ホワイトデーでしたね!!!!!

皆さんこんばんはこんにちは、はじめましての方は始めまして。
東海大学短歌サークルのおおいぬ座です。
バレンタインに投稿した記事の沢山の閲覧、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

さて、昨日はホワイトデーでしたね。
バレンタインに引き続き当サークルからは短歌をお届けいたします。
本当は昨夜に上げる予定だったのですが書いている人のバイトが思ったより長引いてしまい、本日の投稿となっております。ゆるして……

そして今回から短歌に解説を付ける試みを行っています。いくつかの短歌に解説がついておりますのでそちらもお楽しみください。ついていないものも、情景を思い浮かべたり様々な解釈をしてみたり、歌を味わってくださいませ!


五月 毬の短歌

「今絶対、世界でいちばんかわいいわ!」鏡にじゃあね少女らは往く
ぼくたちは光を影と呼んでいる 水、光しかつくれないのに
一つ目・・・鏡の前で世界一可愛いって魔法を自分にかけた女の子たちは同じ魔法をかけた女の子たちと待ち合わせをしているんだろうな、駅の改札で出会った瞬間に頂点を争っているのかもしれない、と思った短歌です。
二つ目・・・水に光が当たって壁や像に水面の模様が揺れているのを「水の影」って呼んでいました。どう見ても光なのに。でも光は水の前方から差していて、その後ろに壁があるから私が見ているのは水の影なんだよな、と思いました。皆さんはどう呼んでいますか。


薺の短歌

桜舞う晴天の中粉雪が僕らの頭撫でて飛んでく
真面目くん今日という日も相変わらず丸メガネと寂しい背中
白色のふわふわした贈り物甘い甘い足音聞こえる
彼の手にあった花束いい匂い彼の頬には雫が伝う

全てホワイトデーにちなんで作りました。
桜舞う……ホワイトチョコと雪をかけてみました。両者温度で溶けてしまうんですよね。それが溶ける瞬間に桜の香りがしたら綺麗だなと思い、登場させました。
真面目くん……これはホワイトデーだけれども3月15日の合格発表を控えている真面目な受験生を描きました。このシーズン受験に合格発表と忙しいですよね。全国の受験生に幸あれ。
白色の……これは思いつきで書いてみました。ふわふわした贈り物と甘い甘い足音はきっといいもの。
彼の手に……これは女性目線からのホワイトデー。あるカップルの物語です。考えた当初は自分の中でのテーマがありました。しかしよくよく見返すとほかの見方もできるかなって。なので個々人の解釈に任せます。


あむの短歌

美しくなくてもいいさ僕らはさ、だって僕らは人間だもの
人間は不完全であるから面白い。美しくもなくたっていい、それぞれの個性が大事。
あの四月私の嘘は連れてきたかけがえのない大事な人を
「四月は君の嘘」というアニメのワンシーンを切り取って短歌にしました。1つだけついた嘘が、君を連れてきた。その嘘はぜひ本編をご覧ください。 


題詠

灯篭流し

流れてく光の粒が遠くなる届くといいな僕の祈り(あむ)
暗闇で水面を照らすその光優しく君の心も照らす(あむ)
泣いていたあの子は星になりました静寂の紺に思いを伸ばして(薺)
好きですなんて言うつもりないけれど光を流すよ意味考えてね(薺)

恒星

多分皆恒星なんだただちょっといやけっこうさ輝度無いだけ(五月 毬)
恒星は命を燃やして輝くよなんだかんだ僕らと一緒(あむ)
恒星のそばにあるけど見えません太陽に消えたホームラン(薺)
ただひとりきみだけまばゆいほしでいてぼくのこころをてらしつづけて(氷菓)

仁王立ち

おすそわけ一片(いっぺん)食うかつおぶし仁王立ちで見るうちのミケ(氷菓)
どこいくのリビングのドア仁王立ちする君の腕から伸びる鎖は(五月 毬)
「通さない」扉の前で仁王立ちそこには一体何があるんだ(あむ)
テスト返却家の玄関母が仁王立ちして待ち構えてる(薺)


今回はここまでです。
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