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サファリとアルスター

ラミー、Fのアルスター(ヴァイブラントピンク)を三年使っています。同時期にMのサファリ(ブラック)も購入しましたが、私はアルスターを手に取ることのほうが多いです。サファリがとても好きだという人はたくさんいるので、それは私の手との相性でしょうか。

同じような形なので不思議ですが、実際に使うとやはりアルスターのほうが私には書きやすい。しかし、最近になってようやく、もしかするとそれは単に字幅の問題なのではないかと思い当たりました。仮に私がFのサファリとMのアルスターを持っていたとしたら、サファリのほうを好んで使っていたのではないか、と。そこで、検証したいという意図もあり、Mのアルスター(ホワイトシルバー)を新たに買い求めました。

結果として、このMのアルスターは大正解でした。やはり、M同士で比べても、私にはサファリよりアルスターのほうが書きやすかった。しつこいようですが、サファリがとても好きな人はたくさんいるので、それはもう相性としかいえません。 それと、Fのアルスターはとても気に入っているのですが、このMの字幅は実は私には、もっと好物であったようです。新しいほうへの贔屓目もあるやもしれませんが、それもうれしい発見でした。

Lamy AL-star Medium nib / Cartridge / MD Notebook A5

さて、私にはなぜサファリよりもアルスターが使いやすいのかという疑問が残りました。サファリの軸が樹脂であるのに対して、アルスターはアルミです。剛性の高いアルスターが指の押す力にキビキビと反応する一方、サファリのレスポンスはどこかもっさりしてしまうのではないか。そうも考えましたが、グリップ部についてはアルスターも樹脂であり、腑に落ちません。

両手にサファリとアルスターを持ち、見比べていると、大事なことを見落としていたと気づきました。アルスターの軸はサファリよりも一回り太いのですね。きっと私にとっては、アルスターの太さがしっくりきたのだろうなとやっと納得しました。

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