「自分のイメソンこれ」とかほざいてる人って、
ふと気になったことがあったので、Twitterでつぶやこうとした。
……我ながら、ここで止められたのは偉いと思う。「ほざいてる」の時点で悪口確定ではあるが。
「イメソン」というのはそもそも「イメージソング」の略である。キャラクターの性格や過去などとリンクする歌詞が存在する曲を、そのキャラクターのイメソンと呼ぶ文化である。私もどっぷり浸かったことのある文化だ。
だがふと考えた。
この文化、3次元の人間に当てはめたら、ものすごく暴力性を持ってしまうのではないか?
2次元なら別に全然いいんです。
ただ3次元となると話変わってくる。
その筆頭が、「自分のイメソンこれ」とかほざいてる奴だ。
3次元に生きる人間に対してイメソンを宛てがう行為はかなりよろしくないと思ってしまうのである。
よろしくないというより、いつか取り返しのつかないことになってしまうのではないかと思う。
2次元のキャラクターと違い、3次元に生きる人間は多面体だ。
優しい人格だと思っていた人間が、実は優しくしていたのはお前に対してだけで、他の人にはそうでもなかったりする(←これめっっっちゃ嬉しいよね)ことなんて日常茶飯事。
なのに人を勝手にイメージしてそれに合った歌を決めることは、その人の性格を決めつけることになってしまわないだろうか。
そして「自分のイメソンこれ」とか言ってる人は、そのたった一曲に自分を端的に説明されていることが悔しくないのだろうか。
MBTI
それに関連して、MBTI診断というものがあるが、あれも考えものだと思う。
ある程度の性格の指標にはなるのだろうが、診断結果を過信し「うわあ、君、INFP出てるね」とか「INFJは地雷。ドアスラム」とか言うのはほんとにダメ。法律とかで規制されるべき。
全ての人間の性格がたったの16タイプに分類出来るわけないし、診断する度に結果が変わるぐらいでちょうどいいと思う。
ただ私はMBTI自体を批判する気は全くない。
MBTIの使い方を誤ってはならないという話だ。使う側のリテラシーが問われる。
ちなみに私は7回診断して7回INTJでした。
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