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バズり体験 ジェネレーションギャップ

仕事の合間、昼休みにコンビニのレジに並んでいて、店内にいた男性客の会話についてつぶやいたら思いがけずバズってしまった。初めてのバズり体験。「いいね」が5万6000超え&イイツイ認定。

わたしは都心で働いている。都心のコンビニは平日昼間どこも会社員でごった返していて、10人20人のレジ待ちはよくある。そこで聞こえてきた、ホワイトカラーのサラリーマンの会話である。会話の雰囲気から、休んだ○○さんは男性のように思えた。

バズって、たくさんのコメント、引用RTを見て、いろいろ思うことがあった。どんなコメントがあったか、何を思ったか、備忘録note。

いちばん多かったのは、男女問わず、20代30代と思われる人たちからの、賛同の声。子どもが熱出して休むのは当然、それを受けて入れてくれないと働けない、とか、子の看病がどれだけつらいかわかってない、きっとこの上司っぽい人は奥さんに育児任せっきりなんだろう、とか、休んでも誰もフォローしてくれないなら仕事上いちばん大変なのは○○さんだ、とか。

わたしもワーママなので、とてもよくわかる。そんな声がいちばん多くて、ほっとした。○○さんがわたしの思ったとおり男性なら、子が熱出してお父さんが看病のために休む、大賛成。うちもしばしばそうなってきているし、これからの時代はそれが当たり前になってこないと。

ただ、若い世代には、子育てのつらさだけではなく楽しさも見せていかないといけないかな、と思う。職場で子持ち男性、子持ち女性の共働きの姿がつらそうに映ってしまいああなりたくないと思われないように、そこだけは気をつけたい。

次いで多かったのは、ジェネレーションギャップについての声。若い人は仕事よりプライベートが大事だという価値観だから、上の世代もそれを意識していかないとマネジメントできない、とか、思ったことを臆せずにいうアラサー以下の世代が羨ましい、とか。

あとは、両方大変だろ、とか、両方を立てればいいのに、とか、いう意見。

ほんの少しだけど、管理職と思われる方々からは、若い人は自分の仕事しか見えてないからこういうことが言える、とか、全体が見えてない、とか、愚痴ることくらい許してよ、とか、上司っぽい人を庇う意見。わからなくはないけど、もはや少数派になってしまった。

どの意見も興味深くて、バズるって想像以上におもしろい。

わたしがいちばん感じたのは、やっぱりジェネレーションギャップだった。

今どきのアラサー以下の、仕事よりもプライベートが大事だという価値観もそうだし、上司っぽい人に対しても思ったことをはっきり伝えて、両方を立てるとか媚びるとか毛頭ない、そんなジェネレーションギャップ。特に、両方を立てるとかせずに思ったことをちゃんと伝えるあたりが興味深い。両方を立てるのが今までの日本人のやり方だと思うけど、正直、これからはそんな時代ではない気がしている。社内政治で出世するとかも終わりなんじゃないかな。

今のアラサーたちが入社してきた6,7年前、わたしは第1子を出産して仕事復帰し、ワーキングマザーになった。復帰後は時短勤務をし、新卒同然の給料で働いていたせいか、その頃に入社したアラサーとは同じ価値観を持っているように思う。

年功序列、終身雇用が崩れてきて、滅私奉公する時代は終わった。しっかりと自分の意見を持って、どんな働き方をするか、自分で決める。そんな時代がきている。

今の若い子たちは、素直に自分の考えを言えて羨ましい。わたしは価値観こそ若い子たちと同じだけど、上に物申せていない、中途半端な状況。

ゆとり教育世代、入社当初はおかしなやつらが入ってきたという意見も多かったけど、その後に続く平成生まれたちを見ていると、自分の考えを主張しつつちゃんとまわりを見て柔軟かつ流動的に動けてる人が多くて、ゆとり教育はそれなりに成果を上げたと思う。学力の低下云々はあるかもしれないけど、自分で考えて行動したり意見したりする力はわたしたちの世代より全体的に高い気がしている。日本人が苦手とされていて、当時のゆとり教育が目指していたところに到達できているのではないか。

わたしも古い価値観にとらわれず、時代に合わせてアップデートして働きたい!と強く思ったバズり体験だった。