競馬連載002

思い出の宝塚記念

 今週より、週末に行われる重賞を対象に、思い出に残るレースをランキング形式で紹介します。
 個人的な馬券の恨み辛みなどが含まれているため、世間一般の思い出とは大きく差違があるかと思われます(笑)。

 第1回は「思い出の宝塚記念」です。



■第5位 2015年 勝ち馬・ラブリーデイ

 勝ち馬の記憶はまったくなし……。とにかくフジテレビ「みんなのKEIBA」中継内における細江純子さんの悲鳴だけが印象に残っています。
 ゴールドシップはこのレースで宝塚記念3連覇に挑みましたが失敗。中央平地GⅠにおいて、同一レース3連覇を達成した馬は未だおらず、壁の厚さを感じさせます。


■第4位 2008年 勝ち馬・エイシンデピュティ

 「生まれた時代が悪かった」でお馴染みのディープ世代・インティライミがもっともGⅠ制覇に近づいたレース。個人的にもガッツリ馬券を買っていたのだが、直線でエイシンデピュティがフラついたこともあり、進路がなくなり3着(11番人気)。エイシン……前年の天皇賞・秋でも降着になったんだから、お願いしますよ。
 それはそうと、インティライミにしてもリーチザクラウンにしても、スペシャルウィーク産駒の牡馬は憎めないヤツが多いです。


■第3位 2006年 勝ち馬・ディープインパクト

 阪神競馬場が改修工事のため京都開催。そこに京都の鬼・ナリタセンチュリーが出走しており、こういう馬をみると「持ってる!」と飛びついてしまう悪いクセが出ました。「1着まである!」と単勝で大勝負も、スーパースター・ディープインパクトに軽くヒネられ撃沈。
 ナリタセンチュリーは10番人気2着なのに馬連1,920円と、ディープ様の人気の高さが伺えます。


■第2位 1994年 勝ち馬・ビワハヤヒデ

 古馬になってからのビワハヤヒデは本当に強かった。どうしてメディアでもほとんど名前が出てこないのか本当に不思議です。
 4歳(現3歳)春の取りこぼし具合と、兄弟対決が実現できなかった点がアレだったとしても、無事ならどんだけ強かったのかと思わせるレベル。
 最近のファンの方にぜひ観てもらいたいレースです。


■第1位 2001年 勝ち馬・メイショウドトウ

 勝ったメイショウドトウも悲願成就で素晴らしかった。しかし、さらに見応えがあったのはテイエムオペラオーを巡るつばぜり合いでした。
 シンボリルドルフ超えのGⅠ8勝がかかるテイエムオペラオーに対して、かつてのルドルフの主戦・岡部幸雄騎手はダイワテキサスを駆り徹底マークを展開。外からフタをして、テイエムの仕掛けを遅らせることに成功しました。
 もちろん、このお陰でメイショウが買ったとまでは言うつもりはありませんが、大きなターニングポイントとなったのは事実でしょう。
 人気馬は常にマークを受ける存在。GⅠを人気で勝つというのは、本当に難しいことなのです。


 いかがでしたでしょうか。
 来週は「思い出のラジオNIKKEI賞」を予定していますが、本レースに思い出などそんなにあるはずもなく、第2回して休載のピンチです。

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