開業しました

去る3月、京都大学経営管理大学院サービス&ホスピタリティプログラム観光経営科学コースを修了いたしまして、この度開業届を提出してきました。

「宿をやる」と決めた22歳から6年、ようやく準備が整いつつあります。

ホテルでの4年の実務経験とビジネスの理論を学んだ2年を経て、理想はMBA修了に合わせて宿を開業ができればよかったのですが、研究が忙しかったりでなかなかそうもいきませんでした。

  1. 不動産契約をするのに法人があったほうが保証会社の審査が早い

  2. 法人設立後の消費税免税期間を最大限に活用したい

上記二つが今回法人登記に先立って開業届を出した経緯です。
宿をやるための不動産を探すにあたり、先に法人格を取得しておいたほうが良いこと、ただペーパーカンパニーになってしまい不動産が見つからなければ、法人設立後の消費税免税期間を無駄にすることになってしまうこと、これらを加味し、観光・サービス事業者を相手に案件単位で仕事を受けて、その事業売り上げの見込みがある程度たった時点で登記をしようという算段です。

基本的になんでもやるスタンスです。
お仕事あればぜひご連絡ください。

同時に始動したのが京都に住む「人」にフォーカスしたウェブメディア事業ですが、これもいずれ宿の中に入れ込むことを想定しています。

「文化観光の真髄は人のこだわりが形になった生業を通じて熱量を感じられるカルチャーに触れること」という軸で、なんかそそられるパッションを具現化させた"店主"たちをフィーチャーしています。

彼らの熱量が向く先が飲食業なのであればそれは宿のコンシェルジュ機能に、体験を提供する場なのであればツアー商品に、ものづくりなのであればベンダーに、といった具合に、いずれ私が構える宿という「箱」に組み込んでいくつもりです。

ソフト面の商品設計は箱を持つ前からでもできるな、と思ったのが今回のキックオフの背景の一つでもあったりします。

彼らの偏愛に触れる着地型ツアー商品の企画も進めてます。
国内旅行業務取扱管理者の資格も取らないと。

屋号を「丸佐ジ産」としました。
JTCっぽさの中に1ミリの違和感を演出したくてこんな名前です。
消費がモノからコトへ、コトからトキへ、と言われる時代です。
「物産」ではなく、「ジ産」としました。
「全方よしのサービスでコトを、トキを、産む」そんな意味合いを込めています。

でかい野望なので口にするのも恥ずいですが、サービス業界の「未来の老舗」の黎明期と思って邁進していきます。

物件探してます。
仕事受け付けます。
「出資するかはわからんけど話くらい聞いてやるよ」の連絡お待ちしてます。
まだ暗中模索に近いですが、よろしくお願いします。

丸佐ジ産
佐藤大海


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?