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BiNI Approach(自己組織化アプローチ)との出会い

私がBiNIApproach(自己組織化アプローチ)に出会ったのは、約4年前…

その当時勤めていた、回復期リハビリテーション病院で作業療法士として働いていた私は、ICFで分類すると…
「心身機能・身体構造」
の部分をいかに回復して頂くか。
を主に考えて、臨床と向き合っていた。

その時は、患者様の情報や先輩からアドバイス頂いて、不明なことを参考書や先輩に質問して学んでいたり…

・"かつぶん"といわれる「活動分析」
・「川平法」(促通反復療法)
・上肢の解剖学、運動学

などの講習会に参加していた。

非常に勉強になり、今の臨床にももちろん生かされいる。

しかし、当時の私は目の前の患者様の期待に応えられていない。機能回復を促すリハビリを十分に提供できていない。と感じていた。

なので、周囲にいる療法士のリハビリ内容や、その患者様がどのような回復の過程を経過を辿るのかを追うようにしていた。

すると…
療法士によって提供するリハビリ内容は様々であるが、1療法士が提供するリハビリ内容はある程度パターン化されているとこに気づき、

また…
・ある療法士が担当すると、このパターンで歩く
・ある療法士が担当すると、概ね歩行獲得につながっている
・ある療法士が担当すると、上肢の随意的な運動が得られている

など絶対ではないにしろ、ある療法士が担当する患者様はこのような身体的特徴が生じる。ということも起こる可能性があると感じた。

その為、患者様の回復が多く生じている療法士のリハビリ内容を学ぶことが、臨床能力を向上するのに近道なのではないかと感じ、ある療法士のリハビリ内容を追うことにした。

その療法士の患者様の方々は…

・歩行能力の改善

・病棟での歩行能力の獲得

という点では周りより優れていたように感じた…。

その療法士のリハビリ内容は、当時の私はどういう意味で、どのような理論で、何故それを提供するのか全く理解できなかった。そして、何故そのような介入方法をするのか、どのような理論が背景にあるのか知りたくなった…

それがBiNI Approach(自己組織化アプローチ)との出会いとなり、私自身BiNI Approachを学ぶきっかけとなった。

作業療法士 平松裕也

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