みんなで行こう、甲子園
今年で創設100周年になる、日本最古の野球場「阪神甲子園球場」。おそらく知らない人はいないほど有名な野球場だろう。
それでは、みなさんは甲子園に行ったことはあるだろうか。
野球が好きな人以外が、好き好んで訪れることはあまりないかもしれない。
ということで、今日は「甲子園に足を運んでもらうこと」をゴールとして、みなさんにプレゼンをさせていただきたいと思う。
お前を、甲子園へ連れていく。
真夏の昼は避ける
まず、甲子園をめいっぱい楽しめるオススメの時期を教える。
まず真夏の昼間は避けた方がいい。真夏ならではの良さもあるが、屋外球場なのでホントに暑い。
日差しが強すぎる。初心者にはおすすめしない。
夏の高校野球はたいてい8月の終盤に行われるが、個人的にはこんな時期(しかも昼間)に甲子園に来たら死んでしまうと思う。
高校野球の応援で初めて甲子園にやってきて、熱中症で搬送…なんてことになってしまったら可哀想だし、「甲子園は死ぬほど暑い」という悪いイメージがついてしまうのは勿体ない。
ではどうしたらいいのか。
それは4月、5月、そして9月の夜、プロ野球を観戦することである。
高校野球が見たいなら、夏の甲子園より春のセンバツをおすすめする。(これは暑さのみに考慮した意見である。アツさは夏の甲子園が圧勝。)
初めてプロ野球観戦で甲子園に来るのなら、昼に開催されるデーゲームより、夕方から夜にかけて開催されるナイターを観た方がいい。
上の写真は5月中旬のもの。
5月の夜は涼しい。『野球観戦=暑い』という固定観念を取っ払ってくれる。
浜風を浴びながら応援歌にあわせて手拍子。ビール、焼きそば、カレー。言葉で形容しがたいが、1度行ったら忘れられなくなる(勝ち試合なら)。
なかでも私が1番好きな瞬間がある。それは試合中ではない。試合前のスタメン発表の時だ。
このトランペットと太鼓の音。どう?????よくね(100ワニ)????
1度現地へ行けば、この音を聞くだけで涼しく湿った浜風を思い出すようになる。
どの席に座ればいい?
ここまで読んであなたは甲子園に行きたくなったに違いないので、次は座席の紹介に移る。
色が違う場所は全部種類の違う座席だ。
甲子園に限った話ではないが、野球観戦はとにかく席の種類が多い。
その中で私がおすすめするのはここ。
①ライト外野席中〜後段
②一塁アルプス席
③レフト外野席(ライト寄り)
1つずつ解説する。
①ライト外野席中〜後段
右を向いてスコアボードが見えるのがライト側の席。その特徴はなんと言っても「ファンが熱い、応援の声がデカい」ことである。
ライト外野席の前方に、太鼓やラッパを鳴らす公式応援団の方々が鎮座しておられるので、デカい音を聞きつつデカい声で応援できる。
合法的にデカい声を出せるのである。合法的に叫びたくない?wowwow
だが、これを読んだあなたはきっとこう思うことだろう。
「応援歌覚えなアカンやんけ!結局内輪ノリやん!」
そんなことはないんです。
太鼓のリズムに合わせて手拍子するだけでわりと楽しいです。そして試合時間が約3時間なので、終わるころには応援歌もチャンステーマも結構覚えている。
ライト外野席は、とにかく阪神ファンのいい部分を体感出来る。マグロで言ったら大トロ。サウシーで言ったらCメロ。初めて行く人は、ぜひライト外野席中段〜後段に座っていただきたい。
スタバのメニューのように暗唱しよう。
ライト外野席中段〜後段。
ライト外野席中段〜後段。
(ちなみに初心者は前段に座ることはおすすめしないぜ!ちゃんと応援しないとTwitterに晒される可能性があるからだぜ!)
②一塁アルプス席
ライト外野席で観戦を楽しんだ次の日は、一塁アルプス席に行ってみよう。
一塁アルプス席の魅力は、「比較的リーズナブルな価格で、選手たちを近い距離から見られる」こと。
画像を見てもらえば分かるように、一塁アルプスはライト外野席より下に位置している。ちょっと選手側に近いのである。
一塁アルプスより下の黄緑ゾーンはかなり近くから選手を見つめることが出来るが、めっちゃくちゃ料金が高い。なので紫の一塁アルプスはちょうどいい塩梅である。
反対側の三塁アルプス(濃い青)はダメ。試合開始までの日差しがとてつもないから。西日。
これも復唱して覚えよう。
一塁アルプス。
一塁アルプス。
③レフト外野席(ライト寄り)
一塁アルプス席で試合を観戦し、選手にファンサなど貰ったら、最終日はレフト外野席に行ってみよう。
ただ注意してほしいのが、ライト寄りの席を選んで欲しいということだ。なぜかというと、レフトの席は左側に寄れば寄るほど相手チームのファン率が高くなってくるからである。
大した問題じゃないじゃないか。そう思うかもしれない。だがこれは結構死活問題だ。
仮に対巨人戦を見に行ったとしよう。レフトに寄れば寄るほど巨人ファンが増えていく。
そこでは阪神ファンと巨人ファンが入り乱れる地獄が展開される。
これはカトリックとプロテスタントが同じ卓でカニを食べるぐらい無謀で気まずい状態である。
そんな地獄に、ガチの阪神ファンでもない人間を投入したらどうなるか。
生きて帰れない。
六甲山に埋められて死ぬだろう。(嘘です)(実際は阪神の負け試合にならない限り大丈夫です、阪神の負け試合にならない限りね)
総括
今日は、阪神ファンでない人間に向けて「甲子園に行ってもらうこと」をゴールにプレゼンを行ってみた。
話をまとめると、甲子園には「涼しい時期の夜」に、
座席は「ライト外野席中段〜後段、一塁アルプス、レフト外野席ライト寄り」のどれかに座ればよい。
これを守れば、その上阪神が勝てば、良い観戦体験になること間違いなしだ。
それでは、このあたりで私は阪神戦に行ってきます。バイバイ!
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