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たまに陸上競技場でランニングすると楽しい

月1ぐらいのペースで陸上競技場でランニングするようになって、だいたい半年ぐらい経つ。

きっかけは、古くからのランニング仲間の誘い。トラック種目の大会に出る訳でもないのに、わざわざそんな…と思っていたが、実際に陸上競技場でランニングするといつになく楽しく、かつ走るという行為に集中できていることに気づいた。

そのランニング仲間とは、なかなか頻繁に一緒に走るわけにもいかないのだが、その時の充実感が忘れられず、ひとりでも継続して陸上競技場に行くようになった。

本稿では、今まで陸上競技場を行ったことがない、あるいは久しく行っていない皆様へ、陸上競技場の良さと、使うためのコツをご紹介させていただく。

陸上競技場の良さ

1. モチベーションを上げやすい

陸上競技場は、言うまでもなく走るための施設である。ゆえに刷り込み効果で「せっかく陸上競技場に来たんだし、しっかり走ろう!」という気分にさせてくれる。また周りのランナーが頑張って真剣に走っている姿も刺激になる。

2.ストレスなく、のびのび走れる

アスファルト舗装の公道と比べても、陸上競技場は走りやすく、スピードも出しやすい。またこちらが事故の加害者になるリスク、被害者になるリスク、いずれも低い。周りのランナーに気をつける必要はあるものの、赤ん坊もいればクルマも走っている公道と異なり、ヒヤリとする機会はほとんどない。

3. 実はランステとしても優秀(施設による)

有料で利用できる陸上競技場の大半は、ロッカーやシャワールームを備え付けている。また利用時間内の一時的な外出をOKしている競技場も意外と多く、この場合はランステ代わりに使える。

国立競技場の隣にある、東京体育館の陸上競技場は、ランステ代わりの利用が多いことで有名だ。都心のど真ん中にあり、近くに神宮外苑や赤坂御用地があるにもかかわらず、ロッカー、シャワー付きで2時間200円で利用できる。(ただし肝心の陸上トラックは1周200mと狭い)


陸上競技場を使うコツ (メニュー編)

もちろん自分のペースで好きに走って構わない。ただし走力の向上を狙うのであれば、スピードを出しやすい環境を活かしたインターバルトレーニングをおすすめする。400mトラックの場合、「速く走る距離」+「遅く走る距離」の合計を400mの倍数、もしくは約数に設定すると、ストレスなく走れる。

目的に応じて、以下のような距離設定が考えられる。

ランニングエコノミーの改善
速め100/150m + 遅め100/50m (トラック半周)
速め200m + 遅め200m (トラック1周)

乳酸活用能力の向上
速め600/1000m + 遅め200m (トラック2/3周)

VO2maxの向上
速め1200/1600/2000m + 遅め400m (トラック4/5/6周)

なおスピードが出やすい分、脚への負荷も大きくなるので、ウォームアップ、クールダウンはいつもより念入りに行いたい。特にクールダウンについては、終了時刻の30分前に開始できるのが理想的だ。

陸上競技場を使うコツ (マナー編)


・個人利用が可能な日時を、各競技場のホームページで事前に確認する。1日の中で、午前/午後のみ利用可能な場合もよくある。

・走路をゆっくり走る、あるいは逆走する場合、1レーンの内側か、8/9レーンの外側に退避する。

・むやみに走行レーンを変えない。やむを得ず変えるときは周りに十分注意する。

・競技場によってはレーンの使用制限(例:1-2レーンは走行禁止)を行っている場合がある。各競技場の指示に従うこと。


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