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再生可能エネルギーに新たな手段 〜砂電池〜

夏休みが終わり、今年もいよいよ後半になって参りました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

今年の夏は気温が安定していなかったためか、冷房の点け方が難しかったように思います。
そんなこともあり、電気代や水道代の請求書を見てため息をついている方も多くいるのでは無いでしょうか。

また、世界中で情勢が不安定になりつつある今、電力不足は深刻化しています。

原子力発電や再生可能エネルギーを世界中で駆使している中、再生可能エネルギーの方面で新たな挑戦がフィンランドで始まりました。それが今回紹介する「砂電池」です。

この砂電池は、フィンランドのエネルギー企業・Polar Night Energと、同国西部にあるエネルギー企業・Vatajankoskiが共同で作成しました。大きさは、幅4メートル、高さ7メートルととても大きいです。

この砂電池には断熱タンクが主な発電場所として機能しており、その中には100トンの砂が詰められています。砂の中心部にある熱交換器で加熱することで熱エネルギーを蓄え仕組みになっています。

この熱エネルギーは必要に応じて取り出すことができるので、現地ではこの熱とデータサーバーの熱を周辺地域の暖房システムに供給し、建物の暖房や温水プールなどに役立てています。

この砂電池の驚くべきところは、効率が最大で99%に達し、数カ月間熱を保存出来ることです!

ちなみに、寿命は数十年ももつそうです。

今までの再生可能エネルギーは、効率が9割をこえるものは少なく、課題として挙げられていました。もし今回の取り組みが成功すれば今の電力不足に多く貢献する形になっていくと思います。(中川)





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