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#番外編 種子島宇宙センター

お出かけTSC、番外編は、今年の春に旅行として訪問した、種子島宇宙センター(TNSC:Tanegashima Space Center)です!🚀(略称がTSCに似てますね笑)

この記事では、種子島宇宙センターの魅力からアクセス方法まで、詳しくお伝えしていきます。最後までお読みいただければ嬉しいです!
(もう夏なのは内緒です😇)

0.「種子島宇宙センター」とは?

種子島宇宙センター(TNSC)とは、鹿児島県南端の種子島に位置し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運営する宇宙研究開発施設です。

写真は、見学ルートのロケットガレージです。

TNSCは、休館日やロケット打ち上げなどの臨時休業を除き、通年で見学することが可能です。
https://fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima/

TNSCは今から約60年前の昭和41年に、現JAXAの全身である宇宙開発事業団(NASDA)によって設立されて今に至ります。ロケット打ち上げという大規模な事業を成功させるにあたり、TNSCの敷地は非常に広大です。総面積約970万㎡を有するロケット発射場は国内No.1です。それでは、なぜ種子島にロケット打ち上げ場が建設されたのでしょう🤔

もちろん、多くの理由がありますが、以外だと思われるのは、「種子島は、日本の国土において赤道に近く、敷地の東側が開けている」ということでしょう。これには、打ち上げる人工衛星が周回する軌道方向と、地球の自転によるエネルギーが関係します。実は、人工衛星がとる軌道周回方向は、地球を西から東であることが多いです。この場合、打ち上げ場所が赤道に近いほど、極域よりも相対的に自転速度が大きくなります。この速度が大きくなると、「地球がまわるエネルギーを活かして打ち上げをする」ことができます!燃料をたくさん使わなくてもいいということですね!

もっと詳しい説明は、こちらから⏬
https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/303.html

1.いざ、TNSCへ!!

2023年3月4日、東北から遠く離れた種子島の地へ渡りました。今回のアクセスは、鹿児島港から高速船で3時間ほどのものでした。車酔いに弱い筆者ですが、船酔いには襲われませんでした。特に大きく揺れませんが、不安な方は酔いどめをお持ちください!

搭乗した、種子島行の高速船

さて、種子島に上陸しました!さすが、宇宙の島です。ロケットが出迎えてくれました。ロケットには、「おじゃり申せ」という方言がありますね~。見慣れない言葉ですが、「ようこそいらっしゃいませ」というニュアンスがあるそうです。とってもあたたかい言葉ですね😊

出迎えてくれたロケット🚀

降り立ったのは西之表港というところでしたが、TNSCまでは車で1時間ほど。とってものどかな道が続きます。いきなり宇宙センターが現れるので面白い光景です。

筆者は種子島初日をTNSC以外の観光に費やし、3月5日にTNSCへ訪問しました。突然ですが、この日、学生がロケット打ち上げを競うコンテストが開かれていたんです!未来の日本をリードする技術者の卵がごろごろ…
http://jaxa-rocket-contest.jp/

今回は、番外編なのでTSCメンバーと一緒ではなかったのですが、この時期には種子島ロケットコンテストが開催されており、東北大学のロケットサークルの姿も!

2. ひろすぎる…!壮大なTNSCの訪問💨

ついに、訪問の時間がやってきました!

この日は、敷地内を巡ることができるバスツアーと、併設の宇宙科学技術館訪問の2つの大きな魅力がありました。

今回は、これらの訪問のなかで感じた感じた魅力を紹介していきます!!

魅力① -テーマパークより非日常!TNSCバスツアー-

訪れたのは3月5日なのですが、この時期JAXAにとってビッグイベントが水面下で動いていたのを覚えていらっしゃいますか?!そうです、訪れたのは、H3打上の前々日。

厳戒態勢であったのではないかと思いますが、施設内のバスツアーに参加できました!🤩

車内では、ガイドの方が施設や歴史について、この記事より何倍も詳しくわかりやすく教えてくださりました!😎
ごりごりの研究施設かと思いきや、高台からの景色が絶景です!世界一美しいロケット発射場と言われているだけあります...

世界一美しいロケット発射場 TNSC

高台(ロケットの丘展望所)の次は、ロケットガレージへ向かいました🛞

そこには、使われなくなった機体やエンジンが展示されてありました!打ち上げ後に海で回収したフェアリングには、打ち上げを耐え抜いた跡が...ロケットを運ぶ車ドーリーのタイヤも発見!独特な形状をしていますね✨

海で回収したフェアリング
ロケットを運ぶ車ドーリーのタイヤ

魅力② -これは一日中いられる… 宇宙科学技術館-

技術館には、激戦をくぐり抜けたロケットエンジンや、人工衛星、JAXAの歴史など、多くを学べます!! 時間が限られた中で見て回ったのですが、全然時間が足りず… 次は、じっっっくり、回ります😂

アストロコネクトさんの人工衛星かるたでTSCメンバーと遊びまくっていたお陰で、人工衛星の模型が並ぶブースは大興奮でした!!

我らが、はやぶさシリーズ!!

3. TNSCを訪問してみた感想

東北から行くとなると大旅行ですが、行く価値は絶大です!インターネットや本では知っていても、ロケットや打上場のスケール感を間近にするとロケット事業に取り組まれているJAXAの皆さんに頭が上がりません。
筆者は工学系の学生ではないですが、衛星や探査機からの情報を分析する可能性のある理学の学生です。宇宙に関わらず、技術者が支える理学を学ぶことができました。

補足情報ですが、、、
実は、このnoteを投稿している今週末、8/26(土)9時34分57秒に、衛星2基の打上げが予定されています!!
打ち上げられるのは、X線分光撮像衛星XRISM (くりずむ)と小型月着陸実証機 SLIM(すりむ)を載せたH-IIAロケット47号機です🚀

(一般公開されている展望台があるので、今、種子島へ行くチャンスかも…)

https://twitter.com/JAXA_jp/status/1684473701226405888?s=20


ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか!!!

※種子島はTNSCだけの島ではありません。一枚でも気になる写真があれば、ぜひ種子島へ!




4. 最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!今回の記事を読み、少しでも行ってみたいなと思っていただけたら嬉しいです!

私たちTohoku Space Communityでは、「東北を宇宙でワクワクさせる」というミッションを果たすため、様々なことに挑戦しています!

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