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自己紹介+作家経歴

主にKADOKAWA系列エンターブレインのオシリス文庫で執筆している小説家です。Hな小説を書きますが、Hじゃない小説も色々書いています。出版歴は二作品です。
小説だけでなく、TRPGのシナリオも制作しております。
得意分野は銃が出てくるアクション活劇ですね。

お仕事の依頼は
tokatoka00@gmail.com
にお願いいたします。

作品紹介

人狼、その恋、無慈悲にも。

 記念すべき一作目、処女作です。舞台は16世紀末頃のヨーロッパのどこか。

あらすじ
 狼に育てられている少女「アイリム」を猟師「ナガン」が、狼狩りの最中に発見します。眠っている彼女に獣用の鎮静薬を飲ませたナガンは、彼女を「狼狩りの知識を得るサンプル」として連れ帰ります。しかし彼女は言葉を覚える前から狼に育てられていたため、言葉を教えることから始めねばなりませんでした。
 周りの人間は「なぜそこまでして狼を狩るのか?」と疑問を抱きますが、彼は自分の恋人を狼に食い殺された学者であり、復讐に身をやつしていたのです。
 誤算があるとすれば、発情期の獣のようなアイリムを襲ったり襲われたりしていくうちに愛情が芽生えてしまったことでしょう。さらに、言葉を覚えていくアイリムに「人間に戻せるかもしれない」と希望を抱いたことで、彼はサンプルとしてアイリムを見れなくなり、狼狩りを続ける意味も見失っていきます。
 アイリムが徐々に自分のことを喋るようになってナガンが気づいたのは、狼の家族を愛おしく思っているということでした。それが狼であろうとも、アイリムにとっては家族に違いなかったのです。
 ナガンはそこで初めて「アイリムという一人の少女の家族を殺した自分」に気づきます。彼は復讐に駆られることに夢中になり、自分自身が復讐される側になっていることに気づきます。
 そうして彼は、ライフルや狩りの道具を隠し、全てを隠してアイリムと過ごしていました。
 ですが偽りの平穏は長続きしませんでした。
 魔女狩りの波が、彼らが過ごしていた寒村の安宿にじわじわと、押し寄せる時を見計らっていたのです。
 突然の襲撃になすすべもなく捕まるナガン。アイリムは野生からか、なんとか捕まらずに周囲に身を隠せました。その時、彼女は考えます。ナガンを助けるべきだろうか? と。
 実は彼女は全てを知っていたのです。ナガンが自分の家族を殺したことも、他の狼を殺すために自分を人間にしようとしたことも。
 このまま放っておけばいい、という彼女の考えを押し留めたのは、ナガンの言葉でした。
 「愛は許しだ。許すことで自分が救われることもあるのだ」
 今のアイリムからすれば、都合のいい言葉にしか感じません。しかし、この言葉はナガンが自分自身に向けて言ったことだと気づいた彼女は、彼の下へと走ります。野生と、人間の知恵を合わせた彼女の狩猟は実に上手くいきました。
 ナガンの前に立った彼女は、真相を知っていると言います。
 「どんな答えでも受け入れる」ナガンはそう言って、彼女の手に握られたナイフを見つめるのでした。
アイリムはそのナイフを……。

ダンジョン学生寮は今日も眠らない ダリアとファーファと発情の木の実

 今持っている精一杯の力で書きぬこう! と決意した二作目です。
 作品のコンセプトはコメディ、スピーディ、B級テイストです。

あらすじ
 
ファンタジックな異種族と人間が共同生活を営んでいる大学学生寮は、永久凍土のど真ん中にあった。主人公のダリアはそこで童貞を卒業できないことを愚痴りながら過ごしていました。
 そんなある日、隣の部屋に学生が引っ越してくるというではありませんか。「どうせまたオークやらミノタウロスだろ」と思っているダリアの前に姿を表したのは、ファーファという背の低い美少年でした。
 「人間なだけマシ」と思った彼は、先輩風を吹かします。ファーファは引っ越しのご挨拶、と紅茶のアテにちょうど良さそうなナッツの袋を渡します。
 それを食べたダリアとファーファはその美味しさからもりもり食べてしまいます。
 不思議なことに、ダリアはファーファの美しい肌に見入っていることに気がつきます。しかし相手は男だと自制していたのですが、ひょんなことからファーファがハーフエルフの女性だとわかり、襲ってしまいます。どうやら発情しているのはファーファも同じらしく、二人は一線を反復横跳びがごとくこえてしまいました。
 行為の後に彼が辞書を引いてナッツの袋を読むと、それがご禁制の品であることに気がつきます。
 そんな二人が甘々な共同生活をしていく……というわけではなく、温かい森から来たファーファはこの学生寮の寒さに耐えられませんでした。
 二人はストーブを探しに学生寮中をさまようことになるのでした。
 「ここは聖ゲオルギー寮。またの名をダンジョン学生寮。何がいるのか、学生なのか。誰も知らない、知らなくていい大学自治の言い訳の澱」
 途中、レーザーを放つ魔女の戦いに巻き込まれたり、サウナでHで馬鹿なお姉さんと出会ったりしながら、どんどん奥へと進んでいきます。
 そのうち彼らは学生寮全体の空調システムを発見するのですが、そのシステムの根幹は、かつての大戦で使われたゴーレムだった。 

その他無料で読める小説まとめ

TRPGのシナリオ制作

 CoCを中心として創作活動を行っています。同人誌として販売いたしております。商品ページが出来上がり次第、個別に記事を作りますのでよろしくおねがいします。


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