、食品安全基本法、食品表示法、輸出促進法、JAS法、飼料安全法、農薬取締法などの多様な法律に基づいて、食品の安全と消費者の信頼を確保するため、一体的な対応をしているのそうです。こんなにたくさんの法律に基づいて、私たち消費者の食の安全が守られているのだと知り、驚きました。汚泥肥料のカドミウムなどの有害成分の分析や、植害試験、土壌改良資材の表示の検査、農薬の安全性の確保、飼料の安全性の確保、食品の表示監視、JAS規格化へのサポートなど、FAMICの取組がとても多いことをはじめて知りました。

たくさんの質問にわかりやすく教えていただき、ありがとうございました。

お話をお伺いした感想です

「FAMICという言葉をはじめて聞きました。こんなに身近に私たちの暮らしを守ってもらっていることにびっくりしました。肥料、農薬、ペットフード、食品の原産地、原料の適正表示の確認など、広い範囲の専門知識を持って高い技術力で検査・分析をされていることを知りました。」
「分析試験結果の信頼性確保のためISO/IEC17025国際認証取得されていることを知りました。こうやって高い技術力が証明されているのだと知りました。JASaff制度にも興味を持ちました。どのくらい認証されているのか知りたいと思いました。」
「FAMICで行われている分析のお話を伺い、実験で習っているPCR、エライザ、原子吸光、液クロなども、こういった分析をすることに使えるのだということを知り、とても興味を持ちました。」
「農産物に含まれる元素の種類や濃度が生育した土壌によって異なっていることを知り、興味を持ちました。こういった分析によって正しい原産地が表示されているかを知ることができるのだと知りました。」



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