オススメ「入門書」・「薄い本」③刑法編

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 ★入門書

↑刑法奇行師先生(@keihoukikoushi)の御著書です。以前ちらっと読んだだけですが、一冊で刑法がひととおり触れられるようになっており、良いのではないでしょうか。

↑刑法には「刑法総論」と「刑法各論」という分野がありますが、本シリーズは刑法総論のみ既刊で、刑法各論は未刊です。
 初学者が読むことを想定して、わかりやすく書かれています。
 路線図みたいなものが書かれていたりするので、鉄オタは好きになるかもしれません。

  ★薄い本

↑山口厚先生(現最高裁判事)の本です。山口青本とか呼ばれてます。
 一冊でまとまっている刑法の本の中では最も評価が高い本ではないかと思います。他の基本書に比べて薄いながらも刑法のミソがかなり凝縮されているので、本試験の過去問とも渡り合えるポテンシャルを有しています。

↑2冊合わせると決して薄いとはいえない予備校本です。しかし、わかりやすくスラスラ読めるので、実質的に薄い本といってもいいでしょう。
 ただ、ちょっと古い学説を前面に押し出してしまっている点など、内容的に心配な点が多いので、あくまでも初学者が入門書の次に通読して知識を確認するという用途がいいです。ある程度刑法を学んできた人が、基礎を固めるために読む本ではありません。そういった人は山口青本を読みましょう。


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