見出し画像

生きてる間は不完全、ホンマやな。

人生とは不思議なもので
もう本当無理かも…
どうしようもなく落ち込んでしまった!
もうここから消えてしまいたい…
なんて思った次の日に、思いもよらない嬉しい言葉で全てがチャラになるほど気持ちが上がったり、何をそんなに思っていたんだ!!というほどポジティブになれたり、またその逆もある。

本当に上手く出来てる。

最近仕事ではイライラする事が多く、仕事への向き合い方をどうしようか考えあぐねていたのだけど、企画して始めた事が少し軌道に乗って来たのかなと思う出来事がチラホラ出て来て、そうなると根が単純な私は嬉しくて、ついつい頑張ってしまうのだ。

ところで、先日ある一言にモヤモヤしてしまったので、書き記しておこうと思うのだけど、「私の頃はこの子のように、こんなにゆっくりしてられる時間なんてなかった!パートナーに感謝しなくちゃね。」というような一言を頂きました。

私はパートナーの方と自営業を営んでいるのだけど、家業を引き継いだので、これは私の母から言われた事。
でもモヤっとしちゃったわけです。

暇なく働くのが偉いのか? 
という点に最初は引っかかっているのかと思っていたけれど、実はそうではない。
うちの母は、こういう言い回しをよくするのだ。
私を下げて相手を上げるような言い方をする。
そして、その内容も「女のくせに全然動かない!」「あんたは座ってるだけで良いわね!家事をしてくれるパートナーがいて。偉いわね、パートナー」などと言うような内容がちょいちょい出てくる。

対外的に相手を上げようとして話しているので、しょうがないのかな…とも思うのだけど、でも言われるたびにモヤっとしてしまう。

まあ、私も言われてもしょうがないくらいの人間ではあるので、隣で「まーねー」くらいの態度でいるので、言われて当然ではあるのだけど…。

でも、働きたければ働きゃいいし、動きたい人が動けばいいじゃん!!なんて思ってるので、皆んなが皆んなそうであるべき的な言い回しをされるとモヤっとする。

一番怖いのは、この母の子供な私は少なからず、この思想がどこか根底にあって無意識に、母と同じような事を言ってしまってるんじゃないかという不安がある。

現に、子供に諭される時もある。

なので、そんな時は素直に謝るようにしているのだけど、思考が言葉になって連鎖するって怖いな。

私の無意識で、知らない間に子供たちの思考を少し自分よりにしてしまうかもしれないという恐怖。
そんな事を考えてしまってまた少し落ち込む。

モヤっとはするものの、母が嫌いなわけではない。
割と好きだ。尊敬すらしている。
私は結構色々思い悩むタイプだけれど、母は違う。
鋼の心を持っている。
嫌味が通じないし、そもそも物事をそんなに気にしない。
面白いし、人に優しい。
あげればキリがないほど、良いところも知っている。

私の尊敬するアンミカも言っていた。
(尊敬してるのに呼び捨てですみません)
生きてる間は不完全。
ホンマやな!

私も母も不完全。
だからこそ、モヤる事も出てくる。

いくつになっても人は不完全なのだと心に留めて、良いところも見るようにしよう!
そしてどうか、私の周りも人もそうであって欲しい。
私の数少ない良いところを探して許して欲しいw
もうこれが一番切実かもしれない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?