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「女性こそ資格を」とは言いたくない

縁あって本の一部の執筆依頼をいただき、原稿を書いている。
6年ほど前から定期的に「話す」仕事をいただいている方とのつながりで今度は「書く」ことになったのだが、テーマは女性のキャリア、生き方。
マイナー国家資格を持つ士業という仕事柄、女性は資格持ちが強い、仕事と家庭の両立のためにも女性こそ資格を、というようなのを期待されてるのかもと思ったりするが、わたしの人生を振り返るとそのような考えは全くないのでありのままの自分で書いた。
国家資格を持つ女性というと、学生時代からその職業に就くと決めて資格の勉強をして戦略的に生きているしたたかさがあるように思われるかもしれない。
実際、医師(医学部)や薬剤師(薬学部)、看護師(看護学科、看護学校)などは大学入試の時点でその職業に就くと決めているだろうし、法曹や公認会計士なども大学時代からダブルスクールしている人が多くて、そうなると戦略的かもしれない。
でもわたしは違うんだよな…
わたしのいる世界、やっている仕事、基本的に10代に出合うものではないし、好きなことを追い続けてたら辿り着いて勉強して資格を取った、というのが男女問わずスタンダードで、わたしもそう。
資格取って仕事と家庭両立の良妻賢母⭐︎みたいなしたたかさはない。
時は令和、ワーママ群雄割拠の戦国時代。
難関国家資格取るような人間は母になろうと仕事に邁進したい確率が高いわけで、資格に頼ってゆるふわ⭐︎良妻賢母でいこうとはじめから目論むようなタイプは10年以上フルタイム共働きとしてやっていけないと思う。
まわりを見ても子の成長とともにフルタイム共働きは減っていく。
もちろんワーママとして生き残るのが正解というわけではないけど。
子どもたちが小学生になりフルタイム共働きを続けていくとアップオアアウトの局面は避けられず、そこでわたしはアップを選ぶ女。

とにかく、ワーママにしたたかな戦略を求める風潮が嫌いだ。
「女性こそ資格を」なんて言って守りに入りたくない。人生は好きと攻めがあってこそ。
わたしはわたしの道を切り開く、そんな想いを込めて書いた原稿、出版が楽しみである!