メモを繰っていて、ラミー2000に関する二年前の覚え書きをふと見つけました。曰く、
それから、
二年前とはいえ、自分が書いたものですから、やはり〈ふむふむ、そうだな〉と頷きました。同時に、どこか軽い違和感も覚えました。
これは上に引いた覚え書きにも記してありましたから、含みに差があるにしても、ごくわずかの差なのですが、私は仏壇色の万年筆は嫌いではないし、むしろ好きなのですね。
それから、文筆上の戦略とはいえ、ペンの外観にのみフォーカスし、書き心地に触れようとしない二年前の私にもどかしさも感じました。
さて、このラミー2000の書き心地に関することですが、ニブは小さく、しなりを生じるほどのサイズ的な余裕はありません。硬直的といえますが、紙に接地する際は、あたかもペン先の付近にごく薄いクッションでも挟みこまれているかのように、仄かなやわらかみも感じます。私的な印象です。
たぶん私は、そうした硬直的だけれども、紙に接地する際には仄かなやわらかみも感じられるニブが好きなのだと思います。個人的、主観的な好みですが、あまり軟らかすぎると、速く書こうとしたときについて来てくれない気がします。
ラミー2000は悪い意味ではなくて、〈パッと見、サインペンだよな〉と思っていたので、並べてみましたが、よく見るとそれほど似ていませんね。