#124 恐慌の罠

・労働人口が減少している国で、高い投資水準を維持することは難しい。特に日本のような高水準の貯蓄率が続くと考えられる国では尚更のことである。

・高い貯蓄率と労働年齢人口の減少という組み合わせが不況の要因だが、その構造的な要因を招いたのは、政策的過ちもある。

・流動性の罠というのは、金利を引き下げようにもできない状況のことを言う。債券の金利がぜろだと、効用を考えれば現金の方へと流れることになる。

・インフレターゲットを示し続けることができるか。インフレがある程度まで上がれが、実質金利が完全雇用を達成するのに必要な水準まで下がることになる。

・金融政策は、人々の期待、特にインフレに対する期待感をコントロールすることに焦点を当てていくことが正しい在り方

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