自己破産という選択
追い詰められていたあの日
わたしは自己破産を選んだ
2回目に倒れて救急搬送され、そのまま原因を探るため検査入院していたある日の事
その当時のパートナーが何やら大きな封筒のような郵便物を持ってきた
いわゆる督促状のようなものだった。
以前、住んでいた家から逃げ出したあとに1度
弁護士さんに入ってもらって債務整理をしてもらっていたが仕事を休みがちだったわたしは支払いを滞らせていた
弱っているところに、さらに追い詰められたような気がしてしばらくはどうしていいかわからず、怯えていた
携帯の着信音が聞こえるような気がしていつもビクビクしていた
入院した病院には弁護士さんの無料相談ができる仕組みがあった
病院の相談員さんに相談して日程を調整してもらった
入院と言っても検査の日以外はすることがない
人があまり使わない階段を休憩しながら登ったり降りたりするくらいだ
見つかってこっぴどく看護師さんに怒られたが止めるつもりはない
健康な人は知らないだろうが足腰の筋肉はあっという間に劣える
いざ働こうと思ったら階段登れません
では話にならない
無理をするつもりはないが多少やっておいた方が後が楽だ
看護師さんの怒った顔が見たい方にはオススメだ
とても心配されるからすぐ心折れると思うが
弁護士さんの面談の日取りが決まりその日が来た
回収屋さんのほうからも連絡があり日に日に逃げ場のない部屋にでも追い詰められていく気分だった
弁護士さんとの面談も余計に不安を募らせる内容だった
弁護士さんを入れた債務整理をした後に支払いが滞ると弁護士さんの信用に関わる問題らしくやんわり嫌悪感を表していた。
確かに仕方ないことかも知れない
難しい問題なので検討させていただきたいというのがその時の判断でした。
ケースワーカーさんとの面談もあり仕事するのも難しい状態なのでとりあえずゆっくり治してから考えていきましょうと生活保護の時給が始まる
自己破産
なんか人して終わったような気がする
その時はそう思ってました。
もう長いことないだろうなと勝手に思いこんでいたので例えクソヤローと言われても
払えないし払わない
と自分で宣言しなきゃいけないと思った
死んでしまった後に身内に責任が及ばないように
今はそういう事ないみたいですけどね。
しんどかったし苦しいおもいもしてきたけど
同じような状況にある人へ
どんな状況でもなんとかなる
変わりたいと思える日が来ます
諦めそうになった時に思い出してもらえたら
わたしは嬉しい。
包丁研ぎで圧倒的なサービスをするために丸尾山の天然砥石、青巣板という砥石を買うためにお金を貯めています応援していただけたら心強いです。