#84謙虚なリーダーシップ

1980年代から一人の優れたリーダーが登場し道を示すといった物語は脚光も浴びやすくリーダーシップ像として描かれることが多くあったが、実際には、有能なグループあるいはチームによってリーダーシップの条件が生み出されることがわかっており、本書においてはどのような要素がこの循環を生むのかといった点にフォーカスをして描かれている。

・今日の世界では課題の設定が複雑さが加速度的に増しており、誰か一人が解決策を持っているということは非常にまれになってきている。

・現代の経営文化は近視眼的で、目に入らない領域があり、自己破壊的である。

・ある目標を達成するチームを作るためには友人同士や有能なチームに見られるような、個人的で、互いに助け合い、信頼し合う関係を構築することが大切で、その上に、お互いの状況を密に共有し、新たな解決策が醸成させる環境が構築される。また結果として本書でいうところの謙虚なリーダーシップが達成される。

・関係とは、過去のやりとりに基づき、未来の互いの行動を、互いに予想できることである。

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