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大学生×伝統野菜 飛騨美濃伝統野菜『こんぶり』を学ぶ
東海学院大学管理栄養学科の飛騨美濃伝統野菜プロジェクトチームの学生です。今日は大学から西へ車で1時間の揖斐川町春日地域に飛騨美濃伝統野菜『こんぶり』の生産者の方のところへ訪問し、『こんぶり』について学んできました。
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アサツキの球根が『こんぶり』
古くから揖斐川町(旧春日村)を中心に栽培されているアサツキの球根が『こんぶり』なのだそうです。野生種とは異なるため、飛騨美濃伝統野菜に認定されています。秋に畑に植え、雪の下でゆっくりと育ち、5月~6月に収穫期を迎えるそうです。早いうちは葉の部分をアサツキとして食べるそうですが、5月下旬になると葉の部分が固くなるため、球根を『こんぶり』として収穫するそうです。
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シャキシャキとして、辛みが刺激的です
鳥獣被害で雪の中で新芽を食べられてしまう
こんぶりは雪や鳥獣害に強く、古くから揖斐川町の春日地域を中心に定着してきた野菜といわれていますが、最近ではシカによって雪の中に出た新芽を食べられてしまうことも多いそうです。春日地域では少子高齢化と過疎化による人口減少によって、80軒の家がある反面、90軒の空き家があり、耕作放棄地も多く鳥獣被害も深刻になってきているそうです。
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ホテルで食材として利用されることで生産意欲がわく
岐阜グランドホテルでは、『こんぶり』料理が食べられるそうです。「こんぶりの天婦羅」「こんぶりの地味噌添え」「こんぶりの梅肉和え」の3種の料理が提供されており、生産者の方もホテルへ『こんぶり』を販売することができ、意欲をもって生産を続けていけると嬉しそうに話してくださいました。
『こんぶり』のシャキシャキとした食感や独特の辛さを楽しむなら味噌をつけてそのまま生で食べるのがおすすめで、加熱すると辛みがマイルドになるうえ、甘みが出て食べやすくなるとか、天ぷらや炒め物など様々な料理にあわせて使える便利な食材が『こんぶり』。春日地域の方に今も愛されている飛騨美濃伝統野菜です。
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