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2018年にZoomで距離を超えた話(C-002 2018.05.15)

2018年5月、オンラインビデオ会議システム「Zoom」に出会いました。リモートコミュニケーションが当たり前になる、2020年のいわゆる”コロナ禍”の2年前のこと。今日の気づきは「想いで、人がつながり、輪が拡がる」「Zoomはそれを加速させる最強ツールの一つ」です。

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この記事は、メールマガジン【前進の軌跡】(2018年5月15日配信)の転載です。

創刊号読んだ方からたくさんの返信が届く

この一週間、創刊号読んだ方からのたくさんの返信メールが届きました。その中の意外なメッセージの数の多さに、驚きました。

「ありがとう」と「いつも見てます」

応援してくださる皆さんの思いを知り、心から嬉しくなりました。

5月12日(土)に、愛知県豊田市で防災シンポジウム「南海トラフ地震に備えて」が行われました。私はパネルディスカッションにパネラーとして参加しました。福和伸夫教授(名古屋大学減災連携研究センター長)が最後に話された言葉が印象に残りました。

「次にこの地で起こる震災は、助ける人よりも"助けられる人"の方が多くなります。しっかり備えて、必ず助ける人になってください」

備えを考えるとき、自分のことだけを考えていました。「自分のために備えることが、人の役にも立つ」。備えに対する考えが、ガラッと変わりました。

では、今日のコンテンツです。今年の私的重大ニューストップ3入り確定の話題です。

つながりを加速させるツール

5月4日(金)、5日(土)に、京都府京丹後市で携帯トイレトレーニングが行われました。体験者数は2日間で148名。トイレの備え(注:現在は「トイレの自由」、以下同じ)が出張せず、主催者が単独で行ったトレーニングとしては、過去最大の規模です。地元の人が、同じ地元の人々に携帯トイレトレーニングを行う。私が思い描いてきた理想のカタチがまたひとつ実現した瞬間でした。

実現してくれたのは防災☆キッズ代表の安田典充さんです。防災教育マスターでもある安田さん。NPO法人プラスアーツのパートナーズとしてカエルキャラバンを積極的に実践している方(注:2018年当時)です。ここに至るまでの1年3ヵ月。トイレの備えのターニングポイントには、必ず安田さんの存在がありました。

2017年1月29日。初の携帯トイレトレーニングを神戸で実施したとき、安田さんは現地でそれを見てくれていました。

2017年11月12日。主催者主導の携帯トイレトレーニングが東海地方以外で、初めて防災☆キッズによって行われました。

2018年3月3日。初のオンライン携帯トイレトレーニングを防災☆キッズと一緒にやりました。

そして今回、単独開催での大規模なトレーニングが防災☆キッズによってついに実現しました。1年3ヵ月前、200名から始まった体験者数はこれで4,400名を越えました。

実は、安田さんと私は、まだ一度も直接会ったことがありません。こんな重要な人なのに(笑)

愛知県碧南市と京都府京丹後市。その間、直線距離にして約200km。会おうにも容易に会えないこの距離。むしろ工夫を生み出す「ちょうどよい距離」だったのかもしれません。

今年に入ってから、安田さんとの距離がグッと縮まりました。

きっかけはZoomとの出会いです。Zoom(ズーム)はインターネットで行うテレビ会議サービスです。類似のサービスではSkype(スカイプ)が有名ですが、両者の決定的な違いはアカウントの要否。Zoomアカウントは会議を開く人だけが持っていればよく、招待される人は不要です。

他にも、
● 100人まで参加が可能なこと
● 通信が比較的安定していること
● PCの画面が共有できること(これ、ものすごく便利)
● 録画ができること
などの機能があり、工夫次第でさまざま場面での活用が想像できます。

打ち合わせ、練習、実施後のインタビュー、果てはお疲れ様会にいたるまでZoomしまくりました。一度も会ったことのない安田さんが、気づけば、かけがえのない親友になっていました。

これから、こんな出会いが次々にあると思うと、ワクワクしっぱなしです!

日本中で携帯トイレトレーニングが開催される! 距離を越えてサポートできる! Zoomで生まれる、想いのつながりと拡がりの加速は、まだまだ止まりそうにありません。

今年出会ったZoomの、長谷川高士的重大ニュース「トップ3入り」は確定です。

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◇今回の伝えたいこと
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想いで、人がつながり、輪が拡がる
Zoomはそれを加速させる最強ツールの一つ(現時点)

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この記事は、メールマガジン【前進の軌跡】(vol.002  2018年5月15日配信)のコンテンツ部の転載です。(タイトルの"C"は、"Content"の頭文字)
あきらかな誤字・脱字を除き、当時の文章をそのまま「軌跡」として残します。

この日の「編集後記」はこちら。


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