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クリスマスにあなたの推しボカロに贈りたいプラグイン大全集

きいちさんのアドベントカレンダー三週目。

1. エフェクトチェイン大公開

2019-12-19 15_41_53-スタート

Fabfilter Pro-Q3
Noveltech Vocal Enhancer
brainworx bx_opto
Waves CLA Vocals
Waves Abbey Road Plate
こんな感じでいつもやってます。

2. CLA Vocals

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最初はWaves製のこれ。今回一番オススメしたいプラグインです。これが気に入りすぎてCLAのバンドル買いました。
私は結局他にも色々刺してますが、左からEQが2バンド、コンプレッサー、リバーブ、ディレイ、コーラスの順で並んでいるので、別にこれ一本でいけます。
Start me upのプリセットから調整していくことが多いです。
特にコーラスがVOCALOID特有の嫌なピークを軽減してくれるので気に入っています(別にコーラスならなんでもいいんですが)。かけすぎに注意です

コーラス以外の空間系、リバーブとディレイも一番調整したいが専用だとややこしい「かかり具合」を直接調節できるので気に入っています。
ミックスわからんなに買えばいいかわからんという人にはぜひおすすめしたいです。

3. Waves Abbey Road Plates

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最近リバーブはこればかり使っています。ちなみに他でよく使うのはWaves H-Reverbです。こちらもおすすめですが今回は割愛します。
これはプレートリバーブと言って、今のようにコンピュータ処理で反響音をシミュレートできるようになる前に作られたリバーブ装置をシミュレートしたものです。大きな鉄板に音を反響させるという仕組みらしいです。
何がいいのかというと、仕組み上高音が盛られることになるので、ボーカルが自然に前に出やすくなります。
これ以外にも、多くのリバーブプラグインにはプレートリバーブをシミュレートしたプリセットがあるので、お試しあれ。
ボーカル以外にもブラスにかけるのもおすすめです。輝きが増して打ち込み感がかなり軽減されます。

4. Noveltech Vocal Enhancer

2019-12-19 18_06_38-スタート

地味に愛用者の多いボーカル用エンハンサー。
正直私の使っている範囲だと劇的に音が太くなるとかそういうわけではないですが、お守り代わりにいつも刺しています。とはいえ、EQだけではこういうブーストをするにも限界がありますし、きつめにかけても不自然にならずに耐えてくれる印象があるので、試してみる価値はあると思います。

5. brainworx bx_opto

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上記のVocal Enhancerとかと一緒に$29くらいで買えたときに一緒に買いましたが、こっちのが気に入ってるかもしれません。
光学式コンプ(LA-2Aという機種が有名)というこれまたアナログ時代に生み出されたものをシミュレートしたものです。
仕組み上「アタックを潰さずに、減衰の音量を上げる」という性質があるそうで、この性質がボーカルの処理に向いています。
これが気に入ってるのは「Female Lead Vocal」というまんまのプリセットがありそこから調整しやすいからです。
これがどのくらいLA-2Aを意識したのかは不明ですが、LA-2A自体はIK multimediaやWAVESなど多数のメーカーからシミュレートしたものが出ていますので手持ちから探してみましょう。

6. Fabfilter Pro-Q 3

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今更わざわざレビューするまでもない人気プラグインです。
2週間くらい前に買ったばかりなのでまだあまり使い込めていませんが、アナライザーとの統合や、実機時代からの伝統(バンドわけ)に囚われずにPC上の制作のアドバンテージを生かしたGUIなど、使ってみて熱狂的な人気にも納得できるという感じです。
ボカロ的に見ても気になるピークを探しやすいのでいいですね。特にアナライザー部分にマウスポインタを置きながらしばらく再生しているとどのへんにピークがあるのかを解析してくれる機能が便利です。

以上、普段使っているプラグインと新戦力を紹介してみました。
クリスマスですので、自分や彼女や家族だけでなく推しボカロにもクリスマスプレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。

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