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【青森のにぎわい】海外客 神社婚で呼び込む


 青森市の「青い森ひなた美人合同会社」が、青森県内観光と神社婚をセットにした訪日客向け商品を売り込んでいる。新型コロナ規制の緩和を受け、同社の江渡仁隆社長(45)は「観光ウエディングという新たな需要を開拓し、青森の魅力を海外に発信したい」と抱負を語る。
 8日、同県平川市の国指定名勝・盛美園で米在住のアシュリー・トーマスさん(44)と妻晃子さん(41)=東京出身=が婚礼写真の撮影に臨んでいた。結婚15周年を迎えるがこれまで式を挙げておらず、伝統の神前式を体験しようと江渡さんに依頼。近くの猿賀神社で挙式した。
 同社のインスタグラムで盛美園を知り、雰囲気に引かれ撮影場所に選んだという。式前日には青森ねぶた祭を満喫。晃子さんは「外国人は結婚記念日などの節目を大事にしており、日本の伝統文化に関心を持つ人も多い。神社婚のニーズは高いと思う」と話した。
 江渡さんは青森市内のホテルのブライダル部門に勤務後、2019年に独立し、これまでに十数組の海外カップルの挙式や撮影を担当。「十和田湖や奥入瀬渓流など県内には写真映えするスポットが多くある。広く発信して海外客を呼び込みたい」と意気込む。(東奥日報社)

盛美園で婚礼写真を撮影しようと海外客を案内する江渡さん(右)=2023年8月、青森県平川市

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