人生のリハビリ
生活保護の事をいつしか、私はそう思うようになりました。
とても辛い時間を過ごし、生きるという事を諦めかけていた私に、
豊かで幸せに生きていこうと思わせる時間的な猶予をいただけたのは生活保護のおかげだと思いますしその事にとても感謝しております。
ですがバカな私は長らくクソみたいな生活を送っていました。言葉が悪くて申し訳ないですが聞いた通りのニュアンスの人間でした。
始まりは自分を追い込む儀式のようなものでした。
もしくはただの現実逃避
だったかもしれません。
お金が無ければ働くしかないだろ。
なんという訳のわからない思考回路なのか
ですが当時は本当にそう思って自分を追い込んでいました。
いつしか手元にお金が入ると我慢することができなくなっていました。
私が長らく中毒になっていたのが
パチンコ・スロット
でした。最低でしょう?
私もそう思います
ほんの少し働いた、なけなしの給料と保護費全て使い果たした事もあります。
生活費1万円でひと月暮らした事もありました。
【外に出るきっかけやストレス発散】の為なんて最初は自分に言い訳してた事もありました
やめる事は出来なくても上手く付き合う事はできないかと、決めた金額やこういう時は行かないなど自分のルールやギャンブルとの付き合いかたを工夫した事もありました。
勝てば喜んで負ければ地獄です
ある友人の子供の誕生日でした。別に誰もそんな事望んでないし、たいそうな事する必要もないのですがいつも世話になってたりなんせ周りの人達には感謝しかありません。普段世話になっているぶんそんな時くらい子供に何かしてあげたくて、
でも他にもやらなきゃいけない予定がある
見栄でしょうね、背伸びをしてしまい何かを我慢してできる事をする
等身大の生き方が全然できていなかったのです。
パチンコですっからかんになったその夜
安定剤とウイスキーを1ビン飲み
究極の現実逃避をしようと試みたのです
よく助かったなと今でも思います。
これで心を入れ替え真っ当に生きていればまだよかったのかもしれませんがまだまだ続きます
死ぬくらいなら必死に仕事して死んだらいいやと沢山迷惑かけてたり沢山お世話になっているものを少しでも返したい
そう思えば思うほど空回りして全然うまくいきません
困ってる人に少しでも喜んで欲しくてやっているボランティアも
おれみたいなのがこの場に居ていいのか
といつも逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
これは普段の生活の場でもそうでした。周りはみんないい奴ばかりなのになんで俺だけこんな奴なんだと
負のループでした
そんな私でも見捨てずにいてくれたのが親方と優しい笑顔が溢れていた大阪の浪速区にあったひとしごと館という有償ボランティアの拠点でした。
ひとしごと館は、体調崩しがちだった私を信じてその場に居てもいい雰囲気を作ってくれたり、包丁研ぎの活動を任せてくれたり、私が前に向かって歩き出す道を用意してくれました。
レールに乗せて勢いをつけてハイいってらっしゃいという事ではなく
私のやりたい事、ワクワクする事、私が輝ける場を作ってくれました
私が誰かに感謝される場所
私が楽しくてワクワクする場所
小さな生きがいがうまれました
包丁研ぎが大好きだ!
そんな時です自分の中で生まれ
今、私を動かしているパワーワード
大切な人と豊かで幸せな人生を歩むためならなんでもやる
私は自分の中の必要のないものを縛り、豊かな未来に向けてカチッと歯車が噛み合って回り出したのを確信しました。
長い目でみて勝ち目のない勝負はしない
自分でコントロールできないものには近づかない
パチンコ・スロットは良いものでも悪いものではないと思います
問題は私の中にあって、その問題に向き合い
私を縛る理想像をなんてばかばかしいと認めること
本来の自分の、楽しくてやりたくてしょうがない事をやる
ただそれだけなんだと思います。
包丁研ぎで圧倒的なサービスをするために丸尾山の天然砥石、青巣板という砥石を買うためにお金を貯めています応援していただけたら心強いです。