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年収190万35歳がお金の話します5 【金どころじゃないんだこっちは】

前回はこちら↓

自立して働き始めたはよかったが鬱になりむちゃ食い障害になっていた私。
原因は稼ぐのが嫌だったから……?というとこまで書きました。

その後実家から一度職場に復帰しますが、相変わらず何かを食べていないと自分が保てない日々にもう無理……となってしまいすぐに退職を申し出ます。

そのおかげで本格的に延々と食べ続ける毎日がスタートしてしまったわけですが、貯金なんてたかが知れてて、かと言って失業給付金を受け取りに行ける精神状態でもなく。とにかく一日中食べていなくてはいけなかったので食費がかかり過ぎて、退職から二か月で金が尽きます。

ちなみに恐ろしいことに。その約2カ月で約20キロ太ったのです。
そんなこと可能なの……?って今でも思うんですけど、まずそれまでの段階で46キロからじわじわ体重は増えていっていて、退職後は一気に70キロオーバーでした。爆速すぎ。
このぐらいのペースで激太りを経験したことがない人がほとんどだと思うので、そこはまた別に書いてみたいです。ストレスでドカ食いしてしまう人や摂食障害の人に届くと願って。

この頃私は初めての孤独感にやられてました。
一人なのにこそこそと食べ物を口に運び、体中痛くても誰にも言えず、もう二度と普通にはなれないんじゃないか。またここから普通に生きるなんて無理だ。と思っていました。
学生の頃もうつ傾向にありましたが、死にたいと感じたのはこれが初めてでした。20歳のことです。

それでもなんとかフリーターになります。うちでバイトしたら?と誘ってもらえたのです。姉から
はい。私には姉が居まして。私が上京するのにあわせて一緒に地元を出て、同じ部屋でお世話になっていたんです。
この頃は姉にお付き合いしている男性がいてその方の部屋に入り浸っていたのであまり交流がなく、どこでなにをしているのかも知りませんでした。
ただ私がSOSを出したんだと思います。多分。
姉は都内の飲食店で働いていて、身内が居るなら大丈夫かもしれないと藁にもすがる気持ちで雇ってもらいました。

案の定私はここから何年も自分のギリギリメンタルと付き合っていくことになるのですが、それにしてもなんでこんなことを書き連ねているか不思議ですよね。お金と何が関係あんの?と感じるかと思います。

私が言いたいのは、

私はお金のことを考えている場合ではなかった。

ということなんです。

自分のコンプレックスや鬱の傾向と戦うことが人生のメインにあったため、お金がどうこうとあまり考える時間を持たなかったのです。
実家の借金は衝撃でしたが、悲劇を彩るアクセント。みたいな捉え方をしてしまったせいで、そこから何かを学ぶということもなかったんです。

すごく惜しくないですか?
せっかく親が借金大王だったんですよ。

家が貧乏だったから自分は貧乏になりたくなくて頑張った。とか。親が金に汚かったから自分はそうならない、としっかり勉強しただとか。
世の中には己の不遇を教訓として自分の糧にできる人がたくさんいらっしゃるわけです。
なのに私ときたらせっかく親が借金まみれだったという最高の教材があったのに、「あ、大丈夫です」と拒否をしたのです。

そんなことよりメンタルをあやすので忙しい。って言ってたわけです。

18歳まで自分が裕福な家庭で育った、と認識していたのもちょっとよくなかったな……と思います。お金に困った経験がないということが、「お金のことは気にしなくていい」という概念を持たせたんでしょう。

その上で、借金が発覚、親はもしかしたらクソ人間なのかも?という話を聞くようになってしまい、余計に「お金のことは考えてはいけない」と感じるようになったんです。

お金のことを考えるのが無意識レベルで嫌で、避けてきたんですね。

だけどもうすぐ35歳なんですよ。
去年あちこち色んなところが痛くなって、私は自分の健康について「ここから何もしなければ何もよくなることはないのだ」とようやく気が付きました。

それってお金もそうだと思うんです。
だから今すごく遅くなったけど、お金と向き合おう。向きあわねば。そう思って、とっ散らかっちゃってるけどお金のことを書いています。

この記事のタイトルになっている年収190万というものが私がお金のことを考えた大きなポイントになっているのですが、それは次に書いていきます。

つづく

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