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【調べる】スクエアフット・ガーデン

「先進国の人口の3分の1が、家庭菜園を始めれば、世界のあらゆる問題は解決する」と提言した学者がいるそうです。

例えば、自国の自給率が上昇することで貿易摩擦が減り、人々は家庭で野菜を育てることで野菜中心の健康的な生活が送れます。

特にアメリカやイギリス、韓国などは、その点に着目して都市農業を推進しています。

都市農業を進める上で、難点なのが、作物を育てる畑が家の近くにない点です。

それを解決する為にも、アメリカで取り組んでいる家庭菜園の方法として、「スクエアフット・ガーデン」というのがあります。

省スペースで、作業量も最小限になり、効率的に作物を育てられることが出来ます。およそ30センチ四方の枠を作り、その中に1種類の作物を植えていきます。

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これをすることで、畑や畑の土がなくても、家庭菜園をすることが出来ますし、土を耕すこともしなくて良いのです。

作物の根を十分に張らせる為、ある程度、畑を上げ床にしてやる必要があります。それを、レイズドベット(下記写真)と言います。

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最後にスクエアフット・ガーデンの10カ条をお伝えします。

1. 150mm 以上の深さの小さな揚げ床の園芸箱で 30cm の格子に区分して栽培す る(通常 1 箱に 16 区画できる)。

2. 園芸箱に泥炭ゴケ1/3、ひる石1/3、混合堆肥1/3の園芸用土を入れる。

3. あなたが選んだ作物を、苗の大きさに応じて各区画に集約的に、規定された数だ け植える。(例えば 1 区画にブロッコリー 1 本、 人参16本。)

4. 種の無駄を避けるために、各区画に必要な数だけ播く。

5. 肥料は加えない。養分は栽培材料の中の堆肥だけに頼る。

6. あまり手をかけない園芸を実践する。掘らず、耕さず、土壌の準備、調査、世話を しない。

7.連続的に植え付けることで、たくさん収穫する。


8. 支柱によって、つる性の作物を育てることにより、水平方向の空間を利用する。 

9. 園芸箱の間に広い通路(少なくとも90cm)を残して、作業や移動をしやすくする。 

10. 道具は最小限に。必要なのは移植こて、穴を突いたり苗木をポットから取り出す 鉛筆、収穫用のハサミだけ。 

1980年代に、スクエアフットガーデンはアメリカで発祥し、世界に広まっていきました。

日本ではあまり浸透しておりませんが、仕事をしながら、週末は家庭菜園というライトな方には興味深い方法だと思いました。

今は、アパート住まいですが、年内には一軒家に引っ越しますのでその際には、スクエアフットガーデンにチャレンジしてみたいと思います。

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