太陽と地球のグラデーション

夕空を見ながらふと思いました。

夕空はどの場所でも日が暮れると見る事ができる。

ローマのボルゲーゼ公園を少し高い段のところから見た

木々の向こうの夕空を、あの日見た風景を思い出しました。

窓の外の木々が揺れています。

鳥が木から木へと移る度に揺れています。

今、ローマはお昼かな。

夕空を眺めると、大好きなヨーロッパの街並みを思い出します。

緯度が高い地域ですと、夜の22時になってもまだ夕空です。

得した気分。

外の鳥は巣へ帰るようです。

国や場所は鳥には関係ありません。

同じ夕空を見る人間が、なぜ憎みあったり、陥れたり、

血を流して戦うのか。

もし、世界の人々が夕空を見て、その美しさに気づき、

生きていることに感謝できるのならば、

夕空が見えない人も、その時の風、鳥が巣へ帰る合図を聞いて、

穏やかな時間を感じられれば、

いがみ合いや戦争はなくなるのかな。