見出し画像

大学生×伝統野菜 飛騨美濃伝統野菜『国府なす』を学ぶ

 東海学院大学管理栄養学科の飛騨美濃伝統野菜プロジェクトチームの学生です。今日は岐阜県高山市(旧国府町)に飛騨美濃伝統野菜『国府なす』の生産者の方を訪問しています。

『国府なす』について教えていただいてます

2023年9月に飛騨美濃伝統野菜に認定『国府なす』

 2023年9月1日付けで岐阜県「飛騨美濃伝統野菜」の認証を受けた『国府なす』は、高山市国府町で江戸時代中期から作られてきた伝統野菜だそうです。『国府なす』は、この地区で100年以上前から自家採種で受け継がれてそうで、飛騨の伝統料理である「焼きなす」に最適な品種として、昭和初期には国府地域で100軒以上の農家が栽培していたそうですが、育てにくいため、『国府なす』を栽培する農家がいなくなり、現在は「国府なす研究会」の会員6名で栽培しているそうです。

大きな支えがないと栽培が難しい国府なすの畑(有機農業)

『国府なす』の大きさに驚き

 『国府なす』の大きさにびっくり!長さ約30センチ、重さ約300グラムにも成長するそうです。7~10月が収穫期で、年間約3トンを出荷しているとか、お話を伺った野村農園さんでは、東京にも出荷をしているそうです。
味見をさせていただきました。とても甘い、種は少なく、果肉はふわふわで
飛騨地方の伝統食である焼きなすにしたら、とろふわの食感が絶品だとか。

『国府なす』について教えていただき、ありがとうございます。

地域で伝承されてきた伝承作物を作ること

 気候変動の影響もあって、昔とは気候や環境が変化していることもあって大変なことも多いと思います。「農業こそがその地域の特色を一番反映しているだから地域重視の生産をしている」という生産者の方の力強いお話をお伺いして、とても心強く思いました。
 私たちも飛騨美濃伝統野菜プロジェクトでの活動を通して、多くの方に
こういった思いを伝えていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?